興ざめな数字だけれど (これからどうする? 山雅)

今日やると、山雅はこれで、

12ゲームを消化したことになり、リーグ戦(全38試合)は、ほぼ 3分の 1まで進む。

ここまで、

yamagaと長野の、今季のJリーグ公式のデータをみると

ゲーム当りの得点が、ちょうど1ゴール、

失点は、その得点を上回り、

被シュートの数で、リーグ4位(山雅)、リーグ7位(長野)、

それぞれの得点11のうち、40%弱をセットプレイから獲ている、といった概要。

要は、

今夜のゲームは、ともに貧相な攻撃力同士の対戦、と言える。

そして。

そこに、要らん〈力み〉がおそらくは加わるから

双方潰しあいによって、攻撃がますます湿ることになれば、

より興醒めな、悪い意味での、膠着したゲームになりかねない。

山雅にとっては、

フリーキックの回数が増えるのが助かる(怪我は怖いが)、というぐらいのものか。

そもそも。

(安藤 翼の離脱が大きいが)攻撃に、引き出しを事欠いたこともあって、攻撃不調でスタート。

だから、。

スタートダッシュを云々できるような攻撃レヴェルにないなか、

勝ち負けの数をとんとん(=同数)にしているのは、僕からすればまぁまぁ、です。

ここへ来て。

田中 想来というスピードに頼れるようにはなったけれど、

どうしても浅川の復調は必須であって、

そのためには、ツートップでいくべきではありませんかねぇ。

杉田の復帰、高橋とサンタナの好連携など、好材料がみえてきたのだから、

4 – 4 – 2 (または、大橋アンカーを活かし、4 – 3 – 3) を採る時期だと思います。

さいわい、ボランチで活きるタレント(青空、厳ら) には不自由していない。

3バックは、守備意識とラインを統一できるかも知れないが、

どうしたって、後方に重くなり、攻撃の厚み(人数と起点の高さ)に迫力がでません。

けっこうなシュートは打たれているけれど、

ゲームあたりの失点は(対高知戦の5つをのぞけば)取り立てて多くないのは、

勇気をもって守備ラインを高く保っているからで、

そのやり方は、4バックとも共存すると思うんですが。

そこで。

たまたま再度、攻撃的にやりたいが攻撃力で苦心しているパルセイロとやるからこそ、

これから13ゲーム以降を見すえ、攻撃力を引き上げることについてだけ、つぶやいておきます。

つまり。

今夜は、複数得点を心待ちにするということで。

では。

効いたよね、早めの青空。

そもそも。

我が山雅が、プロサッカーにあって、2部リーグ以上でやっているのなら、

長野県サッカー選手権は、欲しくたって獲れもしない誉れ

だから、そこに。

ホコリとか、を持ち出してくるのが、大いなる自己矛盾だろうし、

身の丈をわきまえないようなリーグ至上主義者なら、なおさらではないか。

せいぜい。

単なる意固地、と正直にホンネを吐くのが、すがすがしい。

ゆえに。

もしも〈真の矜持〉を有する者であるのなら、

一昨日のゲームは、決して勝ち負けの文脈で語ってはならず、

唯一、勝利したことの価値は

あと2週間もしたら、ここアルウィンで、

FC大阪に、手厚くリベンジするチャンスを得た、ことだろう。

ここでも、チームが有する才能を、果敢に試せるではないか。

……ただし。

内容的には、けっこう見応え(成果)はあったから、その、いくつかを。

❶(タイトルは、某感冒市販薬のコピーを、ふざけて引用)

早め、とは、先発で、終りまで石山 青空を投入したこと

僕のプレビュウでは、蒼空を、稲福とセットでボランチに配置、と診たが、

その稲福を、当初は(樋口に替えて) 左サイドバックへ配置する、とはまったく予想できなかった。

青空は、幾度も、縫うようなドリブルで、ボールを絶好な位置まで運ぶ技量を魅せてくれていて、

彼の強みは、その動きを、前後の両方向へ繰り出せること。

ただし、リーグ戦になったら、

首脳陣が、蒼空をボランチで使う決心をどの局面でするのかどうか?、そこを注視する。

❷他には、滝、杉田の復帰の確定、高橋の信頼性、サンタナの持ち味再確認など。

村越の負傷の程度が心配ですけど、

直近リーグ戦の先発メンツにはまったく手をつけないで観られたことは大きい。

神田 渉馬は、ゴールキックを 16本も蹴り込んでいたから、けっこう実戦感覚をモノにできたはずで、これも朗報。

❸誰が出てきても同じサッカーができる、というのは、実際は、無理な相談。

皆が、チームの決め事の根幹の基準は守れ、というくらいか。

ゲームの中(つまり真剣勝負)で、互いのプレイ傾向を掴んでいなければ、予測できないことがあまりにも多く、

たとえば。

バルガスが頭で競る場合、ボールの軌道や、彼の姿勢からセカンドボールの落下地点が読みづらいので、

前田 陸王が、アプローチし損ねる、そういうところ。

そこが、観ている者からすると、レギュラーを獲れない理由に映ってしまうのは、酷といえば酷で、

この壁を、どうやって突破するかは、最後は個々の成長、というのは簡単だけれど、

各自に、自己の技量の証明の〈場〉が、ひとつでも多く与えられることを願ってやみません、心底から。

では。

クラシコ違い……。

今日、会社で、クレ君(バルサファン)と会ったら、

彼は、壮絶な撃ち合いだった、と言うし、

僕のほうは、複数得点ならず、と語るから、

これは、どうもおかしい?、と思っていると、

なあ~んだ。

クレ君は、リーガエスパニョーラ(スペイン1部) の、2024/25季 第35節

エル クラシコ、つまり、バルセロナFC vs レアルマドリードのことを話していて、

0 – 2 とされたバルセロナが、4点獲ってゲームをひっくり返し、

その後、1点かえされたものの、ホームで勝利した、という。

計7回、ゴールネットが揺れるのを魅せられて、

しかも、我がチームが勝者、とくれば、

サッカーのファン&サポーターの、それはそれは、極上の時間に違いない。

対し。

歴史も因縁も、その苛烈さにおいては、おおよそその足もとにも及ばない

こっちのクラシコ(僕自身は、いまだ恥ずかしさがあってこの言葉は発したことがないが)は、

1 – 0 の、 どっちに転んでもおかしくないゲームだった。

いずれが圧倒した、とはとても評せないけれど、

リジットな陣形の中、個の技量を、より多く表現できた山雅のほうが、いくぶんかシュアで、かつ、巧いゲームをした、と思う。

給水とか、レフェリーへの訴求とか、浮足立つことなく冷静だった。

ここらは、高橋 祥平の、影のリーダーシップに負うことろが大きい、と診る。

両者のやってるサッカーを、乱暴に対比するならば、

自分の陣形を、ある意味、自分で破壊してでも、その中盤で攻撃スイッチを起動させると、

サイド、あるいは中央から多彩に、ペナルティエリアへとボールを持ち込みたい長野のサッカーは〈かなり攻撃的〉と言える。

他方、山雅のほうは。

(特に縦方向にコンパクトな)リジットな陣形を保ち、相手から奪うなり、パスで交わすなりして、ボールを、相手ペナルティエリアまで持ち込みたいサッカー。

だから、初手の手がかりは、山雅のやり方のほうが、より得やすい

パルセイロの方法だと、

中盤で、上手く相手の〈網〉をすり抜けられれば、ビッグチャンスになるが、

もしも、前進の最中でボールを失うと、(攻撃態勢を採るために) 互いのプレイヤーの距離が不均等になっているので、

反転した相手に、一気に自ゴールへとボールを運ばれてしまう。

開始 5分の、浅川 隼人による先制点(=決勝点)は、それが如実に露呈した。

稲福が、相手ボールを奪ってから、安永、本間を経由して、3手目が浅川のシュートだった。

その間、長野ディフェンダーは、まったくこっちのプレイヤーに対応できない。

ま、山雅としては、個々人の持ち味と、求められた仕事をきっちり果たせた、素晴らしいゴール。

……ということにしておいて、

今夜。

僕は、エルクラシコの、そして、クレ君は、天皇杯県予選の決勝の、

それぞれがハイライトを観よう、と約したのです。

では。

長野戦プレビュウに代えての,胸算用。

このところ、庭では。

これが芽吹いた、あれが咲いた、と事欠かない。

一昨日は、アゲハ蝶が、葉山椒の樹のまわりを盛んに飛ぶ。

花にら、あやめ(5/4)、そして、鈴蘭、などなど。

植物を、カタカナ表記にする作法の、そのいわれも知らないが、

いまや、店頭には、外国語名の草花ばかりが並んでいて、

渡来の品種で、日本の庭がこうも埋め尽くされるのが、果たしていいのか?

そんな疑問の僕なんであるが、

古来から在ると思っている草花にしたって、

大昔に異国から持ち込まれているわけだから、長い目でみれば、どうでも良いことかも知れない。

……さて。

延期になったホーム開幕戦(第4節)については、

明日(5/11)の結果を踏まえてプレビュウすることになるだろうか?

どっちに転んだとしても、あまり意欲が湧かない(だろう)。

ひょっとしたら、書かないかも知れない。

長野パルセイロのサッカーに、ほとんど興味が湧かないのもあるけれど、

山雅界隈で、プライド、意地といった言葉が持ち出されると、

なおさら醒めている自分が居て、これは僕の傾向性=資質のゆえだから、もうどうしようもない。

フツーに、自分流で勝利をめざせば、それで良し。

できれば日程を、11日と振り替えできればグッドだったが、

水曜日のナイトゲームになったので、

僕の予想だと、7,000人前後が基底で、

そこに、EPSONさんのご厚意で、1,000人が乗っかるから、8,000人かな。

これは、土日開催とほぼ同レヴェルの入場数であって、

クラブが気張っている10,000人には、あと2,000人……。

努力が報われて、たとえ、10,000人を確保できたとしても、

当初からの、予想される集客減の約 4,000人分は、残りのホームゲーム14で埋めるしかない。

ゲームあたりで、300人の挽回。

その際、ファン&サポーターのほうが、

〈チームの戦績が芳しければアルウィンに足を向ける〉と、条件を口にするのだけは、無しね。

では。

ひとは可能なことのみを妄想する (天皇杯県予選ファイナル)

妄想、と言おうか、

ウオッチャーとしての単なる希望です。

リーグ戦からのほとんどフルなターンオーヴァー

それと、交代要員 7名を前提にすると、

下図のとおり。

このゲーム、脳震盪対応の交代ルールが適用になれば、

さらに、山本 龍平と村松 厳のふたりを、控えとして追加するのですが。

ここで、ひとつ思い切って。

4 – 4 – 2でもいいか?、とも 思います。

その時は、バルガスと滝のツートップにして、佐相を右アウトサイドハーフに回し、

本間ジャスティンを、右サイドバックに転用する。

左は。

樋口をアウトサイドハーフへ上げて、杉田 隼をサイドバックとする布陣へ。

これなんか、めちゃくちゃ攻撃的で、ワクワクしません?

さて。

この決勝戦、一体、どちらのホームゲーム扱いなんだろう?、といまさら

訊きもできずにいるんですが、

両者が、ホーム用ユニフォームでピッチに登場すること、は想像に難くないんですけれど、

僕なんか、昨年の優勝チームに敬意を表する意味で、

山雅は、あえてアウェイユニフォームを身にまとったら?、と真剣に思いますね。

そうすれば。

普段、なかなかアウェイの地に赴けないファン&サポーターにとっては、目の保養、新鮮な印象になるではありませんか!!

……かようにして、平均年齢で、23前後のチームが勝利をめざしてファイトする。

なんとも勝手な、物語です。

では、アルウィンで。