なんとか,ここまで(琉球戦レビュウ❷)

チノ氏(北ゴール裏同志)が、しみじみと、

― これだけ、3バックでやれているのは、4バックで積み上げた経験があるから、と考えたいね。

巷間、3バックの採用は守備の安定、と評されるかも知れないが、

3バックになって、いちばんの賜物は、攻撃の起点と果敢さが増したことだと思う。

たとえば、センターバックの左右どちらかが、前方へボールを持ち出す、サイドバックが、よりバランスを保って上下する、

そして、機をみて前線へロングフィードを敢行する、そんなこと。

こういう手馴れ感がベースにあって、

特に、ボールを持ちたい相手に対しては、

陣形を、縦にかなりコンパクトに保っておいて、

相手のボランチ(アンカー)を前向きで仕事をさせないように寄せ、そこからのボール配球を窮屈にする。

かりに縦に通されたら、次なるボールホルダーを攻めて自由にさせない。

琉球戦でも、5 – 2 – 3、5 – 4 – 1、5 – 3 – 2 と変幻に連動しながら、

パスワークと、時折見せる裏狙いのロングボールには対応できていた。

以前から望んでいた、〈守功一体型〉サッカーが、ひとまづは、ひとつの到達点を確保した。

で、なんとか。

勝ち数を負け数に対して数個上まわることができ(プラス5個)、

残り1節を残して、プレイオフ圏内の順位を確保できた……と。

リーグ戦をやってる中、僕が、リアルなシナリオだろうと診たことが実現しつつあるんですが、

これはこれで、やはり、

恍惚と不安のふたつ、我にあり、ですかね。

では。

【心象速報】敢闘賞は彼に…… (2024.11.16琉球戦レビュウ❶)

レギュラーシーズンのホーム最終戦は、

2 – 1 の勝利。

MVPは、1ゴール1アシストの、安藤 翼 に違いない。

で、敢闘賞は

右サイドで、相手の左サイド攻撃(藤春ら)を抑え込んで果敢に走り回った、

佐相 壱明、これも納得できる。

でも、萬年式だと、

さらに。

ディフェンス陣の安定のお蔭もあったけれど、

飛び出し、位置取りの判断、キャッチングの確実性などを魅せた、

GK大内 一生を推したいと思います。

先制点の安藤のゴールを、正確なフィードでアシストしたのも、大内でした。

さらに、さらに。

機転が利いたチャントの選択によって、共闘するアルウィンを演出した

コールリーダー氏には、敢闘賞の誉れは十二分にあった、と思います。

繰り出すチャントが、すべてアルウィンの高揚と、あと3ゲームに向くファンサポーターの気分に、ピタリと合致していて、素晴らしかった!!

で、プレビュウで望んだ、

チームが〈巧く〉戦った内容に関しては、プレビュウ❷で少々。

では。

アルウィンの寛容の中で (FC琉球戦プレビュウ)

3連勝だの、PO圏死守だの、

周りがやたらとざわめき、湧き立とうとも、

そしてこの時季、プレイヤー個々には、感慨もいろいろあろうとも、

チームはひたすら、シーズン通して深めてきたサッカーを着々と行えば、それでいい。

90分プラスα、自分流を信頼することにおいて、ブレないサッカーを披歴せよ 。

このメンツが競演できる、レギュラーシーズン最後のホームゲームでもあるんですから。

技量差のすくないリーグで戦うからこそ、

山雅に必要なのは、

上手くやることに加え、〈巧く〉(=巧妙、狡猾)にゲームを揺さぶること。
(☜前から言ってますが)

起点となる、ボールを持つ、持たせるのさじ加減も、こっちが主人公となって立ちまわれ。

能動的、ってのはそういうことだと考えます。

琉球は、ボールを持ちたいサッカーをしたいだろうから、

相手に立ち合いの変化がなければ、比較的組しやすいはずで、勝機はそこらへん。

 

……ところで、ひそかに。

どれくらいの入場数になるかには、ちとご注目。

天候や、個々人公私の都合はさておいて、

勝っているようだからやって来る者をも受け入れる寛容なアルウィンだけれど

勝ち馬に乗りたい、都合の良い時だけここにいたい、といった変数要因も見ておきたい。

では、初冬のアルウィンで。

大きいことは,いいことか?

こういった、詐欺めいた質問は、

もちろん、耳目を集めるために提出しているわけですが、

思うに、この問いへの正当な解答は、ひとつしかない。

すべて場合場合による……、がそれ。

舌切り雀の婆さんが、もし善良な者であったならば、

たとえ、お土産に大きなほうのつづらを所望したとしても、

中身は、金銀の宝物であったはず。

神ならば、それを人々と分かち合うであろう、と予見することはたやすい。

近年であれば。

大きくなって、下品になったものは、

自動車メーカー多くの、フロントグリルに置かれる社名エンブレム、

あるいは、ラ〇フローレンの、胸のワンポイントに違いない。

ベ〇ツなど、グリルばかりか、その上のエンジンフードにもエンブレムを配してあって、もはや救いようもない。

さて。

メジャーリーグベースボール(MLB)にあって、2024季、

シカゴ ホワイトソックスは、

年間162ゲームをやって、41勝、121敗。

勝率0.253の戦績を残した、いや、残してしまった!!

最低勝率は、(2リーグ制になってからだと) 1916年のアスレティックスの、

0.235 (2割3分5厘)なので、からくも、そこは回避したものの、

不名誉で、惨憺たるシーズンだった。
(121敗は、20世紀以降の、最多敗戦記録)

これほど極端な記録を打ち立ててしまう裏には、経営的な戦略が働いているに違いなく、

おそらくは、ドラフト指名の優先順位を活用しつつ、まったく刷新されたチーム編成へ移行したいのではないか。

降格や消滅があり得ない老舗なので、きっと息を吹き返すことは間違いない。

で。

あえて屈辱の道を選び、率先して変化しようとするホワイトソックスの姿勢に胸を打たれた僕は、

今しかないタイミングで(記念に)、公式ベースボールキャップを購うことに決めた。

もちろん。

品格と奥ゆかしさを重んずる僕であるから、

S,O,Xを組み合わせた球団エンブレムを、ごく小さくあしらった、それも、クラシカルなシルエットを選んだのでありました。

では。

青と白。

昼休憩の食堂で。

モモ氏が、

青いサンゴ礁……、と切り出したので、

―あぁ。 たしか、そういう題名の映画があったよね、と言うと、

〈青いサンゴ礁〉は、松田 聖子の持ち歌に決まってるでしょう、と反駁されてしまった。

隣にいたジャガー氏が、あれは、ヒット以上の曲と、日本人なら皆知ってるみたいな言いよう

思うに、80年代の初頭から10年間近く、

僕は、TV画面でTV番組を観ることが一切無いような生活だったから、
(N〇Kの受信料など、どこの世界の話か、という)

当時の、流行り歌(邦楽)には、同時代的な共感がまったく湧かない。

唯一の例外は、柳ジョージくらいか。

それで困ることもないから、どうでもいいけれど、

しかし、

― じゃぁ、同じサンゴ礁でも、〈白いサンゴ礁〉はどう?、とモモ氏に尋ねると、

これを、ご存じない。

なんたることであろうか、阿久 悠氏による歌詞ベストスリーのひとつなのに。

ズーニーヴ―の名も知らん、とのこと。

もともとは。

〈亜麻色の髪の乙女〉(ドビュッシーの曲ではない)は、なんていうグループが歌ったんだっけ?、とモモ氏が思い出せないことから始まった話題なのに……。

すべては今は昔、の話題です。

では。