前節、1 – 0 でモノにできた、福島ユナイテッド戦。
例えば、ボール保持は結局、ゲームを通して、山雅 35 : 福島 65 。
ゲーム開始15分間こそ、山雅は、ボールを40%ほど握っていたが、残り75分は、すべて30%台に終始した。
かなり攻撃的なサッカーをやってくる相手に対し、カードやファウルは多く侵したけれど、シュートはほぼ同じだけ打てて、なんとか勝利を手にできたのだから、これはこれで評価に値するのではないか?
相手にそのスタイルをやらせながらも、勝ちを拾っていく。
相手のサッカーをまったく封じ込める力量がいまだ身に着くまでに至っていない。
となれば、残り10ゲームは、どうやら、そんなしぶとさを全面に押し出しながら行く、ってのが身の丈の、ある意味、オーセンティックなやり方だと思いますね。
そりゃあ、ゴールが次々に生まれる快感は捨てがたいけれど、歩けない児に走ることを望むようなことをしても仕方がないのであって、ここまで彫り出して来た我がスタイル、戦術、起用法を迷いなく全うする、それでいい。
と言うのは、今節の対戦相手ガイナーレ鳥取は、直近5ゲームを、3勝1分1敗の好戦績で来ている。
その好調を勘定に入れれば、4~5月に6連敗を歩んだチーム、と決めつけることはできない。
つまり、それなりにチームとして方向性を見い出し得た上で、アルウィンに乗り込んでくる、と診ます。
さらにさらに、6連敗の直後の鳥取と対戦した際、我が山雅は、0 – 0 の、あまり褒められないようなゲームをしてしまったわけなんで、よっぽど気を締めてかからないと不覚を喫す、なんてことになりそう。
……、と伏線はこれくらいにしておいて、次回、プレビュウに続きます。
では。