真価を問われるゲーム (鹿児島ユナイテッド戦プレビュウ)

ダーヴィーとか、対いわき、なんてのは、ムダに熱くなってやらずともいい。

ああいうサッカースタイルと対戦する場合は、面白くもない単調さにつき合う我慢が必要だから、醒めたアタマでプレイすることが有効。

他方、今節の相手、鹿児島ユナイテッドは、 どこからでも、なんでもできる、かなり深みのあるサッカーをやってるチーム。

4バックを採用、ダブルボランチはしたたか、サイド攻撃は果敢、2列目とフォワードは強烈、とくれば、バランスのとれた、センターラインがしっかりしているサッカー。

前回対戦の内容をみても、攻守で山雅を上回っていた。

となれば、蟷螂の斧のごとく、弱小な者が自分の立場をかえりみずに強大な相手に向かっていく、そんな熱さと決心を、全面に押し出さないといけない。

こういうチームとの対戦こそ、山雅の真価を問われるのだ。

COVID-19禍をなんとかくぐり抜けた?、のだから、さて、残暑の中、自分たちで積み上げてきたものを信じて戦うのみ。

直近5試合、獲れてもやっと 1点、が続く。

守備陣の安定、それ自体は喜ばしいけれど、山雅は、あくまで攻めるための守備を目指しているはず。

せっかくリーグ筆頭の強敵とやるからには、とにかく複数得点を狙いましょう。

奪って、速く、シュートまでやり抜く、それらの挙動において〈熱く、強く〉。

鹿児島は、サイドのプレイヤーが高い位置まで駆けこんでくるから、それをひっくり返すために、ビッグスイッチなどによって、ピッチを広く使ったサッカーを。

ゆえに、このゲームの注目は、サイドバックと、2列目のプレイヤーの絡み。

さらには、横山 歩夢をサイドへ走らせてから中で勝負する、そんなところでしょうか。

加え、安東 輝が、水戸ホーリーホックで同僚だった相手ボランチ(おそらく) 木村 祐志との対決を優位に進められれば。

DAZNで観戦します。

では。