青と白。

昼休憩の食堂で。

モモ氏が、

青いサンゴ礁……、と切り出したので、

―あぁ。 たしか、そういう題名の映画があったよね、と言うと、

〈青いサンゴ礁〉は、松田 聖子の持ち歌に決まってるでしょう、と反駁されてしまった。

隣にいたジャガー氏が、あれは、ヒット以上の曲と、日本人なら皆知ってるみたいな言いよう

思うに、80年代の初頭から10年間近く、

僕は、TV画面でTV番組を観ることが一切無いような生活だったから、
(N〇Kの受信料など、どこの世界の話か、という)

当時の、流行り歌(邦楽)には、同時代的な共感がまったく湧かない。

唯一の例外は、柳ジョージくらいか。

それで困ることもないから、どうでもいいけれど、

しかし、

― じゃぁ、同じサンゴ礁でも、〈白いサンゴ礁〉はどう?、とモモ氏に尋ねると、

これを、ご存じない。

なんたることであろうか、阿久 悠氏による歌詞ベストスリーのひとつなのに。

ズーニーヴ―の名も知らん、とのこと。

もともとは。

〈亜麻色の髪の乙女〉(ドビュッシーの曲ではない)は、なんていうグループが歌ったんだっけ?、とモモ氏が思い出せないことから始まった話題なのに……。

すべては今は昔、の話題です。

では。

連勝止まる (ただしバルサ)。

リーガエスパニョーラ(スペイン1部)の今季にあって、

バルセロナFCは、開幕から7連勝。

その後1敗した後、また 4連勝中だったのが、

第13節、対レアルソシエダ戦(アウェイ)では、0 – 1 で敗戦。

けれども、ここまでたったの 2敗、トップの座をひた走る。

職場のクレ君曰く、

― 止まらない連勝はありませんからねぇ……。(口惜しそうに)

僕の印象では、バルサのサッカーもずいぶん変容して、

まるで、プレミアリーグ(イングランド1部)のように、フィジカルでぐんぐんと前へ進攻するようになった。

さて、バルサに土をつけたレアルソシエダの中心プレイヤーのひとりが、

久保 健英(23歳)

もはや、国籍や人種の形容詞が要らぬサッカープレイヤーの仲間入り、でしょう。

このゲームでも、ずいぶん魅せるから、ここにハイライト動画をご紹介。(やがて削除されそう)

僕が、プレイ同様に感心したのは、ゲーム後インタビュウの応え(スペイン語)。

その中で……、

(大切なのは)この街の人々が明日、ゲームの勝利について話すこと、みたいなことを言っていて、

サッカーチームが街に存在する至福を知っているプレイヤー、こういうのいいですなぁ。

今からすこし前。

2019年4月28日、山雅は(トップリーグで)、FC東京と闘って、0 – 2 で敗戦。

このゲームでは、

アシストと、被ファールによるPK獲得にと躍動した久保には、やられ放題だった。

ま、かように我が山雅が、久保君の成長に一役買っていることは、確か。

では。

いまさら変節もせず,できず (いわて戦レビュウ❷)

6 – 1 という結果は、大歓迎。

ただし、このスコアにしたって、

シーズンをとおし、試行錯誤(おそらく)しながら作ってきたチームとサッカースタイルが表現された、そのひとつ、でありましょう。

そこが、いちばんの成果でした。

つまり、リーグもここまで来れば、自分の流儀を棄てることもできないわけで、

それは、グルージャ盛岡だって同じ。

観ていて、

#10オタボー ケネスを、右サイドに限局的に配置するのはなんとも惜しいのではないか?、

ペナルティエリアが視野に入っても、クロス投入を禁じ手とするチーム規律があるのかいな?、

ロングボールは、苦し紛れと、左サイドを走らせるときの限定使用なんだ、

……そんなことばかり考えてました、大きなお世話ですけどね。

パスを畳みかけて、洗練にゴールを獲りたい、そういうことでしょう。

他方、山雅は。

いわてのサッカーに比べると、

なんでもあり、を厭わず、前方向を常に意識した無骨さが前面に出た。

特に、美点は、

相手を前向きでプレイさせない出足とボールへの寄せ、でしょうか。

中盤で、これが良く機能してましたから、今節の MIPは絶対、

山本 康裕と、安永 玲央のボランチコンビでありましょう。

このプレイの集積を、〈守備〉と考えるのは間違いで、

これを、〈攻撃〉の起点とできるようになったことが、現在のチーム好調の要因のひとつ、と診ます。

あと、ひとつ。

僕は、現時点のシステムを、3 – 4 – 3、と見なしますが、

最前列 3 が、自在に左右を入れ替えていることが、相手からするとマークしにくくなって、スペースを巧く使えている。

先制点の村越の位置がそれで、

ゴールに向かい右に出て、右足で獲ったゴールは、彼の中でひとつ進歩があり、村越をキーパーソンに推した僕にとってはご満悦。

残り2ゲーム (できれば 4ゲーム)、この流儀を継続です!!

では。

〈速報〉攻め疲れずに,良くやった!!(2024.11.9いわて戦レビュウ)

事情あって、ゲーム50分過ぎからの、DAZN観戦となりました。

で、ハイライトと、前半を観返しただけの、取り急ぎで、レビュウです。

対戦相手のいわてが、どうのこうのにおかまいなく、

攻めつ疲れずに、精力的に前へ前へのサッカーをひたすら遂行

グッジョブでした。

終盤。

もうすこし強欲にやれば、2点くらいは積めた、とは思うけれど、

プレビュウで注文したとおりの、我が意を得たりのゲーム、

ということで、まづは、

チームと、遠路参戦してくださったファン&サポーターに心から感謝申し上げます。

では。

よもやま話こそ生きがい〈Wild World〉

クレ君(バルサファン、職場の)とは、サッカーの取りとめもない話が多い。

最近、レアルマドリは、クラシコで、バルセロナに(ホームで) 0 – 4 で敗戦、

ACLでは、ミランに 0 – 1 で負け。

― こうなると、指揮官の地位も安泰でなくなるよね、あれだけのクラブだと。

― 長野戦を観てはじめて、パルセイロのキャプテンがいま、三田なんだ、って知りました。

― たしか、彼、木曽の出身だよ。

―トレセンで一緒でした。
三田が一年後輩ということもあって、静かな奴で、
その後、青森山田へ行って、法政大に進んだのは知っていましたけど……。
もう、雲の上の存在ですがね。

こんな話こそ、いいんですよね。すぐ身近に在るサッカーが感じられて。

身近といえば。

山雅公式がアップロードする動画は、

数時間のうちに、何千回も再生される。

それだけ多くの、山雅に関心ある層が存在するにせよ、

こまめに情報公開を続けるクラブの姿勢があるからこその話で、

マーケティングを上手くやっている、と言えましょう。

 

〈Wild World〉は、キャット スティーヴンスの作詞作曲による。1971年発表。

新しいことをやりたいと、去っていく恋人に、

……君ねぇ、笑顔だけでは渡っていけない世の中なんだ、

君の麗しさが、ダメになってしまうことだって、あるんだぜ、

荒くて、タフなこの世界では……。

恋人への辛辣な捨て台詞を、軽いメロディに乗せたところが聴かせどころ。

今回は、モーリイ ミラーのトリオで。(インスツルメンタルです)

では。