
他国を攻撃、その元首を拉致すると、自国に連行して裁判にかける。
それくらいは、
〈世界平和のための警察官〉を自負する某国ならば、やるだろう。
が。
それを横目で見ていて、
その無法行為になんの論評もできずに、
或る高官は、(他国の)民主主義化の促進は我が国の願い、とか、言い出す始末。
なんだよ、こりゃ。
問題の、稚拙なすり替えであり、
みづからと、みづからの民を欺く、ダマシのテクニック(以下だが)ではないか。
これが、力強く、しなやかな外交の中身だとしたら、国民もずいぶんとナメられたものだ。
映画『カサブランカ』には、
ドイツ軍に対し、毅然と対応できない警察本部長(フランス人)が、
主人公(ハンフリー ボガード)に、
― あんたは、ナチにおもねるのか、と糾されると、
― いまは、ドイツ(東だった?) から風が吹いてるんでね、と言い返すシーンがある。
ここまで正直になれ、とは言わないが、
まるで、ジャイアンの横暴にすくむ のび太の心情を、
マスメディアに書かせるのではなく、
為政者みづからが、素直に表明できるようなテクニックを身につけることを、切に願う。
……おおかたの場合、
人は、他者をだますよりは、自分(ら)をだますことにおいて、より巧妙な、エセ論理を弄する。
なにかと理由をつけ言い訳をして、徳性の要求するところと義務から逃げるなど、僕なんかザラですから、
現政権の二枚舌を、責める資格も無き身ですかね?
では。














