さて来季 回顧趣味で 語る秋

 行けど萩   行けど薄(すすき) の 原広し   漱石
                            (註:阿蘇の外輪山にて9月、詠んだ句。旧制熊本高校の教師時代)

たまたま、岐阜 vs 長野パルセイロ(第24節)を、ハイライトで観る。

結果は、3 – 2 でホームの岐阜に軍配は挙がったんだが、岐阜の初期システムをみると、

ダブルボランチに、本田 拓也、柏木 陽介……。

なんとも豪華で、シーズンここまで来て、やっとこさ辿り着いた配置。

これで、中島 賢星を、シャドウに置けるわけか。

安間監督には、こういった攻撃的な布陣が、よく似あふ。

三ツ田 啓希も、レンタル先で、先発を獲れているから、一安心。

おまけに、チーム内ゴールランキングが、川西 翔太に次いで  第2位(4点)。
先発20ゲームで、出場が、21。
― これ、かなり立派な修行先での稼働、と言える。

本人の努力もあるとは言え、ピッチに送ってくれる岐阜首脳陣には、深く感謝しなければならない。

対戦相手のパルセイロでは、同じくレンタルの、山本 龍平が先発。
先発11を含む、19ゲーム出場だから、耽々と成長を続けている、といったところ。
左サイドバックがほとんどだけれど、センターバックもやっていてプレイの幅を拡げている。

ところでだ、もしも、横浜FCが2部に降格すれば、星キョーワンは呼び戻されそうだし。
なんて考えると、三ツ田は戻して、今度は、大野 佑哉を一度修行に出して……、とか勝手な夢想に浸る僕。

……思えば、たった3年前。

FC岐阜には、セルティックで今をときめく古橋 享梧、風間 宏矢(現 琉球)、そして、田中パウロといったタレントが在籍していて、大木サッカーを体現していた。

山雅は、そのシーズン、1分1敗で、岐阜とはいいゲームができず。
…といったことも、ずいぶん昔のような。

さて、J3リーグは残り4節。

岐阜は、2位宮崎との勝ち点差が、7。

なんとも厳しい状況だけれど、善戦を期待しよう、三ツ田の成長のためにも。

では。