ベストを、あえて ふたつあげると、
ホーム岐阜戦(3.31)、それと、アウェイ岐阜戦(8.31) 。
❶ホームは、後半アディショナルタイムに失点して、1 -2 の敗戦。
でもね。
このゲームでは、クロスを 30数本投入、シュートは 20本弱撃ち込んだ。
山口 一真が躍動(得点も彼)、チームとして攻撃性がかなり発揮されたゲーム。
❷アウェイは、台風襲来で、開催が危ぶまれたゲームで、1 – 0 の勝利。
村越 凱光のロングスロウを、常田 克人が頭で後方へ送ると、飛び込んできた樋口 大輝が、これまたヘッドで押し込んでゴール。
デザインしたリスタートが,、ピシャリとハマったシンボリックな得点。
さらに、このゲームでは、中村 仁郎が、ドリブルとカットインで、山雅の一員として存在感を魅せつける。
❶❷ともに、攻撃的サッカーの面白さが満載、
それと、若手の抬頭のうれしさ、という点で萬年のご推奨。
(もちろん岐阜という対戦相手にも恵まれた面が、大いにある)
……と、ここまで書き込んでいると、
霜田氏退任(契約満了による) の、公式リリースに出会う。
おまけに、見たくもない、メディアのリード(要約された書き出し)が目に入ってきて、
昇格に失敗、という結果を重くみて、新たな契約を結ばない……云々。
なるほど、なるほど。
萬年的には、
個とチームのクオリティは、シーズンを追うごと上がっていたから、
これを継続して、適宜に修正を加えていけば面白くなる、と診ていた。
つまりは、続投でよかろう派。
しかし。
クラブが舵を切ったこと自体は尊重し、その判断を支援したい。
ただし。
ふたつ気になる点があるので、ソッと呟いておきます。
❶監督の契約が、何年単位かは知らないが、
〈昇格〉を、彼の仕事に関する最大の評価基準とした場合、
魅せるサッカー、観るに値するサッカー、というプロセス、
つまり〈上手く、巧く〉の追求との塩梅を、どうするのか?
また。
昇格という結果をもたらさなければ、指揮官は、次から次と変える?
(名波氏も霜田氏もそうだった、として)
おいおい、狙った人材(指導者とプレイヤーともに) がすべてなびいてくれるクラブなのか、山雅は。
秋春制への移行時時期にあたる 2026シーズンは、昇降格が凍結されるはずだから、
ならば。
2025の単年で結果を出すことがマストだろう。
その覚悟を、チームトップ交代で始まるチーム編成で、どう具現できるか?
❷昇格を逃したは、ひとつの結果に過ぎず、
その最大要素をどこに求めるのか?
まさかそれが、イチかバチかのPO決勝の引き分け、ではあるはずもなかろうけれど、
そうなると、年間順位で 3位以内を確保できなかった通年の采配ぶり、というところとなる。
その時、終盤の7戦不敗は、どう評価されたのだろう?
…結局は。
同じ事象を前にして、
コップに水に半分しかない、と観るか、あるいは、
コップに水が半分たまったではないか、と観るかの違いなんでしょうね、こういうのは。
(チームの内部事情を100%不承知である身の、勝手な言い分です)
では。