終盤戦最大の正念場 (町田戦プレビュウ)

イレギュラーで、かつ忙しい今季ゆえ、7月のことなど、はるかの彼方に葬ってしまったかのよう。

記憶の向こう、リーグ前半戦におけるホーム(7/29)では、0 – 2 で 敗戦。

町田に、セカンドボールのほとんどを拾われたこともあってか、我がチームからは熱情が発散せず、ただ淡々とサッカーをやってる感しかなかった。
(もちろんピッチ上のプレイヤの心情は知りませんよ)

PKを外して先制機をつぶすと、コーナーキックから1失点、DF間の不用意な横パスをさらわれて1失点。

まぁ、魅せ場はほぼなかったかなぁ?

〈寒い冬こそ、我らの餌食〉
となれば、暑い時期にあんなお寒いゲームをやった不名誉を、向寒の今こそ挽回しなければならない山雅だ。

秋以降、手強く、かつ果敢な中盤力を装着した我らであれば、どうやって町田得意の守備を崩すのか、ここが最大テーマでありましょう。

❶ひとつは、中盤において優位を保つこと。
#10 平戸 大貴が、左インサイドハーフに置かれてゲームメイクをする町田の中盤には、強烈な圧力を加えなければならない。

佐藤 和弘をアンカーに据える当方の布陣は、こちらが中盤で数的な優位を得やすくなるだろうし。

町田は、そもそもサイドからのクロスを、得点源とは考えていない。
だからボールを奪取したら両サイドに拡げて、それから、といった手順の攻撃はほとんど無い、と思うべし。

でなくて、もっと直線的に駆け上がってくると、すこしのパス、すくない手数でシュートに持ち込んでくる。
この時、人へのマークが甘くならないように!

❷ふたつめは、すばしこい町田プレイヤに対し、後手を踏むようなディフェンスでファールを与えないこと。

前節の千葉は、センターライン後方からでもプレイスキックをゴール前へ入れてきた。
町田がこれほどでないにせよ、フリーキックからの得点が 34%を超えるチームには、プレイスキックのチャンスをやすやすと与えて良いはずがあるまい。

前節対山口戦の、町田公式ハイライト動画をみると、得点シーン以外はすべてセットプレイのチャンスを採りあげている。
つまり、チームとしてリスタートからの得点力を自負、誇示しているのだ。

これらふたつに手当てをしつつ、、ボールを握ることはそれほど困難でないはずなんで、速く、攻撃的なパスで町田ディフェンス網に穴を開ける、これに集中。

逃げ腰のパスは禁じ手。
それをいつも狙ってますよ、こういうチームは。

〈頭を上げて、上を見よう〉
さて、勝ち点36で並んでいた4チームは前節の結果、千葉と町田が 39へ、松本と琉球が 36 と足踏み。
さらに、大宮が39と、15位争いに巻き込まれてきている。

山雅にとっては、ここが踏ん張りどころ。
たとへ明後日勝利しても、順位にはほとんど影響しない。
けれど、今節を上手く仕留められれば、次節でのチャンスがグンと増大する。

ひょっとしたら、幸運の女神を手中にできる、終盤戦で最大チャンスのような気がします。
今回は、野津田を良い記憶として胸に刻みたいものです、DAZN観戦ですが。

では。