辛い時代よ、もう来るな。

『Hard Times (Come Again No More) 』は、スティーブン フォスター(1826~1864)が、1854年に作った曲。

記事のタイトルは、その題名を訳したもの。

〈hard〉は厳しい、でもいいかも知れぬが、歌詞は、時代に押しつぶされるようにして苦しく生きている人々を描写しているから、辛い、と訳した。

貧困の中で、妻子にも去られ、孤独に死んだフォスター自身の生涯が重なってくる曲だ。

times、と複数形になっているところが深い、ですな。

なんだか、隠れたアメリカ国歌みたいな趣きの歌だけれど、ここでは、メイヴィス ステイプル(1939~)のカヴァーで。

2008年、僕は単身赴任で静岡県に住んでいて、ワンルームのアパートで、メイヴィスが2007年に発表したアルバム『We’ll Never Turn Back』を、よく聴いていたものだ。

このアルバムは、ライ クーダ―がプロデュースしていたから買ったってこともある。
齢を加えて、その声からはなめらかさ自在さが薄れたけれど、信念を歌い込む迫力は、さすがだなぁ、と思った。

で、昨日、山雅の公式ついツイッターを読むと、どうやらチームは静岡県でトレーニングに励んでいるようだ。

京都戦まで松本で備えるかと思いきや、帰松してふたたび県外の地へ。

なんとも厳しく辛い日程ではあるが、今年の山雅は、これりゃ、本気だわ。

では。