セルジ―ニョの腕に触れたこともないのに、細腕、とはいささか失礼か。
小さな体躯を武器に、その俊敏性と、テクニカルな剛性を活かして、山雅で4シーズン。
ついに、100試合出場を達成したことを、心より嬉しく思い、かつ感謝したい。
以前、ツ〇ヤで家族と一緒に居たセルジ―ニョを見つけた家人、オブリガード!、と挨拶したら気軽に返してくれたとの話を思い出すにつけ、感謝は、主にご家族へ、の気持ちが強い。
特に、ご伴侶が、当地の生活をお気に召したことがイチバン、ではなかろうか。
かつて(そしていまでも)外国人選手不毛の体質、とも言える山雅。
その中で、4年にわたりレギュラーをはり、スキルフルな新風をチームに与えた功績は、相当に大きい。
100試合の出場で、シュート167本、ゴール21で、ゲーム当り得点 0.21。
昨季J1での出場が 15、とそれまでの2年間の半分程度だったことが、トップリーグから陥落した大なる要因のひとつであったことは間違いない(恨んではいませんよ)。
今シーズン、残り順調に出場できれば、11ゴール(2018季)を上回れるものと信じている (現在 7ゴール、なお、2018年ゲーム当り得点 0.33)。
もちろん、数字で表せないチームへの貢献は、ファンサポーターがよくご存じのところであるから、来季も一緒に闘いたいものだけれど、こればかりは当方では決めかねる事案か……。
萬年ができることはせいぜい、記念Tシャツを注文することに限られそうだ。
ここで、出場記録から思い立って、現役山雅プレイヤの〈ランキングトップ12〉を作ってみました(11/11更新のJリーグデータより抽出)。
❶浦田 延尚 258
❷阪野 豊史 218
❸橋内 優也 194 ➡今季で、200ゲーム達成が可能。
❹佐藤 和弘 181
❺乾 大知 180
❻鈴木 雄斗 171
❼藤田 息吹 170
❽前 貴之 159
❾中美 慶哉 157
❿田中 隼磨 141 (J1 ➡ 420)
⓫塚川 孝輝 106
⓬村山 智彦 104
いづれも、ヴェテラン、働き盛りの面々。
これに、彼等を突き上げるであろう若手を巧く融合させながら、既に、来季の構想は動いているんだろうな。
ところで、ホーム千葉戦の現地の光景から、感じたことふたつを特筆しておきます。
いづれも、できる範囲で、できることをやろう、という試み。
①旗も振れず、発声もご法度な観戦を強いられる中、ここへ来て、ゴール裏にゲートフラッグが、かなり目立つようになった。
萬年も負けじとこの流れに乗るひとりであって、家人などは、
―わぁ、太郎ちゃん、二回もこちらに向かって手を振ってくれたわ~、としごくご満悦なのである。
②新たに開発された、3 – 3 – 7を織り交ぜた手拍子、軽快でなかなか良い。
さらに、2 – 2 – 4 版を加えたら、迫力も加わると思いますが、いかが?
では。