岐阜の埃を 恵那で断つ (2022.4 17 岐阜戦レビュウ❶)

敵地で、3 – 1 の勝利。

僕の記憶だと、対岐阜戦勝利は、2017年の春 以来のこと。

あの、グレイの洒落た 2nd が、その後二度と着用されずに、幻のユニフォームとなってお蔵入りする発端となった、哀しいゲーム。

で、いま時点での粗い総括は、こうだ。

……このところ、山雅のやってることは、ほぼ同じ。

つまりは、無骨で緻密な攻撃サッカーなんだが、対戦相手の出方と出来で、勝敗という結果は、その都度、ずいぶんと違う……。

週を追って、対鹿児島(●1 – 2)、対相模原(〇4 – 1)、対宮崎(やっとこさの △1 – 1)、そして、対岐阜(〇3 – 1) 。

これをみて、宮崎戦のふがいなさを、岐阜戦で修正、挽回した、とするのは、なんとも浅薄な理解であって、かつ、サッカーという闘いの本質をとらえていない。

何を、言いたいのか?

要は、山雅から現在発信されている躍動と連携のサッカーには、確かに、心躍るような成長を見い出す。

が、相模原と岐阜が比較的にそれを許してくれて、鹿児島と宮崎は、なかなか思い通りにさせてくれなかった、と考えるべきだろう。

勝てば舞い上がるばかり、そして、負けると、今度は、犯人探しの全否定の繰り返し。

メディアなら、そうやってメシを喰えるかも知れないけれど、寄り添うべきファン&サポーターの姿勢としては、どうなんでしょうかねぇ。

なんでこんなことを言うか? については、レビュウその❸、で触れますが、昨日の長良川スタジアムのビジター席で、思い当たることがあったので。

で、そのアウェイ長良川の感想をば、少々。

スタジアムグルメは、定評を裏切らず、豊富なメニュー群が、まるで、お祭りの縁日のように通りをなして並び立つ。

運営は、テキパキと明るく、信頼感に満ちる。

けれどけれど……、
❶ゲーム前の挨拶やセレモニーは、メインスタンド前で内輪でチョコチョコ、音響も悪いから、一体何やってんのか、何を喋ってるのかが、一向にわからん。

❷アウェイチームの選手、監督紹介はなし。
さらに、アウェイチームの得点時、それに関するアナウンスも一切なし。
ホームチームの得点だけは、けたたましく叫びたてて、リプレイ動画を繰り返す。

はて、岐阜さんて、こんなだったっけ?、と思いました。

ホーム側であっても、ビジターであっても、闘うプレイヤーと、得点の公式発表をするのは、身ゼニを切って観戦している観衆への礼儀では?

スタジアムにおける最重要のコンテンツでは、よほど、アウェイチームを喜ばせたくないんでしょうね、きっと。

そして、極めつけは、長良川河川敷の、臨時駐車場。

そこに5時間ほど停めていたら、舞い上がる砂塵で、エンジンフードやフロントシールドには黄色い砂が溜まり、車内にも、埃の臭いが満つ。

幸いにして、恵那あたりまで来ると、けっこうな降雨が砂を洗い流してくれたんですがね。

そんなでもって、八つ当たりついでに、

岐阜の傲りを、勝ちゲームで裁つ、なんと呟いては、中央道を走りました。

レビュウ❷では、ゲーム内容について、です。

では。