目的地は 自分。

 

この4月、小学校に入学予定の児の、こんな遊び。

親の運転する乗用車の助手席に座ったとたん、ナビゲーションを操作する。

覗き込んでみたら。

目的地を検索する画面に、もっともよく憶えているであろう、自分の名の3文字(ひらがな)を入力している。

― 君がここに居て、ここに行けって言われてもさ、ナビが困ってしまうよ。

といって、一緒に笑った。

 

けれど、後で考えてみたら、僕の生活なり、人生にしても、それと大して変わらないようなことを、繰り返しているのかも知れない。

ただじっとしていては、、いつまで経ったって、より良き自分に辿り着けるはずもない。

では。