居残らない者よ。

息子の息子は6歳になる。

彼がしばらく留守にすることになって、その間、育てているアサガオをあづかっている。

朝晩の水やりはともかく、毎日、いくつ開花したのかを記録するように頼まれた。

通っている小学校で、ひとり一鉢が与えられたらしく、夏休みの課題のひとつなんだろう。

アサガオの花は、朝咲くと、その夕べにはしぼむ。

ひとつひとつが、一回こっきり、いち日だけの人生だ。

なので、眼前で咲いている数が、そのまま本日の開花数を意味している。

世の中にこんなにわかりやすいことがあるなんて。

と、やけにありがたく思っている。

一期一会、という言葉を思い出しながら。

では。
(画像は、別のアサガオです)