あっけらかんの完敗 (2026.6.6 プレイオフ奈良戦レビュウ❶)

0 – 2 の完封負け

いやいや、あっけらんどころか。

チームは、連動性なく、もがきながら

今季いちばんの、徒手空拳っぽいゲームを、強いられていました。

山雅がおかしたファール 16個 (奈良は 8個)、もらったイエローが 3枚。

それが、ゲームを握れなかったなによりの証拠。

そんな不出来は、隣で観戦しているご婦人にも了解されて、

このゲームで推せるプレイヤーは、残念ながら、山雅の側にはなく、

奈良の、#17 田村 翔太の、

ゴールを陥れようとする、熱心と強欲が溢れたプレイぶりを、

― 彼、これで、リーグ 15点よね、と高く称賛していらっしゃる。

たしかに。

こうなったら。

かつて浅川を呼んだように、

このリーグ得点王を、熱く誘ったらどうだろうか、山雅。(いや、冗談でなく、フォワード陣の手当ては必須ゆえに)

……無理にこじつけるとしたら、

中途半端なリーグの性格が飽きられ、

かつ、奈良クラブの知名度の低さもあっての、6,000人を下回る観客であったと思いますが、

それとまるで整合するように、

山雅のチーム創り込みも、ひとつの踊り場で一段落したかの風情。

ま、それだけ、本リーグまでの 1か月のパワーアップに期待するのみですけど。

しかし。

あれだけ素晴らしく仕上がった奈良クラブが、アルウィンで目撃されなかったことは、けっこう大きな損失だった、と思いますよ。

あぁ。

これほどの好チームと、来年までに、2回は戦わなければならないといった、しんどさと、お楽しみ。

大分さんを、それこそ笑っていられない敗戦。

では。

梅雨入りしたので。

 さつき雨 田毎(たごと)の闇と なりにけり       蕪村

庭では、紫陽花も立葵も、まだ花をつけないけれど、

僕の感覚では、

一昨日か、昨日、ここらは梅雨入りしたに違いない。

だから、今日のアルウィンにはレインウエアを持っていこうか、どうしよう。

でも、こんな季節だからこそ。

It Never Rains in Southern California〉(1972年発表) を聴こう。

カリフォルニア州の南部、ロサンジェルスあたりへは行ったことがないが、

はたして、雨は少ないのかね。

アルバート ハモンドがヒットさせたこの曲の歌詞は、

ハリウッドで成功するために、ボーイングのジャンボ747でカリフォルニア州にやって来た役者。

が、彼、なかなか芽が出ず、捨て鉢な気分を歌う。

南カリフォルニアは雨が降らない、なんてウソだろう、って。

カリフォルニアの明るさとは大違いで、かなり暗い気持ちなわけです。

いやはや。

では。

奈良は 辺境であるか? (順位決定ラウンド2回戦)

まさか。

たった 1,300年前は、この国の中央政府が置かれていた場所なのだぞ。

という冗談は抜きにしても、

直近 2ゲームで、

富山を 5 – 1、大分を(逆転で) 4 – 3 で、それぞれ葬り去った〈事件〉が、

僕のところまで、かまびすしく聞こえてこないのは、あんまりではないか。

それもこれも、特別リーグの、

性格の中途半端さ、チームによって落差があり過ぎる仕上がり、それがための煮え切らない戦績のゆえだろう、きっと。

特に、大分戦は、前半で 0 – 3 までにされたのを、延長までやっての逆転勝利。

負けた大分にしてみれば、クラブ史上、稀な大汚点であろうし、

しかも、奈良は、リーグ得点王が、そのゴールで逆転の狼煙をあげたのだ。

が、逆転劇の現地目撃者が、2,000人とは、なんと、もったいないことか。

……さて、いよいよ。

気鋭の新監督率いる、ハツラツとした奈良クラブを、

今後 7週間は、梅雨の眠りにつくホームアルウィンに迎えてのリーグ最終戦。

いまや、うっすらと、26/27リーグへの胎動がうかがい知れつつあるので、

ゲーム戦略、戦法を、どうこう言うつもりもありませんけれど、

― 福島戦の 3点目の起点となった、小田さんへのロングフィード、あれには痺れました、と申し上げたら、

いや、あのくらいは当然、との小川 大貴兄も現役引退とは。

ますます勝利するしかないゲームと、その後のセレモニーなどなど。

しかも。

しばらくはお会いしない、北ゴール裏の方々とのご挨拶もあれば、

それなりに、体力と気持ちを引き締めての参戦をいたします。

追記☞ 当ゲームのチケットを、シーパス価格で入手できるご配慮に感謝。

では。

〈いつか〉という日は やってこないが。

その日は、いつか、かならずやってくる。

ボールを蹴り出してから、30年。

ユースからトップ昇格すると、それからプロとして、18年。

ここまで、Jリーグ通算、431ゲームの出場。

山雅との出会いは、2012年の開幕戦、

味スタで、J初参戦の相手として対戦した時、と記憶する。

高橋 祥平、山雅のために戦ってくれてありがとう。

プレイヤーとしてのサッカー人生、お疲れさまでした。

これで、奈良戦が、ますます勝利マストのゲームになりました。

では。

ゲーム評価における〈眼〉の曇り (山形戦レビュウ❸おしまい)

これ、前々から指摘してますが

リーグ至上主義の〈うろこ〉が〈眼〉から落っこちないことで、

チームや、ゲームの評価が、異状に振幅する、というお話。

技量の高いサッカーに揉まれる生活からすれば、

上位リーグのチームと、下位リーグのチームが対戦したら、

10回やって、8回くらいは上位が勝つのがフツーで、

それが、ひとつ飛びの差なら、

10回やって1度あるかないかの世界、というのが、おおざっぱな相場だろう。

ゆえに、近年乱発しすぎではある、〈ジャイアントキリング〉に価値がある。

だが、特別リーグを通過してみたら、

練達の強度、チーム(戦術)の熟成度、さらには、喰ってやろうとする強欲、もろもろからだろうが、

3部チームの勝率が、2割を超える感触があった。(厳密な計算はしていない)

……ここまでは前置き。

 

たとえば、山形戦を例にとれば、

モンテディオの敗戦が、山形と山雅の、両者のサッカーの出来、というリアルな尺度で測られるよりも、

やれ、3部の格下に負けるとはけしからん、から入るような、

ひどく感傷に偏った議論がぬぐえないのではあるまいか。(t特に負けた側に)

端的には、

足が遅いからディフェンダーの裏取りを狙ってた、と、

1部と3部のプレイヤーどちらに言われるかで、カチンと来る度合に天地の差があるらしい。

こういう印象が積み重なると、

3部では、身体の強さを強調したサッカーがベスト、みたいなことになるけれども、

一流のサッカーにするには、フィジカルとアジリティ(敏捷性)を身にまとうのが、世界基準だと思いますがね。

……で、次が、いかにも重要。

ここ3か月をかけて学んだことのひとつは、

❶上位リーグに居続けること、

❷その上位リーグに駆け上ることは、まったく別の事案である、という事実。

あきらかに、注力と覚悟すべきレヴェルが、❶<❷で、❷は、限りなく高いハードル。

つまり。

8月からのリーグ戦では、勝ち負けをイーヴン、などと言ってはいられないのだ。

では。