註: ブラウブリッツ戦レビュウは、3回に分けて掲載の予定
ゲーム後の帰途、立ち寄ったコンビニ。
ブラウブリッツサポーターのご家族と遭遇。
― (勝ち点3だけでなく)花火もプレゼントしちゃいましたね。
秋田の美味しい酒をお土産にして、祝杯をどうぞ。(とくやしそう)
―いやいや、今夜は、たまたま勝てただけですよ。うちは、これからが勝負です。
ファンサポーターの交歓は良きもの。
無念さも喜びも、かようにオブラートに包んでやりあいたい。
左党でない僕は、残念ながら秋田の銘酒は味わえないけれど、秋田駅前のスーパーで購った、ハタハタの干物といぶりがっこで明日の朝食を楽しむんだ、と自分に言って、一路、山形/新潟をめざした次第。
ブラウブリッツ秋田の、2021スローガンは、秋田一体。
また、竜太朗が大きくフューチャーされたマッチデイプログラム表紙には、
AKITA STYLE 【誠実・献身】【躍動】【粘り強さ】【挑戦】、とある。
ゲーム前のアンセムとして、スタジアムには『秋田県民歌』が流れ、
さらに、ゲーム後監督インタビュウは、戦術的な事がらは極力簡略化しておいて、ファンサポーターの支援に報おうとする姿勢を強調する。
要は、この球団は、その存在価値を地域への還元に見い出そうとする理念に徹底していて、地方におけるクラブの生き残りを、地元の民との密着に求めている。
この点は、まったく我がクラブと軌を一にしているわけで、ゲーム云々を超えたところでも、互いに健闘しようではないか。
もちろん、クラブ存在価値の溌剌と拡散とは、仕事で成果を出し続けること、つまりは、上質で熱いゲームの遂行に多く負っている。
〈チームが本来いるべき位置で戦っていること〉が、決め手と言えるだろう。
昨夜の観客は、(アウェイ側330人を含め) 3,700人で、これは、今季2番目の多さだった。(1位は、第13節ジュビロ戦の3,900人)
中断期間の渇望感を満たそうとするファンサポーターの熱気が大きな後押しとなった数字だと思うが、このチャンスに、1 – 4 の惨敗はたしかに痛かろう。
けれど、地域に根差すクラブを目指すには、これも乗り越えるべき試練、と我がチームの足跡を振り返りながら思う。
では、山雅は?
たといアウェイの地にあっても、ホームアウェイを問わずに、観る者すべてを魅了するゲームをやり続けなくては、と感じた夜でありました。
では。