勝ちに来たコンサドーレ (札幌戦★印象レビュウ)

1 –  2 の負け。

一度は追いつくものの、数分後に失点、は残念でした。

あのPKは、相手がもらいにきた程度なものでしたから、こういうのは滅入る。

事故みたいな失点ふたつ、ってのは藤枝戦を思い出させた。

しかし、戦績の流れとしては、

(PK戦は、あくまでドローなんで) これで7試合ぶりの敗戦というところに、

新生山雅の、歩みのしたたかさ、を感じます。

しかも、(失点しつつも) このところ、無得点ゲームがとぎれない。

が、今節は、〈無失点で、かつ、複数得点〉のベンチマークからは、少々遠かった。

そのサッカースタイルを変えてまでして、勝ちにこだわってきた札幌。
ホームでもあり、よほど、勝ちたかったんでしょう。

それと、なんら見劣りすることなく闘えていた山雅でしたが、

たとえば。

加藤や小田のところに身体的にタメなディフェンダーを充ててくるとか、

ロングフィードで、頭越しにカウンター気味にボールを配球してくるとか、

先制したら、割り切って、カウンター一筋で守備を固めるとか
(その場合は、ボール保持がこっちに傾く)、

そんな状況と相手を、どう打破するのか、

26/27本リーグになれば、今回のコンサドーレよりかもっと

対戦相手のなりふり構わぬ姿勢があからさまでしょうから、けっこうな課題ですよね。

58分。

新鮮なフォワードを2枚入れ、3トップにして、

ダブルボランチ(深澤、澤﨑)へと変更したことにより、

これが、アレンの同点弾に実ったのですから、機敏な良き采配だったと思います。

得点をするプレイヤーが、このように増えていくのは、素晴らしい。

また。

小川の、左サイドバックとは、

あらたな保険を見つけましたね、指揮官。

では。

一蹴入魂あるのみ (札幌戦プレビュウ❷)

……といっても、精神論ではありません。

要は、山雅は。

いま取り組むサッカーを、ひたすら実行せよ、ということ。

だんだんデータがたまってくると、

我がチームは、ロングカウンターにリーグ随一の特長を持つチームとなった。

たとえば、前期札幌戦における藤枝のゴール。

ちなみに、2022季は、ロングカウンター重視でも、横山 歩夢の俊足をアテにしていた。

いまは、カウンターにかける枚数が多く、それだけに迫力が出ている。

また。

長短のカウンターを狙うから、大宮戦でも、手数少なく、ゴールを決めた。

カウンターの旨味は、相手の守備が整うまえに、こっちの攻撃をやってしまうことにあるので、シンプルさは不可欠。

他方、札幌。

ボール高保持をベースに、パスで相手の守備を崩したい。

攻撃の時は、(どんな攻撃であろうと) ボールを持っているのだし、

自分らがボールを持っていれば、それだけこっちのペースでゲームを進められる。

たしかに、地力に絶望的な隔たりがあれば、それは〈真〉だろうし、

プレイヤーからすれば、ボールを握れる = 高い技量の発揮、の納得感があるのだろうか。(素人の僕にはわかりませんが)

ただし。

決定的な技量差がなければ、相手の出方、自陣への籠り方にもよって、

ボール保持が、必ずしも優位性のあかしにならないのが、現実にみる世界。

今回は、

ボールを持つことにおいて、まったく毛色の違う両者が対戦するから、

(札幌 ☞ リーグ第5位、山雅 ☞ リーグ最下位)

見方によっては、

攻守の様相が、かなりピッタリと篏合してしまうのではないか。

つまり、攻守の立場が、わかりやすいゲーム。

ありがたくも、この状況は、山雅にとってフラストレーションが少ない。

ましてや、次のデータが重要でありまして、

フィールドプレイヤーについては、

【札幌】 ゲーム出場 10回 が 3人、出場 9回 が 2人。

【山雅】 ゲーム出場 10回 は 8人、出場 9回 が 9人。

これが、チームの台所事情なのかどうか不明なるも、

すくなくとも、コンサドーレ指揮官は、

今次リーグでは、より多くのタレントを試したい意思をお持ちの様子。

かように、

山雅とは、相当にへだたった起用思想であり、土俵への上がり方が違う。

でも、でも。

たとえ、相手がどうやって来ようとも、

魂込めて、前後にボールを追いかけ、ゴールを陥れることに専心、ですかね。

今回は、DAZNから、共闘します。

では。

なんという幸運。(札幌戦プレビュウ❶)

あらためて、ゲーム日程をながめると、

我らが山雅は、

黄金連休のあたりで、ホームで 3連戦、なんですね。

これこそは、

昨季終盤のジプシー暮しによる入場料収入減を、ここで挽回させてやろうとの、

Jリーグの尊い思し召しに違いない。

深く感謝し、喜んでおりますが、

こうなったら、いよいよ、

ファン&サポーターは、〈一万弱〉の汚名を返上しなければなりませんな。

……さて。

ホーム3連戦の直前となる、アウェイ札幌戦。

札ドでもなく、ミスドでもなく、会場は、厚別区の陸上競技場……とか。

この地が、コンサドーレ界隈の人々にとって、どういう意味合いがあるのかを、萬年、これっぽっちも承知していませんが、

ドームの持つ、無機質で人工的な空間よりも、

初夏に近い、北の大地を感じながらプレイし、観戦できるのは、これも一興。

 

……前節の対甲府戦、

コンサドーレは、、相手よりシュートも多く放って、ゲームを、押し気味におこなっていた。

ただ、結果は、逆転されての敗戦。

ここらへんは、ヴァンフォーレ先輩の、いぶし銀の渋とさでありまして、

内容には執着せず、

とにかく、勝ちを獲り、それを至上として喜ぶ、これこそが、甲斐人気質。(☜ 次回対戦のヒントです)

新監督を迎えてのサッカーも、だいぶんとサマになってきた札幌さんなんでしょうが、

シュートをたんと浴びせつつ、ゲームを獲れなかったのは、

どこかに、〈坊ちゃん〉風な容貌を持つ、ということか。(それ自体は、べつにチームの瑕疵ではない)

ま、山雅がつけいるとすれば、そのへんでありましょう。

執拗果敢に前線から押し込んでいく我等と、

パスを多用し、ボールを持つこと=攻撃に迫力を増す、という信念の札幌。

そういった対抗の構図にあっては、なおさら。

では。

異変がひとつ。

 

大工町寺町米町仏町老母買ふ町あらずやつばめよ

軒燕古書売りし日は海へ行く      

(ともに、寺山 修司)

 

四月も、そろそろ下旬だというのに、

隣家のつばめは、いまだに、姿を見せない。

車庫の軒下に残された巣はみっつ、空のまま、補修された跡もなく……。

  

  つばめ来ぬ 家の息子の  三周忌      萬年

では。

試されて明暗 (大宮戦レビュウ❸おしまい)

チノ氏によれば、

いわき戦後(だったか?)のインタビュウでの、

監督の、レギュラー陣以外の選手層が薄い(=使えるカードの不足) 発言。

あれは、本人たちへの奮起を促すためもあるが、

むしろ、暗に、強化部門へ(人材獲得の)注文をつけたんじゃあないか?

 

新加入組のおおくが、着実に存在感を示している一方で、

タレントの発揮に、かなりもの足りなさを感じるプレイヤーが在るのは、事実。

村越、安永が、プレイの精度、プレイスタイルを貪欲に追求しつつ、レギュラーに食い込んでいるのと対照的に。

その状況下、

この日の〈明〉は、ずばり 樋口 大輝だった。

僕は、前に、右サイド(小田 逸稀)の片肺飛行と、酷な表現をしたけれど、

左サイドからのクロス(by 樋口)に、安永がダイビングヘッドでゴール!!!

サイドバックとしての面目を、ひとつ、ほどこすことになった樋口。

あれは、ボールを送ってくれた澤﨑にも感謝すべきで、ようやく突破口が開いた感だ。

先発として使ってもらえているのだから、いよいよ、これからが勝負。

高麗からのロングフィードが、自分のアタマを意図するぐらいなアピールをもすべきだと思う。

で、〈暗〉のほう。

ゲーム終盤、ボールが、左タッチラインに転がった際、それを最後まで追わない田中 想来に対し、

横で観ていた家人は、ひどく不満を表明。

たしかに、ああいうのは、悪い心象を与えてしまう。

このゲーム、田中に与えられた時間は、5分。

そこで存在感を示すのは、なかなかに至難とは思うが、それでも、なんとかしなきゃあ。

ベンチで加藤らのプレスをみているのならば、

単にボールホルダーに寄せるだけでなくて、奪ったボールでゴールを狙うまでのヴィジョンをもつべき。

むしろ、一辺倒にボールに寄せず、相手を牽制することをも工夫すべきだろう。

奪おうとして、ファールをもらったあのプレイを続けることです。

さらには。

15分前にピッチに投入された、藤枝 康佑とコミュニケートして、ふたりの距離感をもってして、ボールホルダーを追い込むこと。

さすがに、チームに疲れが出たか、最後15分間は、山雅は自陣に追い込まれて、

その時間帯のシュートは、0本。

けれども、田中には、それでも、シュートにいたる仕事をしてもらいたい。

宮田村の星は、なんとしても、輝かねば……。

では。