鮮烈なサッカーを求む (ジュビロ磐田戦プレビュウ)

さて、磐田戦。

2戦連続で、監督が交代したばかりのチームとやるのだ。

こちらは、ヘッドコーチの内部昇格なので、

そのサッカーに、コペルニクス的な転回はないだろうなぁ、と推断する。

育ちが良くて、テクニックは、相当に有するチーム。

けれど、かつての迫力にはかなり遠く、

胸のみっつの☆、あれって、なんだったっけ?

申し訳ありません、

特段の魅力を感じない、というのが、外部からみた今季の印象。

(もちろん、ピアノから、発動機、産業ロボットまであつかうYAMAHAさんは凄いのだ)

そして、おそらくは。

我がチームに対しては、ほとんど〈対処的〉サッカーは、採らないだろう。

すくなくとも、札幌や長野がやったほどには。

やるとしたら、

日程が詰まっているゆえの、ターンオーヴァーか。

ルヴァン杯ほどに割り切る、とも思えないが。

といっても、誰が出て来たところで、

どの程度のターンオーヴァーなのかも全然と判らないのが、正直なところ。

……他方。

山雅のやり方は、ほぼ不動だろうけれど、

ひょっとしたら、若干のメンツは入れ替えるやも知れん。

春の宵に、新鮮なトーンにはなろう。

いちばんの希みは、

容貌のハッキリした、勤勉と強烈さが際立つサッカー ならば、OK。

磐田が、山雅標的の、スカしたような空中ボール多用式で来なければ、

〈方法論的な〉対処は差し置き、

こっちの時間帯でゴールを決め切る〈技術論〉は追求しましょう。

では、ペンライも忘れずに、アルウィンで。

やはり魅せられたい (長野戦レビュウ❷おしまい)

 

無条件に好きだから、というのはあるが、

磨き上げた技量が、連携することでゴールをたんと生み出したり、窮地を身体をはってクリアする。

そんな光景を、山雅のサッカーにみて、感嘆したい。

ゲーム後。

歩いて大芝生に戻ると、たまたま、

北ゴール裏で知りあった、小学生(男児)とその母上に出遭う。

― お疲れ様でした。でも、ああいったサッカーに負けると、キツイねぇ……。

要は、僕自身のフラストレーションを表明したに過ぎないのだが、

水曜日のジュビロ戦に話題をうつしたら、

ナイトゲーム(18時キックオフ)であることをはじめて知ったようだ。

パルセイロが、アルウィンで観たサッカーを、今後も訴求していくのか、

はたまた。

あれは、どうみても分の悪い相手とやる時のオプショナルなのかは、他人事なのでわからんが、

ともかく、このゲームで

なんとはなく意識外に送っている、

3部リーグ戦(8月から来夏まで) の、切実さに引き戻された。

それが、今節の最大価値だった、と思うけれども、

山雅に関する、復古主義論者諸氏ならば、

新監督によって導入されつつある、新生パルセイロ路線をきっと称揚するに違いない。

あれこそが、10数年前の山雅に近しいスタイルです。

僕としては、いま山雅がやろうとしている流儀からは遠い、と診ますがね。

それにしても、宮部の怪我こそが心配……。

では。

ためしてガッテン (長野戦レビュウ❶)

0 – 1 の敗戦。

昨季の、ホーム対長野戦よりも、

ちょうど4,000人増の、13,000人超な舞台装置アルウィン。

おかげで、リーグ通算の平均は、10,000人を超えた、その中で、

あまりすがすがしい負け方ではなかったように思う。

〈整理されていたパルセイロの手法〉

山雅の強烈なハイプレスを無効化し、かつ、自分の最終ラインで守備をしないための、徹底したロングボールの多用。

パスを3本以上続けることを禁じ、山雅の中盤(ボランチ)の頭越しに、それも、サイドを活かして前進するやり方。

特に、長野がミゴトだったのは、先制点を守り切りたいからこそ、決して自陣にひきこもらなかったこと。

ラフな捨て球を承知で、ボールを前方に蹴り出し、山雅の基底ラインに向かってプレッシングを敢行した。

なるほど、その手なのか……。

小林監督からすると、試して合点、だったわけだ。

……これだって、〈組織的な守備〉であって、

洗練されていない頃の、FC大阪のサッカーが想起された。

となると。

これが、対山雅向けにデザインした長野式サッカーなのかどうかは不明ですが、

8月以降のレギュラーシーズンでは、大いに、起こり得るゲーム様相に違いない。

〈熱い、粗い、荒い〉山雅。

宮部 大己の負傷交代がかなり影を落としていたと思うけれど、

プレーがそこここで、雑に、つまり、粗くなった。

(サイドチェンジにおける)パスのずれ、

(主に守備陣による) 単なるキックミスの連続、

攻め急ぎるためか、淡泊に撃ってしまうシュートや、クロス投入、などなど。

こういうところに、個の資質と技量に頼るサッカーの、悪しき部分が顔を出してしまう。

先制されるものの、残り30分もあるのだから

後半になって、存在感を回復した澤﨑らの巧さがあって、

しかも、ボール保持そのものは、容易であったのだから、

バタバタと相手のサッカーにつき合ったり、合わせることをせずに

自分たちの攻撃リズムとペースをしっかり取り戻せばいいのに。

へんに熱く気負っていた(熱い、荒い)、とは思いたくないが、

結果として、イエローカード 3枚、はいただけない。

相手のセットプレイによって、せっかくのこっちの時間帯が、途切れてしまう。

初期布陣から、ツーボランチ(3トップ)、さらには、4バックへと工夫は凝らしたんですが、

急いてばかりで、意識あわせ、呼吸あわせに希薄だったのでは?

……26/27シーズンの、我がチームの課題が先見できた、ということにしておきましょう。

では。

ふたつの場合に適応せよ (長野戦プレビュウ❷)

山雅のやり方は、

相手がどう来ようと、基本、それほど変わらないと思う。

ひとつは。

❶前から陣形的に連動しながら、強烈にプレッシングすることで、

高い位置でボールを奪ったら、そのままゴールをめざす。

または、サイドへ展開し、そこを経て、ゴールマウス中央で勝負。

❷ロングボールで、あるいはセットプレイから、

こっちの最後衛に刺しこまれた場合は、ボールを入手したら、

すかさず、ロングカウンターの態勢に入って、できるかぎり枚数をかけて、ゴールを陥れる。

これらは、互いに、いったり来たりして、攻守が交代する場合。

もうひとつは。

(おおくは相手が先制して) 守備隊形をしっかり固め、あわよくばカウンターで追加点を狙う場合。

または、本来のリーグ戦で、相手が弱者として向かってくる時。

これは、もう、前節の札幌戦の 60分以降にやったことの連携と精度を上げて、

相手ゴールに向かうしかない。

札幌戦は、けっこう見応えのある保持型サッカーだった。
(保持せざるを得なかったので)

特に、深澤と、澤﨑のたちまわりが効いていた、と思う。

要は、インサイドハーフのところで、ボールをさばいて、ラストパスを出し、フォワードに撃たせることについて。

相手の出方、ゲーム展開で、このふたつを上手く運用しよう。

あとは。

アクチュアルプレイングタイムを短くしようとも、セットプレイに入念な工夫を凝らすこと。

おそらく、山雅の攻撃における最大テーマは、

相手の守備(態勢)が整うまえに、攻撃をやり切ってしまう、これです。

では、プレイヤーの招くアルウィンで。

まづは敵を知る (長野戦プレビュウ❶)

最近のパルセイロはどうだい?

で。

対いわき戦(4/19)と、対ジュビロ戦(4/12) を、チラ見した。

いわき戦は、1点先行された後の前半に、GKがレッドで退場となって、10人で闘うはめに。
それからスコアは動かずに、ゲームセット。

ただし、これは、

いわきが、数的な優位を衝いたサッカーをやらず(おそらくはできない)に、

かつ、そのシュート精度がかなり悪かったことが、おおく起因する。

(なので、いわき戦は参考にならず)

次に、磐田戦。

こっちは、最終的に、1 – 1 のドローだった。

前半、磐田が先制するまでを観たが、

長野は、4 – 4 – 2。

ロングフィードを多用して、前に早く(速く)やって前線FWへボールを入れて競わせる。

ただし、僕の注目は、対戦相手におおく向いてしまう。

つまり、このゲームにおける磐田サッカーの魅力のなさに、驚いた。

なんらの持ち味もなくて、ちっとも面白くない。

相手にあわせるがごとくに、ロングボールの蹴り出しばかりが目につく。

ここと、長野戦から中二日(4/29)で、ナイトゲームでやるのかと思うと、チト感慨深い。

いや、長野同様に、監督交代を敢行したジュビロゆえに、ここから変化があるかも知れないが。

 

……話が逸れてしまいました。

パルセイロに戻れば。

ざっくり言うと、

飾り気のない、実直なサッカーで、〈前方向〉を意識している、そんな印象。

ジュビロ戦では、ボール支配が、55%くらいだったもよう。

通期だと、これが、45%だから、

ボールを持つ持たないについて、流儀の変更があるのかも知れん。

けれど、

いわき戦が、壊れたゲームだったので、現時点では判断はできません。

監督交代によってどうなったのか?

萬年所感は、詳細がわからないこともあって、

ひたすら、アタリマエのサッカーをやってる。(チームの良化は、また別の話)

これに尽きます。

では。