ストレスチェック を信じるか?

年に一回、職場で自答式のストレスチェックが行われる。

案内に、趣旨は、社員のメンタルヘルス不調を未然に防ぐため、とあった。

貧富、貴賤におかまいなく、トップアスリートだって罹患する病なんだから、甘くみてはいけない。

ただ、前職に比べれば、現職の心理的な負荷など取るに足りないように思え、たとえ感じるにせよ、その要因はかなりわかり切ったものである僕からすると、自己採点にあまり意義を感じていない。

しかも、こういうテストは、回答者の、テストそのものへの批判的な姿勢を汲み取れないだろうからと、どうも信用できない。

せいぜい、本人に記入させることで、変調に気づかせる、ってことが最大の利点なんだろう。

……といったもろもろで、もっと苛酷な職業生活を送っている家人にこそ断然価値があるはずと、毎年、回答をお願いしてきた。

で、今年もと、頼んだけれど、なぜか拒絶される。

そこをなんとか、と頼み込むと、しぶしぶご記入のご様子。

数日後、用紙を封緘しようとしたら、あれっ、裏面が未記入。

― 表面しか回答してないんだけれど?

― 裏は、職場の上司との関係性を問うているから、あなたがやるべきでしょう、とのご託宣。

うーん。
議論しても疲れるから、仕方なく自分で記入した。

しかし、別の人間による合作回答が、マトモな評価を導くんだろうか?、果たして。

もしもですよ。

あなたのストレス表出はかなり不自然で、かつ、回答姿勢に問題有り、との結果であれば、それこそ、この方式を100%信頼してしまうんですがね。

では。