傑作が 三つもあれば 大威張り

レオン ラッセル (1942~2016) のことを言っている。

『Superstar』(1969年)
『A Song for You』(1970年)
『This Masquerade』(1972年)

レオンが、半世紀前の当時、立て続けに紡いだ曲がみっつ。

これらは、カーペンターズ(1969~1983) が採りあげたことで、こうまで世に知られる幸運を得た。

他にも多くカヴァーされて来たし、これからも、聴かれ続けるだろう。

この3つの楽曲を創れば、ソングライターとしては十二分な仕事で、大威張りってもんでしょう。

8月12日で 66歳になったパット メセニイ (Pat Metheny、ギター) が、This Masquerade をなんとも元気に演っている。
メンバーそれぞれの持ち味が、なんとも良いね。

ヤマハは、トロンボーンも作っているのか?とか、楽しんでいる。

では。

〈コメント〉
☞つー さん より  (8/21 16:57)
三つの恐怖百まで。
三つの傑作曲から、何故か全く関係のない三つの映画の恐怖シーンが浮かんだ。
ひとつは、1954年公開の「ゴジラ」本田猪四郎監督によるゴジラ映画第一作目だ。黒白映画の効果もあり、そのゴジラは恐怖の象徴として完璧な姿をしていた。
その中に、夜行列車を襲うシーンがある。ゴジラによって宙吊りになった列車から人々が墜落していく、このシーンが異常に脳裏に焼き付いている。
次が1963年、同じく本田猪四郎による「マタンゴ」無人島に漂着した若者が、キノコを食べてキノコ人間になると言う、いたって真面目に作られた映画だ。佐原健二、土屋嘉男、水野久美らの名演技で実に怖い映画に仕上がった。二度見に行ったが二回とも余りの怖さで途中退場したという曰く付きの作品だ。
併映されたのが若大将シリーズだったので、その明るさのギャップでより怖く感じたのかも。
そして、最後が岡本喜八監督による1967年公開、「日本の一番長い日」だ。
その中で、三船敏郎演じる陸軍大臣阿南惟幾が、8月15日、敗戦の責任を取り割腹自殺をするシーンがある。子供の私にとっては余りにもショッキングなシーンであった。
子供の頃好きだった、若大将シリーズ、植木等のサラリーマンもの。2作目以降のゴジラ映画、駅前食堂シリーズ、社長シリーズ等の面白さの裏で、時折脳裏によぎる恐怖の3シーンではありました。
では、また。

☞萬年より  (8/21 19:16)
思うに、〈南海の孤島〉という設定が恐怖のベースにあるんじゃあないでしょうか。
これらの映画が作られる、ほんの20年前には旧日本軍の兵士が飢えをしのいで彷徨った、という因縁も当時は生々しかったのでは?

社長シリーズかぁ。
森繁のアドリプっぽいセリフ、三木のり平演ずる、右顧左眄の中間管理職など、ジョークのなんとも言えぬスピード感が堪りません。
好色な男たちを軽くいなす女優にも恵まれていましたね、当時。
では。