自分流を貫いて前へ (FC今治戦プレビュウ)

季節の憶え☞ヒメシャラが開花。

ゆえあって、DAZN観戦を覚悟していたのですが、

幸いにして、アルウィンへ向かえることになりました。

だから、幾分か気持ちが高まったが、プレビュウを書くについては、気分がイマイチ乗らない。

その理由のいちばんが、今の、今治のことをほとんど知らないから。

年々、3部リーグでその存在感(順位も) を高めている強者には違いないが、

FC今治は、僕にとって、なぜか?、興味が希薄なチーム。

その上、今季を知らないならば……、

最後の対戦(昨年の 8月)から、どっちがチームとして強化され、かつ強固な芯を形成できているか?、が、この記事の起点。

阪野、ヴィ二シウス。

そこへ、JFL得点王の日野(前ミネベアミツミ)、アンジェロッティ(前大宮)が、今季から加わった攻撃陣は、確かに脅威。

特に、右サイドからの突破には、相変わらずの要注意か。

現在、リーグ戦4連敗なんてのは、山雅にとってなんの気休め、保険にもなりませんわ。

昨年8月の(ホーム)ゲームは、1 – 1のドローだった。

〈守備面〉
まづ、その時の失点から学ぶとしたら、

せっかく常田が、阪野の右方向のシュートコースを切っているのに、

左(自分からしたら右)方向へ動く準備を怠った村山みたいなミスをしない、に尽きる。

(阪野対策は、あくまで、その反転シュートの鋭さであります)

山雅の守備全般について言うと、

4バックの特長を活かして、ディフェンスラインを、縦方向にキチンとそろえ、ボールホルダー、その内側から入ってくる者、反対でクロスに飛び込む者、彼らに、3つのハードルで網を打つ、これでしょう。

あとは、得点の 50%をセットプレイから決めている今治に対し、特にコーナーキック時の、高さとこぼれ球への対策。

〈攻撃面〉
大宮戦の出来の良さは、〈鋭く前へ〉の思想と方法論が徹底されていたから、と思う。

パスワークを多用しようが、ロングボールを入れようが、それは手段の選択に過ぎず、常に前へ向かう姿勢を貫くことが重要であって、

そのためのタレント確保と、連携強化、それをやってきているはずなんだから、チーム全体が一致して、前傾する姿勢を、つねに保とう。

極論してしまえば、

リーグ第1位のシュート数(最大)を面目とする山雅が、

リーグ第1位の被シュート数(最少)で切り抜けてきた今治のゴールを破ること、それが見どころでしょう。

ところで。

……そうか、なが銀デーなのか、このゲーム。

ありがたく思いながらも、(対等ではなく) 吸収される合併へと向かうなが銀さん(特に行員の皆様) の、今後の辛酸を、勝手に偲びつつ、

いつまでが、なが銀デーなんだろうか?……と、アルウィンに向かいます。

では。

新たな勢力の抬頭?

ソーシャルネットワークサービス(SNS) の世界に生きていると、

発信する者と受信する者の両方に、フラストレーションが増すことになりかねない。

悲しいことだが、事情の説明が上滑りになるぶん、読み手には理解が進まない。

昨日(5/30)付け、山雅公式サイトでリリースされた、

〈ゴール裏における応援フラッグの扱い〉に関するルール確認もそれに近い。

一時期、北ゴール裏でポツンと、該当する大きさの旗を振っていた萬年からすると、

今回、フラッグの許可エリアから、北ゴール裏が外されたのは、義憤に堪えないものがあるけれど、

ルヴァン福岡戦PK戦時に、わざわざ北ゴール裏までおもむいてフラッグを振った一団があって、連中を厳重注意したことを、ルール新設(暫定的)の背景として、並列して記してあるところをみると、

(厳重注意に値する行為かどうかの判定基準は、よくわからないが)

どうやら、南ゴール裏に、なんらかの新たな勢力の抬頭が在って、

彼等のフラッグの取り扱いが、周囲の顰蹙を買うレベルに達したのか?、

そんなことが、なんとなくだが透けてみえてくる。

ここ十年、フラッグは振られてきたわけで、多少の文句はあっても、いままではそれが共存できていたから、

なんで今なのか?、とは誰もが思うだろう。

こういうのは、ゴール裏の〈自治〉に任せるのが、ベスト。

そのためには、クラブ山雅は、出来る限りあからさまに、もっと率直に現状、寄せられた意見、声について話すべき、だとは思う。

結局は。

洒落のわかる、聡明なリーダーとその支持者たち、

それが山雅ゴール裏の本質と美徳。

それさえ生き続ければ、いろいろな齟齬は、なんとかなる。

ただし。

最近見てとれる、心に余裕のない勝利至上主義の抬頭と、この不具合が関連しているのどうか?、は気になるところ。

では。

歴史は,今作られている。

田中 想来が、(レンタルで) ゲイランインターナショナルFC(シンガポール) に所属しているご縁から、

松本の地で、ゲイランの今季(2024/2025)ユニフォーム(1st)が、手に入るというニュース。

― なかなかいいじゃあない?、が家人の評。

白地に、明るいグリーンがボーダーに配されていて、ゴールドで縁取ってある。

それが、山雅のオーセンティックの、半額ならば、悪くはない。

もともと僕は、

山雅自身にしても、(パンツとの配色組み合わせは別として) グリーン一色のユニフォームに、これからずっと固執する必要もない、と思っている。

2019季は、白×緑のボーダーだったけれど、

2022季 ☜ 2020季(訂正) の、あの黒とのコンビネーションを一歩すすめて、黒×緑、あるいは、白×緑のストライプに挑戦してはどうか?、と毎年思う。

思い切って、(クラブカラーグリーンはそのままで) レアルマドリ、宮崎など、のように、ファースト(ホーム用)を思い切って、白基調に振ってみたって、面白い。

白には、プレイヤーを大きく、精悍に見せる効果だってあるじゃあないか。

安定、を否定しはしないが、つねに新しい可能性にチャレンジすることは大切。

(クラブカラーだって、ダークグリーンにこだわらない将来が、あってもいい)

で。

冒頭の画像について、少々説明すると、

これ、現在イングランドの2部(EFLチャンピョンズシップ)リーグに所属する、

プレストンノーズノースエンドFCの、歴代ユニフォームの一覧。☜訂正

ここのクラブカラーは、白と紺。

プレストンは、1880年の創立で、(イングランド)フットボールリーグの初代チャンピョンという、それは歴史ある球団。

ゆえに、これだけ立派なコレクションになるわけですが、見てて飽きません。

プレストンは、4シーズンを 3部で暮らし、その後、2015年からは 2部に参戦、

今季(2023/2024)を、チャンピョンシップ(2部)で、終盤の 5連敗が効いて、第10位で終えた。

本拠地の人口が14万人くらい、で、ホーム観客動員は平均で、17,200人。

松本の街で、悲喜こもごもの日々を過ごしながらも、

山雅が生き続けていけば、僕たちの子孫もまた、こういったコレクションを、部屋に飾っているのかも知れません。

そうなってもらいたいな、と思う。

では。

足許の話は,続く……。

先日、拙宅にやって来た小学二年生が、新しいスニーカーを履いている。

全体が白で、かかとの部分がグリーンのシンプルさ。

― これ履いて、アルウィンへ行くんだ、と嬉しいことを言ってくれるではないか。

僕も負けじと、そろそろ新調したい足許のこと、を考える。

アディダスは、山雅界隈ではありきたりだし、

ナイキの、 ダンクLOW レトロSE、などはいかが?

白基調で、ヴィンテージグリーンを、縁取り的に差し色に配し、シューレースも深い緑を採用、なんてのは、上品だなぁ。

もしも〈ミドリ〉がくどければ、靴紐を、たとえば、紺色に変える、とか。

でも、価格が、100ドル超……。

これじゃぁ、相方の支持取り付けがむづかしいかも知らん。

なら、他種を探しましょうかね。

ところで。

大宮遠征の頃から、愛車に流れているのが、

ライ クーダ―のアルバム『チキンスキン ミュージック』(1976年発表)。

さきの二年生が、この中の、

〈Smack Dab in the Middle〉をかなり気に入って、スキップして曲を探しては聴いている。

どこがいいの?、と訊くと、

繰り返しの最後、歌詞の、

Well,let me rock and roll to satisfy my soul 

この末尾、単語〈SOUL〉を引っ張るようなコーラスが、素敵なんだそうな。

確かに、豪華なバックコーラス。

で、このアルバム全体のテーマ、

古いスタンダードな楽曲を、ライとその仲間たち独自のエッセンスを注入して、

アッと言わせるほどに、(別ものの)新曲に仕立てて魅せる感が、満載。

というわけで、1977年のライヴ演奏(BBCTV)で、それを楽しんでしまおう。

メンバー紹介をやってるから、コンサートのラストナンバーでしょうか。

ちなみに、SOULは、どこかの球団では、SOU1、ですけどね。

では。

足許をみつめる話。

家人が、新聞記事の切り抜きを、

―これ面白いよ、とテーブルに置く。

市民タイムスの、5/26付け。

〈山雅プレイヤーの愛用サッカーシューズ事情〉のコラムだった。

― へぇー、31人中14人。
およそ半分が、アディダスを履いていらっしゃるんだ。

インタビュウしてみると、着用のフィット感とか、見た目で選んでいる、といった回答だった、とか。

こういうところが、市民タイムスのお行儀の良さであって、

僕なんかは、もともと下賤な性格ゆえに、

選手は、特定のシューズメーカーとスポンサー契約しているんでは?(つまり、現品や金銭が動いている)とか、

高校時代の監督が、やたらと某メーカーを推すので、仕方なく履くようになった、とか。

もっと、生々しい理由を求めてしまうんですね。

(3部リーグのJリーガーには、そういった契約のアプローチはない?)

(そういう意味で、

― どこも似たり寄ったりですけど、見た目の格好の良さだと、これです、なんて答えが、いちばん納得できます)

市民タイムスのお行儀の良さ、と書いたけれど、

これは、不要な煽りもない、平穏で平和な記事を好む、という社風を褒めているのです。

(これにくらべると、どこかの新米などは、サッカーについて洞察が浅薄であるもかかわらず、不見識に、評価を上げたり下げたりすることにおいて、ひたむき。

数多くの世帯が、その偏向した記事を読まされるのだから、これこそ、信濃の国の不幸、というものだ)

ところで。

サッカー界にあっては、アディダス社製が、断然トップのシェアを獲ってるんでしょうか。

スニーカー全般においては、いまや、ナイキ社が、アディダス社の数倍の売り上げ。

で。

ナイキが市場を席捲した背景には、こんなエピソードも在った。

1980年代半ば、当時、ナイキ社は、プロ入りしたら、アディダスとの契約を望んでいた新人マイケル ジョーダンと、(おそらく破格の金額で)契約を結ぶことに成功。

さらに、全米プロバスケットリーグのゲームでは、そのカラーに〈白色〉を一定以上含むシューズを着用、というルールがあったが、

ナイキは、彼専用に、赤×黒でカラーリングしたやつを提供し続けた。

1ゲーム当り数十万円の、違反金もあわせて払い続けて(おそらくは)。

一般向けセールスのキャッチコピーは、こうだ。

ジョーダンなら罰金ものだが、君なら、このエアジョーダンを自由気ままに履くことができる!!

……以上、どこまでも、お金のお話で失礼しました。

では。