仕事について その❷

―どうして、そんなに頑張るんだ?、と訊かれ、イチローはこう答えたらしい。

―僕が、一体いくらもらっていると思っているんです?

自分の価値を高める、という仕事の本質が、気の利いた表現で返されている言葉だ。

この発言がちっとも傲慢に聞こえないのは、ひとつの真実を衝いているからに違いない。

つまり、お金をくれるから働いてやるんだ、というのは大いなる間違い。

でなくて、働いたからこそ、お金がもらえるという原理。

ここのところを勘違いしていて、時間から時間まで働いているばかりで職場における信頼と存在感がいっこうに高まらない人々は多い。

では。

〈コメント〉
☞つーさん より  (8/25 16:22)
一人で生きていける人間はいない。
以前の職場で、いじめにあっている同僚がいた。家族のため簡単に辞めるわけにはいかないから、兎に角我慢すると言い張る。仕事の本質以外で気をつかう職場は多い。私にも突然挨拶を返さなくなった同僚がいる。何度か再生の努力はしたが、相手が変わらないので再生の努力をやめたら却って楽になった。人が一人君との交わりを断ったのだぞ、君はさびしくないのか、そう心の内で投げ掛けた時もあったが今はどうでもと言う感じ。
職場で純粋に仕事に集中している人は見れば解る。自分も見習ってと思うが、どうもなかなか…。
では、また。