5月15日の憂鬱 ★So What ?

第9節(5/15)、対長野戦のチケット取り。

この件で、なぜに相方と、喧嘩ごしになっちゃうのか?、といささか憂鬱、なんである。

発売日、発売時刻を待って、娘に獲ってもらうらしいので、
―そんなに、無理させちゃあ……、と言うと、

―いいのよ、取ってくれるっていうんだから、とのご託宣。

訊けば、
― わたしゃあ、ユニフォームを着ないで応援することは嫌なの、そりゃあ、アウェイチケットがダメだったら、仕方ないけどさ。
あなたみたいに、はじめからホームのバックスタンドでいい、ってのが、わからん!!

あのスタジアムの、アウェイゴール裏。

数十人がチラホラとそこかしこに座ってるのなら、そりゃあノンビリでいいんだが、屋根は低くて、いつも日陰ですよ。

そこへもってきて、スコアと時間くらいしか教えてくれない、それはそれは、アウェイ観客へのもてなし思想皆無の、お席なんだから。

まるで、何様?、と思うような冷遇に逢います。

いいじゃないのさ、バックスタンドの禁じ手は、〈ビジターチームを連想させるカラーと応援グッズ〉に過ぎないのだから、そこで、堂々とゴール裏と一緒になって、クラップ ユア ハンズ すりゃあ、と思うんですがね。

この際、外見ではなくって、要は、ココロで行きましょうよ。

……、とまぁ、こんな調子。

しかしですよ、どんな種類のチケットになることよりも、もっと憂鬱になって心配すべきなのは、アクセス。

結局は、ずいぶんと遠いところに停めさせられて、シャトルバスに揺られるのかなぁ?

割高なチケットを掴まされて、煽られて。

現状、それぞれのホーム入場者をそのまま合算したところで、10,000人がそこそこ。

地上波による中継はあるわ、日曜日の19:00 キックオフだわ、そんなで、スタジアム定員を本気でまかなうつもりなのか知らん?

So What ?、それがどうしたのさ?

やっとのこと、花粉症、という憂鬱の出口が見えてきたところなのに。

では。

言葉を失う 見事さ (プレミアリーグ ちら見)

イングランドにおける最高峰(1部) リーグが、〈プレミア〉

4/20、リバプールFC とマンチェスターユナイテッドが、リバプールのホーム、アンフィールド(スタジアム名)で、リーグ第30節を戦った。

結果は、リバプールが、4 – 0 でマンU に勝利。

これで、リバプールは、半年前(10/25)の、敵地オールドトラフォードでの勝利を合わせると、今季マンUに2勝。

スコアでは、計 9 – 0 でマンチェスターユナイテッドを粉砕したことに。

参考までに、2点目となった、サラ―のゴールハイライト動画をご紹介しておきます。
リバプールFC公式ですが、むしろ、マネによるアシストを魅せたいようですね。

これほど美しいボール捌きからのゴールが決まって、リバプールのプレイヤー、喜んではいても、狂喜、というほどの表情もない。
相当なトレーニングの蓄積、を感じます。

 

ところで、1点目は、カウンター攻撃によるものだった。

ただし、このゲーム、リバプールが 70%はボールを握っていたので、カウンター攻撃超一流のチーム、と定義するのが正しい。

圧倒的な技量とスピードはともかくとして、そこには、厳しいチーム規律が在って、プレイヤーに相当な献身を求める哲学が、うかがえる。

これだけ遊び(ムダ)のないサッカーが、イングランド方式なんですな。

で、お遊びに、このゲームの先発メンバーの国籍(代表としての)を書き下すと、

ブラジル☞ 2人、イングランド☞ 2人、そして、オランダ、スコットランド、カメルーン、スペイン、セネガル、エジプト、コロンビア☞ 各1人。
さらに、監督はドイツ人。

と、こうなるわけでありますから、ここに南野 拓実(日本代表)が 割って入れないからと言って、特段、悲観することもないのでは?

では。

伝言板は どこへ消えた?

この前、伝言、に絡めて語ったら、それを読んだ ルノワール氏が、

― それだったら、『私鉄沿線』でしょう!!

と、盛んに煽ってくるんです。

歌詞の一節、〈伝言板に君のこと、ぼくは書いて帰ります〉を強調しながら……。

五郎岳氏による、1975年発表の、珠玉のヒット。

でも、しかし、不義理にも僕は、しれっと ルノ氏を裏切ると、JR『中央線』のほうに走ってしまおう。

最近、チェアマンが、声だし応援可の検証に着手したい、などと発言なさるから、山雅の入場アンセムの元歌として、いまは余計に、恋しいわけです。

ところで、駅構内の伝言板、この国からは完全に姿を消したんでしょうかね?

では。

どこで やっても勝つ力 (岐阜戦レビュウ❸)

❶ ここ半年以上、ホームでなかなか勝てていないのは、事実。

ホームで、日曜日よりの使者を聴きたい気持ちは、わかる。

けれど、山雅が、格別にホームで拙いサッカーをしているわけでもなくて、要は、難しい相手とのゲームが続いているからに過ぎない。

もちろん、チームやプレイヤーの心がけが悪いからでも、ないだろう。

強いチームならば、どこでやってもゲームをモノにする確率が高いわけだし、ホームでやることについて、客観的なアドヴァンテージがいかほどなのか、因果関係を証明するデータは、あるんだろうか?

要は、主に、キモチの領域なんですな、これ。

……、美濃国の空の下、長良川のアウェイゴール裏で、

案外、アルウイン(の観衆) の勝たせる力が、ここのところ減じているんじゃあないか?、などと思えてきた。

これは、流行り病で声援が封じられている事情が大きいけれど、ホームで勝てない、については、もしも、やってるプレイヤーに何かを求めるのなら、観ている側にも、なんらかの不足があるのでは?、などと……。

すくなくとも、スピーカーから音量大きく流すことではなく、ライブでもっと高揚感を打ち出せること、おそらく、いちばんは視覚効果、そんなことぐらいしか思い浮かびませんがね。

まぁ、言えることは、どこでやっても勝つ努力をしておくれ、それだけ。

敢えて、決して大っぴらには言えないが、レフェリーのジャッジを当方に有利に導くような、アルウィンの雰囲気創りは大切か。

❷ 特に、ここ2年、ヤスい失点の山につき合ってきた失望が底にあるので、極端に失点を怖れてしまう。

たとえば、2点差をつけないととても安心できない心理が、それ。

これを、悲しく切ない、クリーンシート(失点0 ) 願望と呼ぶにせよ、とにかく、そこばかりが、言及される昨今。

おそらく、守備は、決まり事を厳格にすればなんとか格好がついてくるけれど、攻撃は決まり事以上の、着想と技量がモノをいう世界。
ゆえに、守備の確立から入る、と言う順序なのか知らん。

ただし、僕の場合は、失点しないに越したことはないけれど、そもそも、得点しなきゃあ勝ちは転がり込んでこないのだから、まづは、ひとつでも多くのゴールシーンを、熱望する。

弱みを克服しようとするよりも、強みで弱点を無意味なものにしてしまう、そんな風に生きていきたい。

今季を観ていると、若手が、まったく物怖じすることなく中堅世代と融合しつつあるから、その躍動を、多く攻撃面に向けてもらいたい、とひたすら願います。

以上、きわめて、個人的な感想に過ぎません。

では。

耐えた前半があったからこそ (FC岐阜戦レビュウ❷)

 

ゲーム開始早々、4人の最終ラインが キレイに揃っているのを観て、

― なるほど4バックかぁ。
おそらくは、菊池 大介と宇賀神 友弥でしかけてくるであろう、岐阜の左サイド対策なんだろうな、と思う
今季の岐阜さんは、これを〈売り〉にしたいのでしょうから。

右サイドバックに入った前 貴之の負担はけっこう重かったが、そこそこ対応できていて、ここで踏ん張ったからこそ、前半の得点(by 小松 蓮)が生まれた、と言っていい。

他方、左サイドバックの下川 陽太は、窪田 稜の突進を捕まえるべく、#8対決で忙しかった。(岐阜の得点は、窪田のクロスから生まれた、要注目プレイヤーか)

……とまぁ、前半は両サイドで岐阜の侵入に持ち堪えながら、好機をうかがう展開。

特に15分過ぎから30分あたりでは、岐阜にリズム感が出て来ていて防戦に追われたけれど、ここを前後へのハードワークで凌げたのが、ゲームの帰趨を決めたひとつめの要因

そして、押し込まれ気味の左サイドの、例えば常田 克人から、サイドチェンジのボールが、右サイドを駆け上がった前目がけて出てくる、なんて展開から山雅の攻撃にスイッチが入るようになった。

ゲームの入りから活発にやるとしても、特に、相手の時間帯をどうやってやり過ごすのか、そういう課題へのひとつの答え、と考えます。

ふたつめの要因は、後半、岐阜のサイド攻撃に迫力が減じ、その攻撃が、縦パス一本、といった単調さ、低調さ、に染まっていったこと。

もちろん、外山 凌が左に入り、下川が右にまわるリフレッシュがかなり効いていたことは確か。

柏木 陽介が、ちょこまかと動いて大胆なパスを通してくる厄介さはあったけれど、前半に比べ守備しやすくなったことは、ありがたかったはず。

中盤同士では、山雅が強度において、だいぶ優位でもありました。

で、後半の2得点は、セットプレイにおける〈巧緻〉が奏功したもの。

そこには、菊井 悠介の、ボレーシュートによるゴール未遂もあったりしたけれど、コーナーキックひとつひとつに、工夫があった!!

2得点の住田 将。
とにかく前線に切り込んでいく積極性が、ここに来て報われましたね。
だから、MVPで文句はありません。

ただ、萬年式観点からすれば、1ゴール と (実質的な)2アシストを挙げた小松 蓮。

それと、セカンドボールを回収しまくった佐藤 和弘、このふたりを推します。

特に左藤の貢献は、多少アバウトなボールであっても、これを相手最終ラインに入れることによって、結果、前向きになった中盤のプレイヤーが、そのセカンドボールを回収して攻撃に転ずる、という〈シンプル、かつスピーディな〉方式が有効な武器となったという意味で、価値が高い。

では。