むしろ寡黙でありたい,今は (PO決勝プレビュウのようなもの)

(画像版権所有及び使用許諾:オフィス ウエストウッド)

結局は。

思ったとおり、有料駐車場は確保できなかった。

けれど、ビジター席(メイン)は抑えることができたので、御の字なんです。

あとは。

コンビニ店頭で発券するのと、無料シャトルバスが発着する臨時駐車場を利用できるように当地を出発するだけ……。

週末はどうやら、スタジアムは、雨(または雪)らしい。

日本海側特有の、晴天の日が稀な、鬱々としたシーズンに突入したのだから、致し方なし。

泣く児と、天候には勝てないが、山雅の勝ちを観に行く、ただそれだけ

いろいろ言ったところで、ゲーム戦略と戦術は、チームに落とし込まれるだろうから、

くれぐれも、悔いのないゲームであってもらいたいと望む。

リーグ戦、アウェイ(2024.8.24)では負け(0 – 3)。

それだけに。

冬仕様に身を変えた雷鳥を胸に、戦士らが、

その日以来、個とチームが、どれだけ進化/深化したのか?を、証明できる絶好の機会ではありませんか。

では。

心象から確信へ (PO準決勝レビュウ❷……余韻)

☞こうなれば、来季は、違うユニをまとって磐田とやらなければ……。

一日たって、DAZNでゲームを観返してみた。(後半のみ)

スタジアムでめだった連携などの粗さも、画面でみれば、かなりトーンが収まっていて、

要は、ほとんど山雅のワンサイドゲーム、だったのが知れた。

縦方向のパス意識と技量の、俊敏とアイデアは、かなり秀逸な福島だったが、

いまだ、まんべんなく描き切れていないサッカー、そんな感じ。

他方、山雅のほうは、なんでもやり切ろうとする執着と執拗さに優っていた。

福島のボールホルダーへの寄せは、だいたい逃がさず、的確に攻撃を頓挫させている。

残ったのは。

プレイヤー自身が認めているであろうはずの、

最後の決め(ゴール奪取)の、丁寧と詰めを、もっと準備すること、それに尽きる。

さて。

ゲーム後、チノ氏と歓談していると、

北ゴール裏で顔見知りになった、親子さんが、僕を、(いつもよりだいぶん混雑していたので、おそらくはやっとのことで) 見つけてくださった。

― これ、沼津のお土産です、と差し出されたのが、〈静岡おでん〉と、

なめらかチョコクッキー(山雅とのコラボ)。

(一時、富士市に住んでいた僕には、静岡おでんには麗しい思いがあるのです)

この親子さんとは、

こちらから一方的にお願いして、小学生のお子さんに、よくゲーフラを掲げていただくのだけれど、

― なんとまぁ、身に余る光栄です、とありがたくいただく。

互いに名も知らぬ、けれど、こんな交歓ができるとは、アルウィンのくれた賜物でありましょう……。

― で、富山はどうします?、と伺うと、

悩んでいる(思案中)、とのことでありました。

では。

追伸、パソコン不調により、ブログ投稿が中断しますが、お赦しを。
復旧しだい、また。

修正力(☜強み)が光ったゲーム (2024.12.1PO準決勝レビュウ❶)

1 – 1 のドロー。

年間順位が上位のため、我が山雅が、決勝進出を決める!!

ゲーム開始早々の、10分。

右タッチライン沿いを割られて、そこからクロスに合わせられ失点。

福島の十八番、左サイド#10森の、突貫による画に描いたごとくの得点でした。

相手の布陣を、(自分らの)右に寄せておいてから、空いた左サイドをへボールをまわし、ドリブルで突破する。

……これが、今季、福島の定番であり、伝家の宝刀なんだ、

と感心させられる攻撃に、幾度か曝された前半でありました。

(さて、ゲーム診断は、ゴール裏同志チノ氏からのいただきが多いのですが)

ここには、福島の作戦が効いていて、

……センターバックが、自陣の深いところでボールをまわすことで、山雅の前線に喰いつかせ、その後方にスペースを創り出しておいて、攻撃起点となる中盤にボールを渡すと、

そこから気の効いたボールが、縦パスなどで最前線へ配球される、というのがそれ。

さらには。

時折、ロングフィードを混ぜては、山雅の最終ラインを下げにかかる。

つまりは、山雅の陣形が、タテに間延びさせられていた

おそらく、福島の指揮陣は、38節対沼津戦(山雅の)をスカウティングして立案したのだと思います。

ポイントは、失点が 早かったということ。

幸いにして、挽回するのに 80分間を使えたこと。

後半。

陣形のルーズさが、見事に修正されて、上下左右にコンパクトになった。

必要以上の追いかけまわしを止め、相手のパスコースを意識した対応へ。

こうなると、使える中盤が窮屈になるから、福島得意の縦パスが発動しにくくなり、

かつ、プレイヤー間の距離が短い山雅の寄せが速くなり、ボール奪取が効果的となった。

で、セットプレイ(CK)からの、ゴール!!

山雅の、現状持てるところの強みを出し切った、理想的なゲームが、そこに在った、というのが萬年評価。

しかも、ボール保持を山雅が獲り続けていた(おそらく)わけだから、

福島のほうは、自分流でない、カウンターサッカーに追い込まれる。

このゲームを読んだ修正力は、リーグ後半になって高まったもので、

指揮陣とチーム各個の意思共有が深まったゆえでしょう。

前半は、福島#10が目立ち、後半は、山雅の#10が、その存在感と輝きを取り戻したとも言えた。

萬年式には、ゲームMIPは、村越 凱光

スペース奪取と、前進サッカーを象徴する出来の良さ。
つまり、中村 仁郎投入が必要なかったくらいに。

(もちろん、中村のカットインが、疲れの見えた福島ディフェンス陣を振り回すさまを観てみたかった、のはあります)

よりしたたかなチームであれば、

さらに2点目を積むことで、

3得点しないとならないところに相手を追い詰めてゲームを決めるんでしょうが、それは、まぁ、求め過ぎ。

では。

〈強み〉が、勝負のキーワード (PO福島戦プレビュウ❷)


☞今日は、宮部のゴール狙いに注目!!

山雅と福島は、けっこう近似な者同士、なんである。

数字上の戦いぶりにおいて。

いちばんは、攻撃的であること

と、同時に、相手の攻撃にけっこう曝されるサッカー、であること。

山雅の得点と失点は、61 と 45、したがって、得失点差が 16。

福島の得点と失点は、64 と 49、得失点差は 15。

ゴールも多いが、失点もそこそこしている。得失点差は、大量得点したゲームで稼いだもの。

また、クリーンシート(失点0)のゲームは、山雅 11、福島 10。

シュートをたくさん放ち(リーグで ツートップ)、ファールは少ない(福島トップ、山雅が 3位)。

……これだけみると、まるで双子のようではないか。

ただし、大きな違いは、引き分けの数

山雅 12、に対して、福島 5 (リーグ最少)。

つまり、ドローが少なくて、勝つか負けるかのサッカーをやっている福島のほうが、

より攻撃的に特化したサッカー、と言ってよい。

❷そして、このゲーム、いちばんの注目は、

福島が、

先週の沼津のように、山雅の陣形を縦にルーズにするような手法をどれだけ織り交ぜてくるだろうか?、という点。

山雅の中盤の守功力を消しにかかる、つまりは、相手の強みを減ずる作戦です。

万が一。

相手がそう出てきても、フラストレーションをためず、

たとえ、ディフェンスラインの後方に膨大なスペースができ、

そこを使って、両サイドや、中央突破で侵されるリスクが生じようとも、

❸我慢して、リジットで、コンパクトな陣形を保ち、ボールを持ちたい相手を、連動して前線から追いかけまわす、これでいきましょう。

所詮、強みでしか勝負できないわけで、

山雅の強みは、繰り返し圧をかけては、長短のボールを駆使して、前へ前へと波状的に進むこと。

あとは、セットプレイをいかに巧妙に、工夫するか

ここまで来たら、取ってつけたことなど身に着かずの事情は、福島も一緒。

チーム福島は、〈守功一体型〉山雅が組みやすい相手なのが儲けもの、と考えて、

最初から飛ばしましょう。

アルウィンへは、勤務を終えて、ゲーム開始直前に乗り込みます。

では。