コピーは要らない『Many Rivers to Cross』

ジミー クリフ(1948~ ) による作詞作曲。

自身の歌唱で、1969年に発表した。

……矜持でなんとかここまでやって来た、渡るべき河は多いが、いまだ針路を見いだせないでいる。

……そんな歌詞。

荘重なオルガンの前奏で始まると、しばらくして、

ジミーのいかつい容姿(失礼!)からはとても想像できない、張り詰めた高音が、ポン! とかぶさってきて始まる。

良き楽曲だから、多くの歌い手がカヴァーしてきたが、

基本、高い声を張り上げ(全開で)、伸ばしまくって歌う。

つまりは、オリジナルを、自分の声でコピーしているので、それならば、原曲を聴いているほうがいい、となってしまう。

たとえば、日本だと、オフコースの曲を、オリジナルそっくりなテノールで歌って、どうだ聴け、って感じか。

……ところが、自分式に、新しい息吹をこの曲に与えたカヴァーをたまたま見つけ、その豊かな才能には感嘆していて、

それが、これで、なかなかのすぐれもの。

ライ クーダ―を聴き慣れると、ひとつの曲を、新鮮な解釈でよみがえらせることを喜ぶようになる。(by 萬年) 

では。

もっと真面目に巧くなれ。

生れてから一度もウソをつかずに生きてきました、と言える人に会ったら、

その誠実さの前に、きっと、ひざまずいてしまうだろう僕なのだ。(これが前提)

……昨日。

携帯に、ショートメールで、着信が残っていた。

みると……(そのまま転記)

~NTTサポート~
料金等の確認に関するご案内が御座います。
050-5479-1969
こちら宛てご連絡下さい。……の内容。

(発信番号は、本文の番号とは別)

これなんか、200%、詐欺入り口なアプローチに違いない、と思うから、

もちろん捨ておいてある。

が、最近は、嘘をつくにも、手抜き❶

かつ、工夫するあまり、嘘の王道から外れた❷ものが多い。

❶だいたいが、数円のショートメールで済まそうという魂胆がいけない。

むかしは、葉書を送り付けて来たもんだ。

住所を調べる手間も惜しむのか?

❷僕の経験からすると、ウソというのは、そこに非日常の突拍子のなさが含まれているからこそ、

相手のこころに生じるであろう疑念の幕を、より通過しやすい。

だから、料金等の確認に関するご案内……では、まわりくどいだろう。

おそらく網にかかる対象者の拡大を狙っている文言だろうが、

ここは、滞納料金に関するご案内……と、単刀直入にドキッとさせてしまうべき。

おいおい。

暇なのをいいことに、

詐欺をメシのタネにしているような人間に智恵をつけて、どうする?

では。

MVPは決まってる (FC岐阜戦レビュウ❷)

(敗戦の)富山戦における取組があったからこそ、

岐阜戦の勝利が、もたらされた (が、前回投稿の要旨)。

再三のチャレンジが、樋口のヘディングシュートによって決勝点に実った。

(もう少し弾道が短ければ、浅川 隼人が頭で合わせていたはず)

……ゆえに、岐阜戦の MVPは、先制点アシストの常田 克人ということになる。

得点後、チームメイトらが、誰を中心にして祝福しあっていたのかをみれば、それがうなづけるし、

チームとして仕込んであったプレイだったことも伺える。

次節の対戦相手大宮さんが、この方式までをスカウティングして、これに備えてくるのかに興味が湧くけれど、楽しみとしてとっておこう。

MVPについては、ご本人に伝えた時に、若干意外な面持ちであったけれど、

これは、判断基準の違いだろう、きっと。

とにかく厚く御礼を申し上げ、その際、

今節、1回チャレンジがあった、右サイド中村 仁郎へのサイドチェンジ。

あれを、次は、3回はやっていただけないか?、とお願いしてあります。

あと。

ボール入手、奪取への傾注が、このゲームにおいて、特段に高まったわけでもなく、山雅にとって平常運転だったと思いますが、

おそらく、岐阜さんがこの点で、より不徹底だった、と診るべき。

相対的に、こっちが優秀にみえた、ということ。

ただし。

ダブルボランチ(安永、米原)のふたりは、やりやすかったにせよ、

ボール回収と、前線への供給を精力的におこなっていたから、

ゲームMIPは、このふたり。

時節もダブルボランチでいくなら、安永の出場停止をどう乗り越えるのか?

國分が、第1候補でしょうが、

思い切って、ここに村越を配したら?

あまりなギャンブルですかね。

では。

富山の課題を,岐阜で書く夜 (2024.8.31 FC岐阜戦レビュウ)

台風蹴来のなか、調整をほどこし、開催にこぎ着けたゲームは、

1 – 0 の勝利。

アウェイ遠征の労苦がムダにならず、幸いでした。

僕は早々に自宅観戦を決め込んだ派ですが、現地参戦の皆様、お疲れさまです。

さて、勝因について、ざっくりやると……、

❶前節の富山戦の後半を、そのまま長良川で始めたこと。
得失点だけをとりあげて、あの富山戦を完敗と診るのは本質を見逃した議論でありまして、

(逆に、昨夜の岐阜戦を、〈辛勝〉、岐阜からすると〈惜敗〉ととらえるのも間違い)

けっこう面白い仕込みが、あそこには在った。

たとえば。

工夫されたセットプレイ(含ロングスロー)。

中村 仁郎というタレントを獲ての前線の連携と活性化。

ダブルボランチを採用することと、菊井 悠介の最前列配置の同時化。

それが、前節、富山の巧さもあって、得点には結実しなかったんですが、

ロングスローから常正 克人が飛び出してきて、ボールを頭で後方へ送って、それをシュート!!、ていう策が、先制点(=決勝点) を生みだした。

狙いどおり。

中村は先発し、左サイドからの切り込みで、幾度も魅せました。

菊井へのアシスト、タッチラインを駆け上がる樋口への優しいパス、このふたつは、ともにシュートを導いた。

残念ながらゴールとはならず。

けれど、おそらく、次節大宮戦では得点を結ぶでありましょう。

中村がに張っていると、野々村 鷹人が、そこへ少々粗いボールを蹴っても、それを収めて前へ持ち出してくれる点、

これ、けっこうな安心感があります。

❷FC岐阜さんの、スカウティング不足と、不徹底な?サッカーのおかげ。

常田を標的にデザインしたセットプレイは、上記のように富山戦で何度かチャレンジ。

今節もそれを使うのは自明であるのに、
野々村のところも含め、岐阜の守備に、それへの対処が無かったのは、やはりスカウティング不足でしょう。(追加☞または、選手に具体的な対処の指示不足)

山雅の、主に右サイドや、センターバックと競るロングボールをけっこう入れてくるものの、こっちには上背もあるので、あまり効果的でなかったか。

中盤では、#10 庄司がボールを拾い、配球に動くも、

山雅の中盤(安永、米原)の活発さが優秀で、セカンドボール入手は、こっちが優った。

岐阜さんはクロスがいちばんの得点源、と読んだ山雅の守備も、そこらは手厚かったし。

この点で、村越 凱光は、攻守に効いていた。

まぁ、全般的に、岐阜のプレイヤーから、特に後半、俊敏な動きが消えたのには助けられました。

疲れからでしょうか、足がツッていたのは、むしろ山雅のほうだったですが。

山雅のほうが、運動量が多かったということか。

そこへ持ってきてですよ、

あの押し迫った時間帯に、安藤、滝を投入できるってのは、なんと贅沢なことか。藤谷はまったく温存ですから。

こんなのを 3部リーグでやってていいの?

……以上、観てくれば、

今節のMVPは、

布陣の採用、プレイヤー選択、交代カード、それを統括した監督以下の首脳陣、と申せましょう。

では。

Who’ll Stop the Rain ?

― そりゃあ、岐阜にしてみたら、前節あれだけ大勝してますからね。
その勢いに水を差したくもないだろうから、ゲームは予定どおり催行したいでしょうね、とソネさん。

対し、山雅は、むしろ間を置きたいんでしょうか?

雨が降らないと、日照りだ、不作だ、と不満を言い、

降れば降ったで、冠水が心配だと、騒ぐ……。

ひとの身勝手さには、ウンザリもする。

ところで。

アサガオが、いま盛んに花をつけていて、

はて?  8月も終わろうとしているこの時季に、いちばん美しく咲く花だったっけ。

では。