果たしてこれを、ラストゲームのレビュウとすべきか?、とも思いましたが、来季へつなぐこと、として記します。
篠つく雨に視界を悪くしながら、北ゴール裏同志のチノと肩を並べて、ゲーム後のセレモニーに立ち合っていて思ったことです。
❶名波監督による、かなり的確な、リーグ戦総括。
終わってみれぼ、勝ち点であと、たったの2つ届かずだったから、やはり〈痛恨の昇格逃がし〉。
逆に言えば、最後まで期待を持たせるほど追い込んだチーム指揮に、僕の評価は相当に高いです。
❷社長による、昇格できなかった根底には、まだまだ〈甘い〉部分が在った、との発言。
クラブ、チームの組織内部的突き詰めについちゃあ、当事者の方々にお任せするしかないんだろうれど、やはり山雅は、強くなければならない、というもの言いには、外してはもらっては困るポイントがありまして。
最高のファンサーヴィスは、勝つこと (by 落合 博満)、の定理には僕も同意する。
けれども、〈強い〉の中身が、山雅が、単なる常勝チームになればそれでいいか?、となると、チト、違うような気がします。
これは、前にも指摘した〈原点回起〉の、原点とはどこか?、をもっと突き詰めないと出て来ない答えのように思う。
セレモニー最中、近くのご婦人が、ビジョンを示せ、とか不平を漏らすのが聞こえて来たんです。
ですが、求めるのは、軽々しいビジョンやスローガンとは、まったく別の、具体的な行動と行為を伴った、もっと奥深いもののはず。
いちばんやってはいけないのが、クラブ経営、事業運営、チーム管理と運営、ゲーム催事運営、そういったもろもろのセグメントをごっちゃにして批評、評価を加えること。
それらをはっきりと区分して語っていかないと、どうどうめぐりな批判が繰り返されるだけでしょう。
僕はどうかといえば、クラブ経営はかなり堅調、チームも、あらたな世代形成へとなんとかシフトしつつある、とそれなりの評価です。
ひとりのファン&サポーターとして、せいぜい、どんなサッカーをやってもらいたいのか、それを中心に注文しつつ、見守りたい、この先も。
では。