(時候の憶え、6/17 マルバハギの咲く)
数日前のこと、うちの畑をみた義姉に、
― 馬鈴薯に花がついたよ、と教えられる。
きっと来るともっぱら評判の、世界的な食糧難に備え、今年初めてジャガイモを植え付けてみた、というのは、真っ赤なウソ。
昨日は、ほとんどプロ級な菜園主が、上の畑からからこっちの庭を見下ろすと、
― 今年は優秀じゃん、とのご託宣。
いろいろとそれなりに作ってるね、というお褒めの言葉だろう。
― いやぁ、相方が凝り出しましてね。
けれど、あまり育ちが芳しくないやつもありますよ。
というわけで、僕がやってることは、せいぜいそこの草むしりなんですがね。
馬鈴薯の
花に 啄木思ふ雨
遠き宇国に降るは 砲弾 萬年
では。