そこに在る プレミアリーグを つまみ食ひ

ご当地チームほどには、のめり込むこともないが、

けれども、サッカーのゲームは、どれをとってみても、そこそこに楽しめる。

イングランドの、プレミアリーグ(1部)  第9節。

マンチェスターユナイテッド vs  リヴァプール の好カード(10/24)。

ハイライト映像を観ただけの、熱意のなさではあるけれど、

このゲーム、アウェイの地で、リヴァプールが、5 – 0 と、マンUを粉砕した。

聖地オールドトラフォードで、一方的なスコアを叩き出された、マンUサポーターの悲嘆たるや、軽々に想像も及ばない。
その気持ちだけは、よくわかるんですな、これ……。

スピード豊かな、スペースをダイナミックに使う、迫力ある攻撃。

これだけの達成をみるには、やはり、相当な時間と智恵をかけてきたんだろう。

と思いながら、これほど身体能力を要求されるスタイルでは、南野がレギュラーを獲るのは、かなり難しいことが、痛いほどわかる。

で、ハイライトを2回観返すと、今度は、マンUの守備陣が、失点にまったく歯止めかからぬまま、烏合の衆のようにバタバタしているのが無残。

追走しているばかり、といった印象。

まるで守備に決まり事がないような感じであって、それに比べ、リヴァプールのプレイヤーがすべて倍速で走っているような錯覚さえする。

ま、参考までに、得点シーンを集めたハイライトをご覧ください。

もちろん、こういったサッカーを真似ろ、とかいった単純な話ではないけれど、ピッチを思う存分に使った、わくわくするサッカーには、憧れますな。

見習いたいのは、攻撃になると、4人くらいがなだれ込むようにペナルティキックエリアへ突入していく勤勉さでありましょう。

で、この結果、リヴァプールは 2位に浮上、マンチェスターユナイテッドは、7位に後退。

けれど、ふたつのチームが得たものと失ったもの、それは順位とは比較にならないものであったはず。

その歴史的な因縁からしても……。(ふたつの街は、50kmの距離に在る)

では。