嬉しさも中くらいなり 松本戦 (琉球戦レビュウ)

0 – 4、かぁ。

敗戦時の失点3点超ルールを、懲りずに、昨晩も再現してしまいました。

切ないです。

とにかく、明日のため、今日の敗因をシッカリ受け止める。

ひとつ。
チームとしてのサッカースタイルへの忠実度、というのか、練度というのか、その差が、歴然でした。

個々のテクニックとかセンス、身のこなしは、山雅もかなり秀でているように思えるんですが、
3年間みっちり一途なことを錬成した者と、ここ2年、なかなか腰が据わらなかった者の間に横たわる距離。

これくらいの相手ならば得点できるだろう、という自信からか、ゴールパフォーマンスにそれほど狂喜もなしの琉球。
獲って当たり前のゲーム、という雰囲気。

ふたつめ。
パス交換で相手を動かすことで自分たちのサッカーを遂行する琉球にとって、山雅は、手玉に取りやすい、お客さんには違いない。

〈ちょっかい〉を敢えて繰り出すようなサッカーではないので。
別の言葉で言うと、対策型、あるいは、相手の弱点を衝くことに主眼を置いていない。
要は、嫌われるサッカーをやろうとしていないんです。

新監督も、そういう志向性はあまりなさそうですし、これからどこに自分の強み、つまり、十八番を見い出していくのか?

誰のタレントをどう使うのか、自分がどう使われるのか、そこの理解と表現を追求する、ということでしょう。

いったんピッチに送り出されたら、プレイヤーにこそ主体的に行動してもらいたい。
チャレンジの結果ならば文句も出ない。
ゲームの冒頭と終盤にそれが在ったのは、収穫と考えます。

みっつめ。
ミスによって失点ふたつの起点をプレゼントしたとはいえ、#30山田 真夏斗には可能性を感じました。
さすが高校選抜の、#10を背負うだけのタレント、プレイから発散される雰囲気が落ち着いていて良い。
鋭い縦パスも何回か魅せましたし。
ただ、チームとして、そのパスを活かせないのが現状。

ボランチ出身の指揮官が敢えて使ったからには、注目株なんだから精進あるのみ。

……、弱みにうなだれるあまり、強みさえ見失ってしまうことだけはNGです、特に今は。

では。