遠くを眺める 夜明け。

凍えて固まった身体を緩めながら、この文を、綴っています。

ついさっき、午前5時48分から 2分間。

ISS(国際宇宙ステイション)が、ご当地の真上を通過していったのを、眺めていた。

いまだほとんど夜空の、北の方向。

雲の中から明るい光が現れると、ぐんぐんと、天頂にある北斗七星付近へと近づく。

そして、ヒシャクの形、取っ手の先のほうを通過。

やがて、夜明けの兆がみえだした、高ボッチの頂のあたりの上、南南東の方角に消えていった……。

ちょうど、隣のご主人が犬を連れて通りかかったので、

―あれがそうです、とお話しすると、

―へぇー、あれが。ありがたいものを観られました。

もちろん、その愛犬には、少々吠えられましたけれどね。

では。