無駄なく、あそびなく前へ (沼津戦レビュウ❶)

 

……昨夕、息子家族と夕食を共にした際、山雅談義へと進み、その中で、彼から多々(考え方を)学び、それが当記事に色濃いことをお断りします。

二日ががりで、DAZNでフルタイムを観終わった。

アルウィンでは、強い南風ばかりが気になっていたためか、見落としたことがずいぶんあって驚く。

詳細が不明なのが、現場というもの。

準備した戦法がハマって、2度ゴールネットを揺らしたこと、

沼津の切り札(だったんだろうか?) 3人の外国人が、結果として、イエローカードをもらっただけに終り、
たとえば、昨季は、突進力がめだった 相手#11も精彩を欠いていたこと。

中山氏退任のニュースのあとでは、どうしてもアスルクラロのギクシャクと悲壮感が移入されてしまっていけませんわ。

……冗長な枕はそのくらいにして、

さて、勝因は。

❶洒落たプレイ、とりあえずの(ある意味逃げの)パス、最下底からのビルドアップ、そういうものを一切捨てて、ただただ、直情的に、前進を試みたこと。

❷ルーズ、イーヴンなボールへの寄せにおいて、
(観返すと) 山雅の側が、速さと執拗さで、沼津プレイヤーに優ったこと。

息子の指摘ですが、

36分、クロスのこぼれ(撥ね返り)を安永が入手、それをペナルティエリア内の林にパス。
林はそれをおさめ、素早くターンしてシュートを撃つ。
この際、林にやすやすとシュートにまで持ち込ませた沼津ディフェンスの動きは、緩慢な守備の見本だと。(結果、ディフェンダーに当ってコーナーキック)

ファール数は、山雅はふだんよりかなり多く、沼津は平常運転だったので、我らの戦士のがんばりが、より際立ちます。

❸(3 – 4 – 2 – 1と紹介されたが)、実働的には、

3 – 4 – 3 あるいは、5 – 2 – 3 の可変式を貫いた。

シャドウのふたりが、ワントップ林と並ぶ格好。

いわば、サイドへ張り出すようになって、前線からチェイシングし、相手サイドバック、時として、センターバックと対峙。

この仕事があったので、こっちのサイドバック山本と樋口の負担が減ったはず。

僕としては、ようやく滝を、それも左アウトサイドハーフとして観られたので我が意を得たりですが、

村越 凱光の敢闘賞は、ほぼMVPに匹敵する価値あり、と言えましょう。
ボールと、ゴールに向かう姿勢において。

強欲に、とにかく前へ、が戦い方として定着するには、

チーム内に、明確な方法論として、攻撃のビジョンが共有されなくちゃあね。
☞今後、注視するべきポイントです。

では。

疑心暗鬼を棚上げして (2025.9.13 沼津戦 その第一声)

2 – 0 の勝利。

それも。

前後半ともに、(山雅が活発にやる)フレッシュな時間帯での、1得点づつ。

さらに。

両方とも、あらかじめデザインしてあった、

つまりは、プランニングして狙ってたロングフィードの落としからの、

颯爽としたシュートが美しい。

しかも、無失点で切り抜けた、とは。

……いや、待て。

ちょこまかと、俊敏、流暢に動きはすれど、

結局は足元か、あるいは、誰もいない処にボールがr飛んでいく、

一本筋の通らない、というのか、芯の見えない沼津が相手だったからこそ、

こっちは、思い通りにできたのでは?

眼前にしているのは、

前節、栃木シティとやって、4点獲ってる、その同じチームなのかね?

 

疑う心は、ナイトゲームの暗闇に、居もしない鬼を捜してしまうのか,、

と、みづからの習性を恥じながら、

不足があろうことが当たり前の、若きチームだからこそ、

いまは、その不足を棚上げにしてでも、

山雅の〈勝利〉を称賛しなくっちゃ。

では。

ドリプラへ急げ (エスパルス ファン&サポーター 様)

いまだ、暑さ厳しき駿河の国なんでしょうか。

オレンジにはなかなか慣れ親しめずに、申し訳ないんですが、

犬飼や、滝君らをお貸しいただいたり(滝はその後完全移籍) の、

御恩は決して忘れない。

それもあって、既にご承知かも知れませんが、

今回、某筋より入手の、(おそらくは)とっておき情報をアップいたします。

対戦でもなけりゃ、

このブログには、ご訪問もありますまいが、それでも、ダメもとで。

……エスパルスドリームプラザ、2025秋のお菓子パンフェアに、

今回、井上百貨店(松本市) が初の出店。

9月15日(月祝)~ 17日(水)に、牛乳パン各種と、

藤むら れぇずんくっきい (シャインマスカット)を、それぞれ200個と100個の限定で販売。

…… れぇずんくっきいは、レギュラーがお奨めの萬年ですけれど、

またとない機会ゆえ、謹んでお知らせします。

惜しくも、

諸般のご都合で、ドリプラ蹴来がかなわざる方々も、いらっしゃるでしょうが。

では。

昇降格のチームづくり。

よっぽど財政磐石なクラブでない限りは、

昇降格は、常にまとわりつく事態、なのかも知れぬ。

決意表明(意識論、危機感)など持ち出したところで意味をなさないのは、

山雅ファン&サポーターであるなら先刻ご承知のはずだが、いまだ精神論にすがる軟弱さが横行する。

よせやい。プレイヤーは、修行僧ではないのです。

好不調を、いかにやり繰って、

明日の地平を拓くのが、複数カテゴリイ制に参戦するスポーツクラブの宿命だ。

山雅について。

出場プレイヤーの平均年齢の変遷(2012~2025途中)を表したのが、下のグラフ。

そもそも、

山雅の現在地である〈若さ〉(とその裏付けのクラブ財政) をわかっていないファン&サポーターは案外多い。

経営のことなどは、どうだっていいのだろう、きっと。

そういうのに限って、財政措置に関する無知ゆえに、チーム編成に高額必須の無体な注文ばかりつける。

この変遷をみると、今が決して元の木阿弥でもなくて、

いろんな経験ができた過去 13年と思えば、それでよろしいのだが、

2019季、トップリーグ突入時、平均年齢29 のチーム継続の4年目で、かなりの疲労が来ていたチーム。

ここで、指揮官の交代をはじめとし、サッカーを刷新できなかったこと。

(シーズン途中の不可解な前田 大然放出は、正気の沙汰ではなかったが)

そのツケを払う格好で、2020季、2部に舞い戻ったシーズン.。

この季は、昇降格が凍結されたのだから、バタバタ監督すげかえも不要だった。(これは当時も指摘)

……僕が、過去のチーム強化と編成について文句つけるなら、そのふたつくらいか。

より上位リーグで、実戦で揉まれなければ達しえない技量の壁の歴然はともかく、

山雅特有の不幸は、そこに加えて

界隈にはびこる守旧的/懐古的な、身勝手なあるべき山雅像が、正当な評価をゆがめること。

ここ4年かかって移行してきた

年齢26歳程度(ルーキーや大卒後2~3年)の、それなりの練度をまとったチーム。

なにせ、大卒ルーキーが、守功で堂々ボランチをこなすのだ。

それゆえの先制されると勝てないひ弱さにはウンザリもするが、

だからこそ、かなりな伸び代を残す、と(無理にでも)想定すれば、

1年後が、それこそ楽しみな山雅なのだが、

そのまえに、このシーズンのリーグ戦績次第では

今季依存性の高い、ジュビロラインは残るかも知れないけれど、

いまや現実味がいや増すところの、

不可避で激烈なスクラップ&ビルドが、この季の終わりに待っている?

ま、覚悟しておきましょうや

2026年前半は、リーグ縦断的な特別大会で揉まれる幸せがやってくるし。

以上、すべては、白昼夢……。

では。

思うようにやってくれ(沼津戦プレビュウ)

そういえば、

息子は、開幕戦アウェイの愛鷹に向かう高速上でクルマが故障、ゲームは観られず、愛車をは廃すことになったんだっけ。

……と湿った書き出し。

このところ、我ながら、チームに注文をつけ過ぎたので、

今節については、もう、あまり言うべきこともなし、くどくなるしね。

当たって砕けちゃあ、行ったきりの特攻精神だから、そんなのは、もちろんやめてもらって、

出場停止による#10の不在を、

涼しい顔して帳消し、いや、それ以上の価値をつけて魅せる、そんなのが良いね。

では。