たとえ上司である としても。

― 鉄拳制裁は大嫌いです。「お前人をそうやって殴るほど偉いのか?」「殴るんだったら教えればいい」、そう思っています。

落合 博満氏の言葉。

秋田工業高時代、先輩による理不尽なしごきに嫌気がさして、入ったとたんに野球部を退部。
けれど、彼ほどのプレイヤーがいなかったたため、大会が近づくとお声がかかって、ゲームでは4番を打った。
そんな感じで、7回入退部を繰り返す。

東洋大の時は、先輩がタバコを取りだしたら、後輩がパッとライターで火をつける、といったならわしに納得できず。怪我もあって、半年で退部、中退。

その一貫した姿勢には、感動を憶えますが、こういう個性は、野球の世界では、きっと異端だったに違いない。

当時ならば、今より、よほど。

その落合氏の、別の言葉。

― ファンサーヴィスとよく言われますが、どこですりゃいいんんだ。私はグランドに来て、野球を見に来た人に「今日は勝ったね」と言ってもらいたい。
それが一番のファンサーヴィスだと。

では。