生まじめを 笑え。


註:前橋市街を流れる広瀬川。

生真面目、というか、遊びごころ/洒落のわからない奴、と言ってしまいたい。

2021年都道府県ランキング。

その最下位近くに沈んだ群馬県の、知事なにがしが、順位づけの発信元に対して、〈法的措置を検討〉しているというニュース。

顧問弁護士と、法務的に何ができるかを協議中、ってこと?

その根拠が不明だとして、謝罪して当ランキングを撤回せよ、と裁判に持ち込むことを言ってるんだろうか?

法廷闘争まで持って行くんだったら、その費用は税金でまかなうわけだから、同県民からなんか言われないのか、他人事ながら心配になります。

所詮、相手は、お遊びのノリをマジメにやっているんだから、もっと鷹揚に構えて、むしろ、人気の無さを逆手にとるような発信をやったらいいのに。

法的措置の検討、って発言することが、ランキングを利用した人気とりのひとつと考えているとしたら、ひとつの戦略として感心しますがね。

自分を笑い者にする、ってのはなかなか上級な技法です。

でも、いい加減、カリカリ、ギスギスのタネを多くするようなこと止めましょう。

要は、好感度、といったことへの悪影響が嫌なんでしょうね、きっと。

僕からすれば、上州の人々は、言葉は決してお上品ではないけれど、ふた心のない率直なお方が圧倒的で、うらやましい。
つき合っていて、そのサバサバ、ってやつで救われることが多かった。

ダラダラとへそがないような風景が続く北関東の中にあっては、美しい山々に恵まれ、冬の好天のあの蒼さ、といったらなんとも素晴らしい。

萬年ご幼少の頃。
赤城、榛名、妙義と、群馬県にちなんて命名された戦艦はみな歴史にそれなりの名を刻んでいる。
対し、浅間、信濃はあまり活躍も聞かないなぁ、と羨ましく思うことしきりでありましたし。

他者の低評価を気にしていたら、自分の強みまで失う

(または) 自分の強みを信頼できない者は、他者の評価に敏感になる by 萬年

では。