京都戦の翌日、職場であったヤマガ課長が、
―新聞を読むと絶賛なんだけど、どうだったの?
―はい。勝敗にかかわらず、熱くさせる好ゲームでした。
けれど、ひとつ忘れちゃあいけないのは、対京都戦、強度においては高きものを魅せてくれた山雅だったけれど、ゲーム総体としては、40 : 60 くらいで劣勢だったこと。
サンガとは、5箇月後の 8月14日に再戦するので、その時分には、ホームの圧力も含め、こちらに多くシーソーが傾くようになっていたい。
ただし、山雅としては、多くの才能が新鮮な光をみせたゲームだったことは確か。
萬年視点では、河合 秀人が最大収穫だった。
攻守にアグレッシブに走り続け、常に前進を意識した姿勢は、新たに背番号#8 を担うにふさわしい。
京都橘高から大阪学院大へと進んだ河合。
だから、サンガ戦は、ある意味凱旋ゲームだったわけで、相当なモチベーションがあったはず。
それなりの結果もほしかったんだろうが、あの勢いをもってすれば、チームの初得点に絡む可能性は大きく、アルウインでは、カットインからの右足一閃のゴールを期待したくなります。
J3の鳥取からプロキャリアをスタートし、ここまでステージを上げて来たからには、なんとかトップリーグでやらせてあげたいプレイヤーだ。
京都橘の後輩にあたる、仙頭 啓矢と小屋松 知哉はステップアップして、今は鳥栖に所属。
ならば来季は、アルウインで彼ら後輩と対戦する、そのイメージを強く持って戦おう、河合 秀人よ。
では。