投資話で釣ってみる (ユニフォーム 後日譚)

お昼休み、隣のテーブルのヴァン氏に向かい、

― あのう、かなり有望な投資がありましてね……。

― またまた。今の世に盛んな、詐欺に近いような話なんでしょう?

― いやいや、最近山雅の来季ユニフォームが発表、発売になったんですよ。
これには(写真にはありませんが)、袖に、J3のロゴが入るので、後世、レアものとしてプレミア価格がつくこと、ほぼ間違いなし。

― どれどれ、とヴァン氏は早速、スマフォで公式ページを開いてご覧になると、

― まったく代わり映えしないじゃん、今持っているのとどこが違うのよ。大胆さのカケラもないし……。

― ユニフォームなんてそんなものです。
だいたい、アディダス社が繊細な色調をデザインするはずもなく、これこそ、まさに、イングリッシュテイスト!
アウェイなんか、もっとシンプルでござんすよ。

―  なによ。変哲もなにもないじゃん。

(料理でいうと、調理性がまったく無いって、ことか)

……、とまぁ、元アパレル業界で暮らしていた御方からは、散々な評価なんでありますが、

約2万円弱の投資案件、すこしでも我がクラブの収入増になればと、しばらくは吹聴を続けようか?、と思っている次第。

でも、つくづく見れば、J3ロゴは、まったく創造性に欠けるデザインですな。

なんとかならないものか知らん?

では。