こっちだって、60周年だぞ。

60th アニバーサリイの、(安永が着用モデルの) 特別ユニフォーム。

僕の好みの襟付き、でもあるので購入を相談してみたが、

誰かのお許しが下りずにいて、まぁ、諦めることになりそう……。

……愚痴はこれくらいで。

グラント グリーン (1935~ 1979年 ジャズギタリスト) による

『I Want To Hold Your Hand 』(原曲はビートルズ) のカヴァー。

この曲は、1965年3月に録音されている。

ゆえに、こちらだって、60周年なんだが、

まったく古びていないのに驚く始末、なんだ、この縛られない縦横無尽さは。

もちろん。

山雅だって、古びずに、これからも、時代の先頭に立ち続けてもらいたい、と願っている。

では。

願ったり叶ったりの相手とやるのだ (天皇杯 1回戦)

(ここのところ、サッカー談義の投稿ばかりで恐縮です)

このゲーム、

サッカーの神の〈お導き〉に思えて仕方がありません。(もしサッカーに神が在るのなら)

というのは、

3つ前のリーグ戦で、山雅が、まったく思うようにゲームを創れなかった相手のFC大阪。

そこと、早々に、

しかも、ここアルウィンで、再戦できるのですから!!

これほどの僥倖は、そうざらにあるものでなく、

現時点で、これ以上に最上、最適は相手は見つからない。

ところが、

家人は、(何故か)すでに不参戦を決め込んでおり、観客は大して見込めない、とのご託宣。

いわば、梅雨入り前の、農事と庭造り優先説、を採るわけだ。

それを否定はしませんが、僕からすると……、

❶チケット代が、なんと県予選の半額!! 、と安価。

❷対戦相手には、上述のような記憶に新しい遺恨があって、その雪辱の念がみなぎること。

❸リーグ戦の切迫感とは、ひとあじ違った、開放的な観戦マインド。

❹連戦の疲弊から多少なりとも回復した、ついでに、新鮮なタレントを観られる可能性。

……これらの愉しみで、

それなり、そうだなぁ、5,000人超の入りは確実、と思われます、

いちばん大きな懸念材料は、FC大阪の知名度の低さでしょうか。

……で、ゲームのポイントです。

くどい話になりますが、

第13節対鳥取戦が、なぜに、特筆すべきゲームであったのか?

それは、同じく、内容で圧倒できた対パルセイロ戦から、さらに戦い方において熟達していたからであって、

長野戦のように、前半(ゲームの入り)、相手にゲームの流れを渡すようなこともなく、終始、試合を主導していたことによる。

たとえば、得点した後の15分間は、相手にボール保持で70%を渡してでも、ゲームを握っていた。

このような、場と機に応じた〈練達〉を、

FC大阪という、頑固な自己流、かつ、巧緻なスタイル相手に、繰り出せるのかどうか?

観るべきは、そこでしょうね。

具体的には。

ボール保持におかまいなく、ロング、またはハイなボールの蹴り出しと、
その落下地点での回収、そこに、一瞬の切り裂き攻撃を織り込むサッカー。

これに対して、

むしろ、こっちが、相手守備を前後左右に揺さぶりまくり、そこに空いたスペースを利用して手早い(=シンプルな) 攻撃をやり遂げること、それがテーマ。

FC大阪サッカーの本質は、あくまで攻撃的であること。

ですから、その守備には、かなりの弱点を見い出せるはずで、

それには、ボール保持と非保持を〈巧く〉出し入れしながら大阪ゴールにむかいましょう

向こうふたりのセンターバックに対し、3 – 4 – 3 のスリートップの数的優位で。

別の言い方をすれば、

こっちの先導で相手を走らせること、山雅のほうは、走りたい時に走ること。

……勤務を切り上げて向かいますから、前半終り頃からの参戦になりますが、

では、アルウィンで。

地域密着を知れ (後編)

中編より続いて。

❸ガイナーレ戦における先制直後の光景。

得点した田中のところへ、樋口、村松が,、早速と抱きつきに来る。

まぁ、画としても、鑑賞に堪えるの図、ですが、

山雅にあってユース年代を送った才能が、ピッチでその領分を発揮すること。

これが、地域密着の、ひとつの成果に違いない。

僕は、彼らが、長野県生まれであることにはこだわってはおらず

山雅の近くで暮らしたこと、そこに着目する。

これは、

多くが、外からの寮住まい生徒で成立するスポーツエリート校、

つまりは、高校生野球における〈甲子園専科コース〉を、

そのまま地元代表として受容するような心情と同じなのかも知れない。

トップチームが、たとえどのカテゴリーにいようとも、

それ相当な準備期間を要したゆえの、

まさに今、でなければ味わえない、クラブ成長の軌跡

これを見逃す手はありませんぜ。

では。

地域密着を知れ (中篇)

前編よりの続きです。

鳥取戦の観客が、7,000人に届かなかったこと。

これなどは、地域特性がかなり反映したあたりまえな動向、と診ます。

松本山雅が、いかに、地域に〈裾広く〉密着したクラブであるかの証左みたいなもの。

5年前のデータ(2020年10月国勢調査による)ですが、

長野県の就業率は、62%で、全国 5位、

うち、65歳以上の就業率は、32%で、全国 1位。

たとえ、ゲームが土日であろうと(曜日に関係ない就労は、そこそこ多く)、

山雅ファン&サポーターは、幅広い世代(老若男女)が、お仕事を持っている。
(☞ これが、根底です)

また。

10年前の統計だと、

長野県の総農家数は、全国 堂々の 第1位。

なかでも、自給的、第2種兼業農家(農家収入が副収入)が、その8割を占めているらしい。

つまりは、農作業を、(会社等の) 休日を使って、集中的にこなすだろう。

さらに。

この季節、ホームセンターなどの園芸売り場の、その盛況のありさまを見よ。

これだけの前提条件のところに持ってきて、

鳥取戦は、FDAのエンブラエル機が、着陸をやり直すほどの強風下であったものの、

前日の雨模様からは、一転しての好天

農作業(植え付け)、庭いじり、ファミリーサーヴィスには、最適日だった。

晴天も、雨天と同じように、客足が遠のくその日に、

7,000人弱の参集、これをどう診るのか?、ということ。

しかもしかも、あのゲーム、たしか、地上波による中継があった。

……ならば、集客的には、そこそこの健闘です。

では。

地域密着を知れ (前編)

たとえ声を大にしなくとも、

果たして、

〈地域密着でないこと〉が、今のJリーグで成立するのかいな?

つまりは。

品質と強調協調性を落とさないために、12の球団数に制限するプロ野球でもないのだから、

(傘下) 60クラブにエキスパンションしちゃったJリーグにおいては、

もはや、地域密着でしかあり得ない。

いつかの神戸の、バルサ密着は、

金にモノをいわせた仇花。(金にモノをいわせることは、もちろん、否定しない)

さて。

それを前提に語ると、

❶よくある、(ホーム)スタジアムのアクセスの難易度論。

いかにもマヌケよなぁ、と思うのは、

スタ最寄り駅からの距離と時間を、評価のメイン軸にすること。

鉄道網の発達した首都圏、京阪、中京圏ならいざ知らず、

もはや、JR私鉄を問わず瀕死状態の〈地方〉(田舎)では、最寄り駅を起点とするアクセス論議は成り立たないし、

(クルマがないと、生存できませぬ)

そもそも、既存設備は、もともとが、郊外の、非住宅エリアの安価な立地で、地方政府が設けたものが多く、

クラブが、自前で、自由にスタジアムを入手もできない実情であるから、

スタジアムそのものの立地条件を持ち出したところで、まったく無意味。

日頃は鉄道を使って暮らすアウェイ観客の利便を、第一義的、とするのが暴論で、

だから、一体、どこの誰さまにとってのアクセスなのか?

(もちろん、クラブ収益面からは、割引しないアウェイチケットの増大は大切)

もしも。

首都圏などからの観客のため、このアルウィンのアクセスを格別なものにしようと思えば、

上田or佐久平駅から、信州まつもと空港駅をターミナルとして、北陸新幹線の分岐線を敷くこと、これが、推奨的な解決策です。

さすれば、このエアポート活用度の余地もかなり増える。

……そう言う前に、山雅はトップリーグへ、でしょうかね。

では。