神州ダービーに サヨナラ。

以前のお約束は、それを果たさないといけません。

ここへ来て、長野さんが、公式サイトのニュースでそれを宣するまでして、

その呼び名を変更した、という件。 

ダービーマッチとは、ひとくくりにできる近隣を本拠とするチーム同士の対戦を、母国イングランドを真似て呼ぶもの。

ゆえに、両者が同一呼称のもと、仲良く喧嘩して盛り上げるのがフツー。

息子曰く、

― あちらは、松本山雅の存在を、対立軸として擬さないと、自己アイデンティティ(同一性) を主張できないのよ。

ま、これは、パルセイロの中の人に直接聴いてみないとなんとも言えないけれど、
従来どおりでもかまわないのに変更するからには、やはり、理由があるに違いない。

で、(北信出身のひとり)萬年が、それを推定してみると……、

2022年  13,244
2023年  12,458
2024年  11,965
2025年  10,677
2026特別  9,792

上記は、長野の、対山雅戦ホームゲームの入場者数の推移。
(ただし、ホーム/アウェイのチケット販売比率は不明)

これをみると、年を追うごとの、減少傾向がハッキリと出ている。

長野からすれば、山雅戦の入場者は、ホーム平均入場数を、おそらく、500人近く押し上げる効果があり、

かつ、このゲームチケットは、割高であるから、収入的に見逃すことができないはず。

つまり、年々、集客が下落するゲームにおいて、

ここいらでひとつ、世の耳目を集めるような話題つくりを行おう。

これが、経営的な視点からすれば、

名称変更までおこなう、ほとんど唯一の、マトモな動機ではあるまいか。

次に。

この新名称が、成立してしまう事情とは。

一見、信濃の、今日的な行政単位から採ると、〈長野県ダービー〉とすべきを、一文字欠落して、簡潔化したようにみえる。

が、実は、違っていて、本拠地である街(タウン)の名を訴求したいようだ。

これがすんなり決まる裏付けとは、長野市が、右を向けというと、他の市町村が右を向く、北信地域の事情(権力構造)なんですね。

もともとが、

― おっしゃん、おれとこのサッカークラブのホームタウンになるじゃんかい?

といったノリで、北信の全エリアが、ホームタウンと認定されたけれど、

他市町村の真情とは、反対すると角もたつしなぁ、という右顧左眄的態度と、

基本、サッカーに関心の薄い、どうでもいいや、という事なかれ主義だろう。

山雅には、そういった発想が皆無であろうし、

万が一、我がクラブが、同じことをやるとなれば、

中信(松本平)以外に在住の人々が、松本ダービーで一本化するはずもなかろう。

……まぁ、萬年のような、最も近距離のアウェイぐらいの意識しか持たない者に、記事をひとつ書かせるのだから、

パルセイロの仕掛けは、無意味でもない、と言えようか。

では。

無念という果実 (2026.10.14ルヴァン杯1st3回戦広島戦レビュウ)

〈善戦〉で 終わる我らの 現在地     

〈善戦〉と 書き立てられて 敗退す      by 萬年亭ルカ。

もともとが、

勝利、というサイコロの目は、そうは出ないだろう、と思って観戦しているから、翻弄されまくって、まったく歯も立たなけりゃあ別として、

そこそこにやれたんだから善戦、つまり、けっこう良い出来だった、となる。

これが、実力どっこいどっこいのところとの対戦ならば、そう簡単にゆるしてくれるものか。

結局。

敗退したのはこっちだったわけで、

その無念さが、チームと周囲に、どれだけ深くあるのか?の問い。

ルヴァン3回戦の価値のひとつは、それでしょう。

で、その善戦も、条件つきであったことをわすれるな。

❶広島には、山雅対策が皆無で、ひたすら、自分の保持型サッカーをした。
こちらにしたところで、

スタメン発表で、あれま?、前田 直輝って、いま広島なんだと思うくらいだから、向こうからしたら、もっと情報など取らないはず。

❷事情は知らぬが、メンツを相当に落としてアルウィンに蹴来した。
それも、かなり、と思われる。

対し、山雅のターンオーヴァー方式は、
前節薩摩戦の登録メンバー20人を、ほとんどそのまま踏襲し、その中で、先発とサブを入れ替える。
新たなメンツは、小林(GK)と、特別指定の、吉澤(FW)、渡辺(WB)の 3人。

この10月、連戦の凌ぎ方ですな。

❸広島は、個々の技量が高いだけに、連携が洗練され、整理されているので、

その分、簡単に交わされもするが、ボールの獲り処がハッキリしていた。

つまり、守備に際して、迷いと、ムダな動きが減じる。

❹20分で先制したから、その後は、ゲームにおける疲弊を極小化すべく戦った広島。
スタッツだけみると、山雅が圧倒しているが、そんなのはお構いなしに。

……以上。

ワクワクするサッカーで魅せて、何度もゴールシーンを演出し、ファン&サポーターをにぎわした山雅(ありがとう!!) ではあったけれど、

この先、攻守をかなりレベルアップしなければ、

粗削りで、粗暴、しかも、美しさもない対策型サッカーが多い3部リーグでは、あの躍動感が、そのまま活かせるとも思いません。

が、しかし。

この敗退の無念と、スタメン獲りの焦燥、それを糧にするのが、我らの行く道。

では。

薩摩から,ルヴァン(対広島),そして長野へ。

リーグ順位におけるトップランナーは、敬意を払われてしかるべき。

ただ、3部ということもあって、
対戦して、チームと個のどうにもかなわない感は、鹿児島サッカーにはなかった。
(☞ 広島にはきっと、その風格があるに違いない。ないと困る)

手数をかけない(=パス数最小限の)、サイドからの前方蹴り出しと、
シンプルなパス&ゴーを繰り返し、ツートップに収めると、そこからゴールを狙うサッカー。

パスを出したプレイヤーは、横方向へ進む。
パスを受けたプレイヤー(ボールホルダー)には、すると相手が喰いつくので、
今度は、横にスライドした選手へボールが渡されて、相手の守備をかわす。

実に単純。
だが、山雅のディフェンスは、けっこうはぐらかされ、置いていかれた。

これに対し、
山雅流ロングフィードと、特に、右サイドのスペースを活かすサッカーで対抗した我がチーム。

思うに、そこには登録メンツの選択を含めて、眼前の鹿児島のもっと向こうに、違う相手を想定していた。

❶サンフレッチェ広島
広島とやるに際し、どの程度、鹿児島戦からメンバーをシフトするかの検証。

金子光汰のアンカー起用は、力安の負傷離脱もあるけれど、広島戦における川上航立起用が濃厚のため。
さらに、全体的に、普段よりも交代時間が遅かったのは、鹿児島戦ベンチメンバーのかなりを、こんどは、先発で起用したいのか。

リアルにみて、ルヴァン杯の勝利確率は、甘くみて、15%

10回やって、1度勝てるかどうかの相手。

だけれど、その1度が、さっそく、明晩に来るかも知れない。

そう、それだけ可能性があるならば、やってやろう。

トップリーグのチームが、はるばるアルウィンに蹴来してくれる幸福を逃がす手はないし、
我が方で、名乗りを挙げるプレイヤーを観たいし。

❷として、対長野の検証の件、これは別の記事にて。

では。

おいしい10月 その❸(兼 2026.10.11鹿児島戦レビュウ)

昨日の午前中、僕は、

家族の皆と、サツマイモ(薩摩!!芋)の刈り(狩り)入れを楽しんでいたから、

当然、鹿児島戦における勝利の栄誉を、分かち合う資格はあるに違いない……とは、つまらん冗談。

その後、木陰のランチでは、

〈長野ダービー〉命名について激論を交わしていたのでしたが、それについては別の日に。

さて、

ペナルティキックでもぎ獲ったゴールを守り切って、

1 – 0 の勝ち。

久しぶり(6箇月ぶり)の、リーグ戦アルプス一万尺だったわけだ。

どんな勝利でも、勝ちは勝ち、おおいに楽しまねばなりません。

……〈拙攻〉、すなわち、

拙い攻撃の形容詞がついてしまう現在の山雅にとっては、この勝ち方、

実に、身の丈に見合うのだから、まことに、正直で、ウソがない。

ハイライトに上がっている53分の攻撃にしたって、佐相の入れたグラウンダークロスと、その先にいる田中ソラの位置取り(と思わく)が、離反しているところは、拙攻のシンボリックな光景であって、

クリアボールを、後方から突っ込んでシュートを撃った松村の動きがあったから救われているけれど、

あのシーンでは、

インサイドハーフが、佐相を外から追い越していくとか、クロス精度を上げるとか、さらなる工夫を望みますね。

鹿児島サッカーは、それが面白いかどうかは別にしても、

規律(やるべき決め事)に、個々のプレイヤーが、実に、忠実、勤勉なことが印象に残る。

#9フォワードの動きや、途中投入されたファンマの仕事ぶり、がそれ。

こういう部分は、山雅として見習う点がある、と思いました。

その意味で、前線で身体をはって、ファールを獲る仕事にも精を出した田口は、大いに称賛されるべきでありましょう。

ゲームの流れを変える力になってましたから。

では。

10月はおいしいので,その❷(兼 鹿児島戦プレビュウ)

天候も定まったから、秋の収穫(趣味程度) にいそしまねばならず、

すると。

明日の、13:00キックオフにはとても間に合わないので、リアルタイムでDAZN観戦を決め込んでおります。

さて。

明日のゲームテーマは、

彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず。(かれをしりおのれをしればひゃくせんしてあやうからず)、がよろしいかと。

今から2,500年前、シナの兵法家 孫武が、その著『孫子』に遺した言葉。

相手と自分の力量を理解したうえで戦えば、そうそう危険な事態に陥ることはないが、その論旨。
必ず勝利する、とも言っていないところが、実に、深い言いまわし。
孫武は、戦わずして勝つことも、兵法のひとつとしているくらいなので。

……前置きは、このくらいにして。

思い切り単純化してしまえば、

彼、すなわち鹿児島サッカーは、データやスタッツを診る限り、これはもう、

カウンター戦法以外のなにものでもない。
ここまで、ボール保持率(平均)は、41%そこそこが、それを示す。

どこかで、ボール奪取したら、長短かまわずに、反転攻撃を仕掛ける。

対し。

己、すなわち山雅流は、高い位置からのカウンターを主体にしつつ、ロングボールを織り交ぜながら、ボールを獲って、ゴールを狙う。
ゆえに、どちらかといえば、相手が持つ状況から始めるのが、居心地良い。

で、両者に共通するのは、サイドからの攻撃に、強みを有すること。
クロス数(ゲーム平均)で、山雅はリーグ2位、鹿児島は、同8位。

こう見てくると、お互いが、

どのポイントで、ボール奪取するのか?、セカンドボールを入手するのか?の、せめぎ合いで、まづは、優位に立つことが求められる。

鳥取戦では、ゲーム冒頭20分までは調子が出なかった山雅だったが、それでも、そこから挽回して、まぁまぁ攻撃的な前半であったから、

鹿児島戦では、ボールの落ち着かない冒頭をいち早く脱却して、自分の時間に持っていきましょう。

❶クロスの山を築いてもいいから、どれかでゴールを獲ること。
高野の離脱を埋める人材と手法とが、あからさまになれば、と願う。

❷セットプレイでは、攻めでは工夫、守りでは、ラインコントロール。

❸ルヴァン広島戦で出場不可のアレンは、目一杯躍動しようか。

では。