自分を人質にとるな。

職場のヤナちゃんが、
― 今回のサポーターミーティング、けっこうキツイ発言ありましたよ、

と教えてくれた。

会社の経営層は、降格を招いたんだから、引責辞任するのが当たり前だろう、という趣旨を、激烈に語ったんだとか。

次から次へと、トップ昇格を狙う者に事欠かない企業ならば、それも良し。

また、トップ交代が、事態収拾にとって有効であるならば、それもあり。

果たして、そういう一切合財を含んでみてのご意見なんでしょうか?

後先を省いて、とにかく辞めろ、ってのはどうも浅慮、としか言いようがない。

けれど、自分の会社でもない組織に対して、そういう口を叩けるのは、地域を基盤とするサッカークラブの開放度の証拠なのかも知れない。

地域の器のひとつであるから、部外から辞めろ、と我が物顔に言えてしまうような錯覚は必要か。

ワン ソウルの、別の顔として。

ただしだ、勢いあまって、連中が首脳である限りは、自分はサポートしないぞ、ファミリー山雅からは去るぞ、と言い出すとしたら、チョッとね、と思う。

こういうのは、あいつが上司ならば、誰が熱心にやるもんか、といった根性と変わらなくて、みづからをどちら様と思っているのか?、自分を人質に取ったようなところが、滑稽だ。

何に対してかは知らないが、自分が盾(たて) となり得る、と思い込んでいる点で。

では。