敢えて,狭き門より入れ (ナショナルチームの今後)

4年後。

W杯本大会の切符は、48枚に増える。

予選リーグは、3チーム毎の16組に分かれてやるらしい。

その場合、各組第1位が、ベスト16。
(註:その後、再検討の話があるとかないとか?)

大会への道はかなり広くなり、本大会の総体的クオリティは確実に下がっていく。

で、安心してしまって、それでいいのか?

否。

敢えて〈狭き門より入る〉発想こそが必要では?

JFAとJリーグが結託することで、トップリーグのチーム 2つ、3つを偏重して強化し、そこを基幹的に用いるようなナショナルチームを形成していく。

今回のアルゼンチン優勝によって、

たとえ代表チームであっても、まるでクラブのような結束と連係に秀でなければ、トップを獲れない事実がはっきりした。

オールスターの集団ながらも、誰もが、自分を殺して〈水を運ぶ者〉に成れるチーム創りが世界基準、ということ。

これ、リーグの上位クラブには手厚い、資金の偏重的な投下を意味しますが、

本気でベスト8を狙うのならば僕は、それくらいのことをやって、Jリーグとナショナルチームとを、同時に強化するような戦略があっていいと思うが、どうだろう?

代表プレイヤーは、結局は海外リーグでやっていなければ、という話は、そういう潮流にただただ流されつつ、特段の手当てをしていないからゆえの発想であって、

今回のメンツにしたところで、

技量のベースは、圧倒的な外国籍多数プレイヤーの中で揉まれることで高まっているとは言え、世界ベスト10にランクインするようなクラブのメンバーはひとりもいないのだから、絶対的な要件でもありはしないのだ。

僕は、環太平洋に位置していることを口実にしてでも、

日本は、アジアサッカー連盟からはもう足を洗って、中南米サッカー連盟に加入させてもらうべき、と前々から主張しています。

では。