このゲームのめっけもの (FC岐阜戦レビュウ❷)

昨日、えんぱーく(塩尻市図書館) の通路で。

〈サイコウ〉のポスターを、ちらとみた小学四年生が、ふと、

― 山雅、負けがたまるばっかりだよ。

と洩らしたので、

― いや、昨日の夜はね、岐阜という街で試合だったけど、3 – 0 で勝ったよ。

携帯の画面で、ゲームのスコアをみせると、納得していた。

プロサッカー球団がこの街にある、というのは、

ブログに執心のオヤジの存在なんかよりも、こういった何気ない会話のことをいうのだ。

……さて。

岐阜戦における〈賜物〉を、みっつあげておきましょう。

❶背番号#1 の、ゴールキーパーの発見。

リーグ戦初先発の、上林 豪

ゴールキーパーは、変更がなかなかできないポジションとみえて、ここへ来て、ようやくチャンスをもらう。

落ち着いた風貌と動作。

セーヴィング、ロングフィードに、鋭さと安定感がある。

おそらく、ムードメーカーとしての資質もありそうだから、

背番号 #1をもらったのが了解される、という、颯爽としたデビュウでした。

❷この解説は、なかなか。

DAZN解説は、元ゴールキーパー 六反 勇治氏。

僕は、DAZNを、(実況や解説が耳に煩わしい事が多いので)

できるだけ音声を絞って視ているが、それでも、聞こえる限りでは、

その落ち着いた語り口、指摘点のマットウさ、に好感が持てた。

実況が、地元岐阜の惨敗感を、なんとか緩和しようと、

(前半、大串の枠内シュート2本が、上林に弾かれたこともあって)

― 岐阜は、(それなりにやれていたが) 決定力(が課題)でしょうか?、と六反氏に向けると、

それを、やんわりと聞き流して、

岐阜にあっては、それ以前のこと、と(内容は忘れたが)言及したようだった。

このゲームでは、岐阜の出来については、

〈決定力〉といった陳腐な言葉を使って議論しても済まされない、そんな発信が、そこにはあったように思う。

❸松村 厳には、アンカーがよく似合う。(センターバックより)

彼が、アンカーを担っていたかは、正直不明ですが、(あるいは大橋だったかも知れない)

その攻撃好きの特性が、

相手からすると、後方から飛び出して来る捕まえ切れなさとして、大いに脅威ではあるまいか?

アレンのゴール、そのお膳立てのヘディングは松村だった。

かつ、大橋が高い位置を獲ることで、パス供給に注力できることにもつながる。

要は。

当夜の、松村、大橋(僕はここを安永と予想したが)、澤﨑による中盤の逆三角は、かなり良い仕事をしており、

そこの出来の差が、岐阜の(中盤の) それとは、かなりの対照をみせた。

では。

順境の日には楽しめ (2026.5.6 FC岐阜戦レビュウ❶)

アウェイ岐阜戦(ナイトゲーム)は、

3 – 0 の勝利。

ゲームの出来も、スコア同様に、素晴らしかったと思う。

現地参戦のファン&サポーターの皆様、お疲れ様でした。
ありがとう。

DAZN画面からだと、

山雅プレイヤーのユニフォームが、汗でしたたるように濡れていたから、けっこう体力的にきつかったかも知れんが、

鍛え上げた技量の個が、

チーム規律としての、ボールおよびボールホルダーへの寄せを、前方向に繰り返すことにおいて手を抜かないことが、

戦うやり方の統一感や、整備を、強く印象づけた。

たとえ。

岐阜さんが、妙に淡泊で、得意の繋ぎに精彩を欠いていたにせよ、

順境の日には楽しめ (旧約聖書伝道の書7章14節)、とひたすら、勝ちを喜ぼう。

この聖句の後には、対句として、

〈逆境の日には考えよ〉 が続くんだけれど、

まぁ、そうなったら、そうなった時のこと。

さて。

ふたつのスターティングメンバー表を、

コインの表裏のように用意しておいて、それを交互に使って、連戦を凌ぐ。

すると。

5連戦最後(5/10)は、どうなるのかは、おおいに楽しみ。

もちろん。

どっちが表で、どっちが裏、なんてのはまったく感じさせないほどに、昨夜は良いゲーム。

だから、

後半から途中投入された、レギュラー陣が、

下手にチームの一体感を水で薄めることがなくて、救われた。

磐田戦は、ある意味、余計なことをしてくれて同点弾をくらったから。

3失点して、岐阜の守備から粘着性が消失したようにみえたので、

最終盤、時間稼ぎに走らなくとも、

4点目を狙ってもよかった、というのは強欲すぎますかね?

では。

Both Sides Now!! (岐阜戦をひかえて)

おいしいはずの ホーム 3連戦。

終わってみれば、

興行的(入場料収入)には好ましかったけれど、

ひとつのゲームも獲れなかった。

内容的には、目一杯やったからこそ、ありがたい宿題をもらえたが、

失点は最少レベルだったけれど、

ともかく、

3試合で、2ゴールの貧相が、なんとも。

閉塞の現状打破のためにも、

いちばんのテコ入れは、この部分でありましょう。

つまりは、方法論の定着です、ひたすら求めるべきは。

さて、アウェイ岐阜戦。

中3日でホームでできる岐阜さんと、 実質中1日の、我らが山雅。

出場停止(#9加藤)を含め、先発メンバーを多く工夫すべきは、こっちでしょうが、

それを逆手に取って、

つまり、ゲームで魅せたいと願う、意欲的なメンツの精力と勢力で臨みましょう。

で。

得点力、についてのポイントはふたつ。

❶両サイドを活性化せよ。

1968年頃のジョニ ミッチェル(米国シンガーソングライター)による楽曲を、わざわざ引っ張り出して来て、

Both Sides Now、ってもんだ。

両方のサイドを使うことで、4バックの岐阜ディフェンスを、両端から崩せれば。

右は、村越と小田。左は、佐相と澤﨑。

この組み合わせを熱く望むが、連戦の疲労度などを考えれば、チト無理か。

右は、佐相。

左は、小川のサイドバックとして、

そこと絡むアウトサイドハーフは、果たして誰なのか?

すぐに出て来ないところが、辛いですな。

松岡、(松村をボランチにおくことで)、安永とか面白いと思うが、

体調的に、これもむづかしい?

とにかく。

サイドの制圧は、

そのまま、相手のクロス阻止につながる点で見逃せない。

❷相手の態勢が整う前に。

岐阜は、攻撃が好きなチーム。

陣形を、だいぶ高い位置に置く。

ゆえに、どこからボールを持ち込むにせよ、

その基底ラインの後方のスペースに、速く、侵入すること、これが肝心。

逆に。

相手の攻撃に、時間的な余裕を与えると、パスによる翻弄、クロス投入が待っているので、

多少バタバタしてもいいから、こっちが、先に先に、仕掛けましょう。

では。

新緑の中の 美学。(対ヴァンフォーレ戦)

あれだけ プレスしまくられ、

あれほどに ロングスロウやコーナーキックを浴び続け、

たとえ、シュートを、十数本撃たれても、

結局は、

シュート3本 (枠内 1本) 、

先制したら、卑屈さも感じさせずに守りに徹すると、

ウノゼロ(1 – 0) で勝ち切ってしまう……。

しかも、その流儀を、嬉々と受け入れるファン&サポーター。

これだと。

2部リーグでは、おそらくは、中位以下の戦績しか獲れなくとも、

これは、もう、

サッカースタイルにおける、ひとつの美学でありましょう。

プレビュウで指摘したとおりの、手強さ、したたかさ、器用さの表出そのものの。

したがって。

きのうのアルウインの主役は、白いはくばくの彼らであって、

新緑をまとった我等は、ミゴトなサッカー(ベンチマーク)実践の、

引き立て役に過ぎなかった。

だから。

決して悪い出来でもなかった山雅だったが、いまひとつ、パッとしない印象だったのは、

脇役であったからの地味であり、主役を喰うことができなかった、と諦めたほうがいい。

だから、ヴァンフォーレのようなサッカーに敗れたとしても、

あれは、レアなケースと考えて、あまり深刻視したくないのが、ホンネです。

……さて。

サッと左サイドを深くえぐられると、そこから二手間で、あっさりと失点。

 

我がチームの課題は、このところ思いつくまま言い散らかしていて、すこし食傷気味。

あれこれと繰り返しませんが、ひとつだけ。

個の技量を目一杯要求するサッカーをやっている山雅だから、

自然と、プレイヤーと、その持ち味(=強み) が強調されていて、

ありがたいことに、僕らは、共闘しやすい。

ただし、そのぶん、

プレイにおける逡巡、決心のなさ、発想の貧困も、シーンごとにわかってしまう。

小田 逸希が敢闘賞であったのは、至極当然ですが、

その影の部分、

逆サイドで、なかなか侵入ができずに攻撃が組み立たらない事情も、浮き彫りになる。

― ハーフタイムで(後半から) あそこは、カードを切ったほうがいい、と、隣で観戦する息子には洩らしていたんですが、

そんなことが痛感されたゲームであった、としておきましょうか。

では。

良質な試金石ヴァンフォーレ (プレビュウに代えて)

ヴァンフォーレの、

特別リーグ戦におけるスタッツを、ちょいとみてみた。

4得点した福島戦をのぞくと、勝利は、2 – 1、1 – 0 の僅差スコアがめだつ。

つまり、大勝も少ないが、大崩れもしない中、勝ちをモノにしている、できるチーム。

手強さでいうと、いわきFCも、そうだろうけれど、

甲府には、それプラス、

渋とさ、手強さ、したたかさ、ついでに、器用さがある。

なんだかんだで、ゲームを拾っていくチームは、我が山雅にとっては、

闘うについて、恰好の〈試金石〉と言えるのでは?

ここまでの得点16は、たまたま、山雅の失点と同じ。

で、甲府の失点は、9 で、リーグ最少レベル。

ボール奪取と、タックル数は、山雅と 1、2位を争う

ただし。

これを、単に守備的なサッカー、と診るのは一面的であって、

おそらく、

攻撃には、機会を逃さない鋭さを有す、と思われる。

前回対戦でも、オフサイド臭い裏抜け一本で、ゲームを持っていかれた。

一瞬の虚を衝かれた、ってやつです。

山雅については、

大勝ちがあるから、得点は、ゲーム平均 2.0 をすこし下回り、まぁまぁ上位。

ただし。

他方、失点は、ゲーム締めの脆さ、不徹底、粗さがたたって、

ゲーム平均で、1.0 を切れず、これは本望では、決してないはず。

この数字を、是非、ゲーム数以下、つまり、試合あたり、1失点以内に持っていきたいだろう。

ゆえに。

ヴァンフォーレ戦は、互いにいかなるターンオーヴァーがなされたとしても、

複数得点、無失点で勝ち抜くベンチマークとするにもって来いなのだ。

しかも、しかも、ヴァンフォーレはここまで、

セットプレイ直接、または、セットプレイからの失点が皆無。

ここを崩すことだって、ひとつの貴重な目標になるはず。

では。