―老いは、顔よりも心に多くの皺を刷り込む。
ミシェル ド モンテーニュ (1533~1592) の言葉。
幼年の頃は、自分から溌剌とした挨拶ができたのが、成人したら、憮然たる顔つきでロクな挨拶もできない人格に凝り固まる。
家庭と学校で築いた徳が、社会で揉まれるうちに崩れ去っていく見本。
―美しい女はじきに飽きてしまうが、善良な女には決して飽きは来ない。
こっちのほうは、素直に賛成できない。
こと女性に関しては、美と善良を対比するのは間違っている。
萬年の経験からすれば、〈美〉にはたいてい善良が伴い、〈醜〉にはおおく険悪が連れ添う。
白雪姫の母(美魔女)はごくごく稀な存在。
シンデレラの姉たちこそ、身の回りに多い。
つい最近も職場で、不愛想と非礼の見事な結合に出逢って、妙に納得、感服してしまった。
思うに、モンテーニュ氏は、美形にとらわれる傾向が強過ぎたに違いない。
では。
〈コメント〉
☞つーさん より (6/26 7:23)
くそ爺いの戯言です。
目は一点に集中して、鋭く見つめる。だが決して陰険な目付きでは
しかし、人を見つめる目はあくまでも優しい。
顔つきは凛として、鼻筋通り眉は見事なシンメトリー、だが決して
時折、寂しそうな表情をするけれど、人と接する時は一転こぼれる
誰にも笑顔を向けて挨拶するがけっして八方美人ではない。
これまで、学校で職場で見てきた本当に美しいと思った女性達であ
では、また。
☞萬年より (6/26 8:29)
さすがです!
美形と感じる最大要素は、顔の対称性(シンメトリー)という研究結果がありまして。
萬年の場合は、下品ゆえに、化粧する女の、鏡を凝視する鋭さにタジタジではあります。では。