どうしたら自分が自分になりきれるか、

それを知ることが、この世でいちばん大切なこと。

……とは、モンテーニュ(1533~1592年、フランスの哲学者) の言葉。

きのう、職場からの帰り道、後ろから、

― 〇〇さん、良い年を!、と挨拶されたので、振り返って、とっさに

― えぇ、来年こそは。

なかば、口ごもって返したはいいが、

いったい何が来年こそはなんだ、とこころに独り言しながら歩いていた。

安っぽい踏み絵で決して他人を試さず、飾らず、自分を偽らず、自然に自分を表現する。

しかも、8歳の子にも理解できるような平明、簡潔な言葉が、いつも口から出てくれば、なおさら良い。

いつかできることはすべて、今日でもできる ― これもモンテーニュの言葉です。

では。