ホンモノの Summertime。

きっと。

前に採りあげているだろう曲。

でも、まぁ、いいや。

毎年、同じことを、こうやって繰り返していても

ホンモノは、何度でも聴くに堪える。

また、この歌唱がなかったら、

ジャニス ジョプリンのサマータイムもなかったことだろうし。

エラ フィッツジェラルドによる、1968年のライブのようです。

では。

Early Summer (または 麦秋)。

しろがねの如き光をたたへたる朝の麦畑(むぎばた)にいでて来にけり

朝あけてまだしづかなる空が見ゆ木々の青葉のうへの朱雲(あけぐも) 

                                                           佐藤佐太郎 (1945年作)

こういう描写を(のみ) 採りあげるならば

短歌や俳句は、〈文学〉にあらずして、ほんの〈文芸〉なり、と断じたくなる。

スケッチに過ぎないものでもって、人間やその所業を描破はできない。

……と、お堅いことを云々するのはやめにして、

切り取られたその一瞬を、軽い風情で楽しめばよい、

短歌など、せいぜいそのくらいなもの、と自分に言い聞かせる。

(ただし、万葉集の、長歌には可能性を感じますが)

さて、先日の、

いわき市往復は、北関東道を使ったから、

途中、関東平野の北、宇都宮あたりの田園風景を目の端に入れて通り過ぎていた。

人を撃って バイト地獄の 十六の夏  by 萬年

これだと、スケッチにしては、むきだしに過ぎるか……。

では。

サッカーの日常……(いわき戦レビュウ❷)

数年前にお邪魔したのは、Jヴィレッジスタジアムだったので、

ハワイアンズスタジアム(いわきグリーンフィールド)は、初の訪問だった。

立地は、広い森の中で、サイコウ。

が、ここは、あくまで、本式のスタジアムまでのつなぎとして利用している(のだろう)

でなければ、あれほど手入れの乏しさがめだつわけがない。

スタジアムは丘の上にあって、その途中で、湯元温泉郷 湯本温泉街を通り抜ける。

浅間温泉ほどの斜陽感はないけれど、どこか、時代と、歩みはぐれた風情。

もちろん、僕は、こいういった雰囲気は大の好み、なんだが、

今回は、その旅情に浸る時間はとてもなかった。

一日 880kmの走破が目一杯、ってのがアウェイ観戦のリアル。

……さて。

約4,000人のホーム観客で埋まるスタジアム、その界隈のにぎわい、ファン&サポーターの楽しむ光景。

そこには、かなり意識的、腕力的に、いわば、時間との競争の中で、

我が街に、サッカーのある日常を創りあげて来た仕事が、感ぜられた。

その仕事が、そこそこ成功裡に推移していることは、他人事ながら喜ばしい。

ただ。

同地に、ポリネシアン文化の表層だけを移植して良し、としている前例にならうみたく、

サッカー観戦こそ、地域盛り上げのミッション、といった際どさが前面に出たら、それはそれで窮屈なんだろうなぁ。

と、山雅が好きだから、それだけで、好き勝手にスタジアムに居る僕からは、思われた。

では。

獲られたものの価値 (いわき戦レビュウ❷)

そりゃあ、プレイの安定、堅実性からすれば、

アンカー起用は、#8 深澤 佑太のほうに軍配はあがる。

けれど、

ポジションはどうあれ、

#36 松村 厳が先発投入されたのは、僕の注文のひとつだから喜ばしい。

ゲーム開始早々に魅せた、クロス投入と、ペナルティエリア内への侵入は、

彼の持ち味である、神出鬼没的な顔出しの典型。

残念ながら、クロスはゴールラインを割り、ペナルティエリアではみづからシュートの機会を逃すものの、

そのクリアが、#41 凱光のロングスロウとして、#43金子光汰のゴールに結びついたので、ムダであるはずがない。

逃げず立ち向かえば、ボール保持や主導権では、相手が上回ることはほとんど必定だったから、

願わくば、もっとチームいわきを、左右に揺さぶるようなパス、ビッグスイッチ、意表を衝くボールを多用しても面白かったのかも知れない。

けれど。

マジメに対峙したからこそ#41 #40 樋口 大輝の、身長差相手#30とのバトルとサイド攻略が際立ったのだし、

逆サイドでは、#2小田の、切り込みと、相手#27との奮戦が、チーム士気を高めたのであるから、

畳みかけられたセットプレイ(ロングスロウを含む)からの失点がなかったこととあわせて、得られた教訓は、大きかった。

思うに。

いわきのスタイルは、ガタイの良いプレイヤーと飛び道具などを揃えておく〈装置型〉サッカー。

となると、流動的なボール転送よりは、むしろ、

相手を置いてきぼりとする瞬間移動と、空中戦勝利におおく依存し、カウンター攻撃と親和性を有すから、

60%近くに保持率が自分に傾くと、かえって、攻撃に膠着を生む。

たとえば、#10を背負うプレイヤーに何を求めるかが、ハッキリしない。

それが、山雅に幸いし、守備のポイントがハッキリした。

唯一、例外的に、

イカしたパスを最前線に通されたのが失点シーンだったことが、そのあたりの証左。

波状的な攻撃圧に曝されようと、ひきこもらず、カウンターを狙う

この姿勢とプレイが、今シーズンを特長づける確かな進化でありましょう。

79分。#38 藤枝の振り向きざまのシュート。

あれが決まっていれば、ホームに続き、

金子=藤枝の、ルーキーアベック弾が実現したんですが、ここまで、

6勝 5分け(PK 2勝 3敗) 6敗で、最終戦(ホーム)にこぎ着けた、は良い仕事

では。

報われて よかった (2026.5.17 いわきFC戦の印象)

1 – 1 のドロー。

なので、2週連続のPK戦となって、

今回は、勝ちで決着。勝ち点2と、100万円をゲット。

先週のこと、

ゴールキーパー #21富澤氏に、

藤枝戦のMIPは、あなただった、とお話ししたら、

ずいぶんと、自己評価の低いご返事だったけれど、

このゲームでは、

PK戦も含めて、

自分のミッションを、飾り気もなく、派手な表出もなく、着実にこなすその姿勢が、報われたような気がして、僕は、たいそう嬉しかった。

PKを2本連続で決めても、大げさなガッツポーズがあるわけでもなく、

ラインダンスに引っ張り出されても、きわめてシャイ。

人柄を感じさせます。

アウェイ観客として、

狭く、しかも、スクリーンで分断された芝生の中に押し込まれていたので、

大旗の隙間からゲーム進行をのぞくようなシーンも多く、

きわめて直観的な印象にはなりますが、

どっちが優位に押し込んでいるかは明白だったからこそ、

山雅としては、現時点の力量でなしうる目いっぱいのゲームだった、と思います。

だからこそ、そこからは要修正な知見も得られたはず。

もっと詳細は、DAZNで見逃しを観返してからにします。

では。