正義のミカタ。

サイボーグ009(by 石森 章太郎)が、なぜ、優れた漫画であるか? と言うと、

連載の初回(@少年キング)から、

みづからを創り出した組織(ブラックゴースト)への反逆で始まる点。

いわば、エスパー集団の、神(創造主)への違背と闘争のあけくれが描かれる。

ヒーロー物漫画は、以来数十年、

抗争のあけくれを題材にしてきたけれど、

最近のやつは、〈修行〉の側面にテーマが傾き過ぎていて、

正義と不正との、選択の苦悩、といった内容に乏しい。

……さて。

前記事で、山雅のあるべき最適解、と表現したので、少々の捕捉。

サッカーが、

ふたつの点を結ぶ直線はひとつしか存在しない、から始まっている幾何学でもない限りは、

反論無用な絶対的公理で押し通せるほど、単純ではあり得ない。

だから、

〈解〉は無数にあるはずで、その検証道具は、おおよそが、勝敗という結果、そのくらいに考えておこう。

ただし、勝てば官軍一辺倒でも、貧相だ。

でないと、プロセスの愉しみという醍醐味を逃がしてしまうだろうから。

現況、比較的布陣が落ち着いているのは、ウイングバック。

先発が、高野&樋口、クロージングは、松岡リム&北爪、そんなで。

かつ、働きぶりも、高評価。

でも、強欲なファンからすれば、

このセットの登場(先発と交代) をさかさまにしたゲームも観てみたい、となるわけ。

愛媛戦では、2列目、村上の先発という形で、同様な試しがあった。

ゆえに。

ことサッカーの世界においては、正義の味方があるのではなく、

正義の見方が、観るひとの数だけあるに過ぎないし、

かつ、その正義は、かならずしも、勝利と直結してもいない。

では。

さまざまな検証には, (愛媛戦レビュウ❷)

やはり、実戦を重ねるから、

チームの姿が固まるのには時間を要するだろう。

最適解の発見は、できるだけ早いほうがいいが、

その過程につき合うのもまた、観戦のお楽しみ。

……ざっと。

❶ツートップの組み合わせ、

❷逆トライアングルの、3人で構成するシャドウと中盤、

❸3センターバックの並び、

❹壁(ゴールキーパー)の選択、

❺それらを、スタメンとパワーアップ要員に振り分け、

❻ゲーム状況に応じたカードの切り方(メンツと時間)

……これらの骨格を彫り出す、そんなか。

2025季、八戸では、先発フィールドプレイヤーが、10人中 8人は固定的に運用されていたけれど、

これだけ有能なスカッドを抱える山雅の場合、どうなるのかね?

さて。

試行機会の大切な一戦だった、愛媛戦。

いままでより、少々交代カードが切られる時間帯が前倒しになったのは、

愛媛は、やっぱり愛媛のサッカーを踏襲したためと思う。

正直者の愛媛さん、でした。

それはそれは、修練をうかがえる、あの俊敏なパスワーク。

相手プレイヤーの視線を攪乱し、ボール奪取をいなすためのワンタッチの連続。

ただし。

彼らが、それに執着してくれたおかげで、こっちは、サイド方向への追い出しとつぶしに専念できたところがあって、

もっと、縦方向に、スパン!!、と(福島みたいな) パスを入れられていたら、もっと捕まえ切れない危険なシーンが生まれたかも。

ある意味、予測が可能な分だけ、助かりました。

それでもって。

ならわしの、前後半ラスト15分の、こっちの猛攻撃は健在でしたが、

この時間帯のゴールが、今季、いまだ皆無。

推してもダメなら、引いてみな、ではないが、

もっと、窮屈でないスペースを創り出して、そこでシュート動作に入れるやり方が、必要だと思います。

思えば、いままで、その場面創出(=シュートまでの持ち込み)が、個人技に傾き過ぎたのかも知れない。

もちろん、個の卓越を否定はしませんよ。

では。

前節のくりかえし (2026.8.22愛媛戦レビュウ❶)

開始早々、幸先よく先制。

その後、逆転されたが、すかさず同点に持ち込む。

だが、そこから、30分間近くやっても、ゴールネットを揺らせないまま、

2 – 2 のドローに終わる。

おおざっぱには、前節滋賀戦と、実質的に、同じ様相なゲームだったと思う。

勘違いしてもらっては困るが、僕は、前節を、勝てなかったものの、そこそこ評価している者だから、

昨夜のゲームも、見ごたえあるなぁ、と、かなり好意的に観戦した。

ゲーム後、チームが、北ゴール裏へ挨拶した直後に、僕は、席を立ったので、

南ゴール裏の態度は承知していないけれど、

前節、あれだけのBOOをくれたのならば、ゲーム内容からすると

愛媛戦でも、BOOを浴びせなければ、首尾一貫しないはずなんだが、

実際は、どうだったのか?

それが、君たちのBOO主義に殉ずる、ということ。

けれど、もともと節操が無い集団には、馬の耳に念仏だろう。

もしも冷静に、滋賀戦の敗北と、愛媛とのドローを天秤にかけて考えれば

Jリーグ初陣ながら、戦法をやりくりして、しぶといレイラックのほうが、

リーグ陥落後に、深澤、田口、佐藤を、相次いで某クラブに持っていかれ、

かつ、偏執的サッカーを棄てないままで当リーグを戦おうとしている愛媛よりも、

対戦するにたやすい、などとは、根拠なき妄想であって、

滋賀に負けるとはけしからん、手強い愛媛にドローでよくやった、は決して成立しない。

もっと言えば、

走っていたことで山雅を称賛しそうな気配には、

あれ、80%は、パスに翻弄されて走らされていたのが実相。

自ら前進する走りは、20%程度であったし、

最後まで動きが落ちないことは褒めるべきだが、ただ走ればいい、ってもんじゃあありません、と釘をさしておく。

ま、この夜の勝利者は、ポケモン人気を使うことで、

12.000人超の集客を達成した、Jリーグと、クラブ山雅だったということで、よろしいかと。

それなりの時間を要しそうだが、

それでも、着々と毎試合で、試行を重ねているチーム山雅。

それについては、レビュウ❷で。

では。

なぜ BOO を好かないのか。

日本語では、ブーイング、として定着してますな。

スポーツのゲームや演奏、興行、演説(スピーチ)にむかって、不満、不興を、

口をとんがらせて、ブーという罵声で、プレイヤーに浴びせるやつ。

日本では、1970年代はじめ、

ローラーゲームの実況をやってたミッキー 安川(1933~2010年)が、TV放映の中でやった、とどこかで読んだ。

青春時代をずっと米国で暮らした氏であるから、文化として知っていたんだろう。

チケット代に見合わない演じ物に対し、

不満を表明するのは、これはもう、カネを投じた者の当たり前の言い分だから、BOOをやるのを、ダメとは言わない。

が。

最近の山雅ホーム南ゴール裏が発声するBOOについては、

気持ちはわからなくもないが、好きになれない。

そのわけ、ひとつ。

端から、数をたのんでやっている点。

みんなでやるのがBOO、と言われると、それ以上、いいようもないが、

それでは、

8月15日に、受けを狙って、〈みんなで〉靖国に詣でる(姿をみせる)国会議員とおんなじレベル。

子どもじみていて、笑えない?

できれば孤立無援であって、群れるのが嫌な萬年は、

みんなでやれば怖くない、という態度は、ごめんだな。

ふたつ。

負けると、かならずBOO、という図式が、ほぼ定着してますが、

サッカーを観る眼として、あまりにも単純。

これも、

観戦ではなく、共闘するゴール裏であればこそ、ゆるされる、と思ってるんだろう。

が。

共闘する者が、戦う同志に対し、BOOをするのは、いかにも尊大ではないか。

いろいろ言ったところで、これからもやるんだろうから、これ以上は云々しない。

けれど、

口を突き出して、不満のブ~っ!!は、せいぜい2歳までに卒業したいのが、日本人の礼節だ。

では。

獲りきれ,決めきれ,押し戻せ。(愛媛戦プレビュウ)

愛媛さんとは、何シーズンぶりの対戦なのか、定かではない。

が。

ひとつ確かなことは、大木さんとは、2018年、監督だった岐阜との対戦が最後。

こっちは、大木さんの、そして、(おそらく)向こうは、石﨑さんの、と

おのおのが、指揮官名のかんむりをいただいたチームの対戦、とみなすのは、

Jリーグで、それぞれ実績を残している指導者ゆえのことなんだが、

上位リーグへの昇格をなしとげたお方は、また、降格も請け負ってしまう一面もあるから、

そこをあわせ呑むような、度量を持たねばなるまい、読者諸氏よ。

さて。

❶直近の愛媛FCサッカーの印象。

3 – 4 – 2 – 1を採用。

グラウンダーパスとドリブルを多用(リーグトップ)し、

特に、左サイドと中盤(ダブルボランチ)に偏ってボールを運び、最後は、サイドへボールを持っていって、そこからクロス投入で、得点機を創り出す、そんな感じ。

だから、自然、ボール保持が高まる。

シュート数は多く、得点源は、(きわめて正統的に)  ワントップとシャドウにある。

アルウィンで、3連勝をめざす。

❷では、これと、どう対峙するのか。

すくなくとも、前2節みたくに、ジャブ的なロングボールの応酬は、

山雅が仕掛けたとしても、向こうはそれに乗っては来まい

つまり。

ボールを持ちたい愛媛が持って、それを山雅が迎え撃つ、そんな図式が、ゲーム開始早々から展開すると思われるし、

それが、両者にとって、居心地が(おそらく)いいのだから。

ならば、

A) 愛媛のパスワーク過程で、かならず出現する、後ろ向きにパスを叩くプレイヤー(だいたいはシャドーかボランチ)か、

サイドをドリブルで駆け上がるプレイヤー。

そのいずれかに、ボール奪取ポイントを絞って、迎撃することになる。

もちろん、もっと圧を、相手後方に対して強めて、最終ラインでの奪取を狙う手もあって、そのためには、こっちの縦方向の連動性をキッチリ高めつつ、

B) パスで進撃する愛媛の中盤をスカす格好で、ひたすらロングボール競合シーンを作り出すのか。

はたして。

A、Bいずれかというより、ふたつを織り交ぜてになるだろうか?

ゆえに、このゲームのキャッチコピーは、手段はどうあっても、

狙ったボールは獲りきれ、手に入れろ (でないと剥がされて得点機を与える)

さらに、そろそろ田口 裕也に得点が!!、となれば、

シュートを決め切れ

そして、攻防の鍵は、こっちの左サイド、#15 高野 遼のところ。

では。