かなり感動している件 (2023.8.26今治戦レビュウ❶)

先制されるも、

85分、コーナーキックからの跳ね返りを、村越 凱光が押し込んで、同点。

終盤は攻め続けたが、1 – 1 のドローで、タイムアップ。

勝てなくて半ば残念、でも、敗けなくて半ば安堵、そんなゲームでした。

スタジアムに入ってから、スタメンを知り、

そこに、山口 一真の名がなかったので少々がっかりしたのが真情。

ですが、楽しみに、次なる機会を待つ、といたしましょう。

さて。

阪野 豊史に先制弾をくらった直後、

― (ディフェンダーの) 常田が、シュートコースの左を切っているのに、どうして、村山は、左方へ体重移動するのよ、あれ、ニア(右) をケアすべき。
右に重心を傾けて待てば、阻止できたのに!!,、と僕。

すると、横で観戦していた家人は、

― あれ、完全にオフサイドでしょう!!、と声を上げた。

阪野にアシストしたのはヴィ二シウスだったけれど、

そのヴィ二シウスの、(ボールが出た瞬間の) 位置がオフサイド、というご指摘。

あとで、ハイライト動画をみると、

ボールがヴィ二シウスに入る前後の瞬間が、ストップモーションで編集してある。

過ちをば、無言で(露骨に) 訴えるために、メディアがよくやる趣向です。

でも、村山の位置取り(ミス)にせよ、オフサイドとジャッジされなかった事案(誤審)にせよ、

要は、もう一点獲れなかったことが、勝敗を決定づけた、とすべきであって、

たとえ、不都合が明らかであっても、それを、未練タラタラこだわっていてどうする。

誤審に苦しむ、と言ったところで、VARで取り沙汰されないリーグでやっているのは、

自分で蒔いたタネを刈っているに過ぎないのだから。

(誤審については、ビジネスライクに、クラブがJリーグに抗議すべきではありましょう、今後、少なくともアルウィンで、おかしな笛が吹かれないためにも)

……、僕が感動しているのは、

アルウィンに通うこと10年にもなると、

市井に、フツーにお住まいのご婦人がですよ、

瞬時にオフサイドを直感するようになること、

その淡々なる事実でありまして、

街にサッカーが根づくとは、こういった感想や発言が日常茶飯となることだろうな。

と、妙に感慨深いゲーム翌日なんです。

では。

名乗りをあげよ (FC今治戦プレビュウ❷)

大ざっぱな言い方にはなりますが、鹿児島戦で魅せたパフォーマンスを再現することが、ゲームをモノにする最低要件です。

リジットな陣形を保った、相手ボールホルダー、あるいは、パス起点への圧迫とボール奪取。

中盤での、味方同士の距離を適切に保ちながら、ドリブル、縦パス、手段はどうあれ、俊敏に前方のスペースを獲っては、相手ゴールへと速く速く達する姿勢。

それらが、なにより前提といえましょう。

その上で……、

❶復帰早々、山口 一真は、信頼できる戦力として名乗りをあげるのか、どうか?

2020季、水戸での爆発(15ゴール)をテコに、山雅、町田と新天地を求めたものの、大怪我(膝靭帯断裂) があったりして存分な活躍から遠ざかっている。
今季は、まだ出場がないなず。

三度目の正直で、カンバックを果たしたいに違いない。

先季、町田では、左アウトサイドハーフ(2列目の)で使われていたが、今の山雅だと、右アウトサイドハーフか、スリートップの右、となるか。

藤谷 壮と共存できれば、右クロスと、カットインシュート起点がふたつになるから、かなりの脅威に違いない。

野澤 零温とのポジション競争が熾烈、ではありますね。

❷今治は、相手が4バックの場合、多く、3バックを採用するようだ。
となれば、今治3人のセンターバックに対し、スリートップをあてがう
(菊井が、2列目中央で)

小松を真ん中、左は鈴木 国友、で、右が山口(or 野澤)。

小松と山口で高さが稼げれば、左は滝 裕太が面白い、とは思いますが、はてさて。

❸今治は、攻撃は、カウンター主体。
ロング、ショートは、これを厭わずで、

とにかく、ヴィ二シウスが張る、右サイド偏重で突破、侵入をくわだてる。

ゆえに、山雅にとってみれば、その左サイドでの守備網を、緻密に、頑強にしなければならぬ

つまりは、鈴木(or 滝)、下川 陽太、常田 克人。

彼らが、守備受け渡しをさぼらず、きっちりスペースを閉じるように連携せよ。

そして、常に大胆なサイドチェンジをおこなうことで、今治攻守の出足をくじく、これでいきましょう。

そろそろ、下川のミドルシュートが、ゴールネットを揺らすことを期待しながら……。

では。

まづは出入りを整理する (FC今治戦プレビュウ❶)

【最初にお詫びを】
ブラインドサッカー男子(世界選手権) は、まだ続く。
順位決定トーナメントで、日本はフランスとやって、2 – 0 で勝利。
次戦に進む。
ここで勝つと、第5位を確保できる。

繰り上がりもあり得るので、2024パリパラリンピック出場の可能性は潰えていない。
フランス戦では、平林 太一が、PKで先制点を決めた!!

さて。

今夏の移籍ウインドウを使った補強について、山雅と今治のそれをみておくと……、

〈松本山雅〉
安永 玲央(水戸より期限付き)、野澤 零温(FC東京より期限付き)、山口 一真(町田より復帰) が加入。
篠原 弘次郎は、市原へと完全移籍。

☞ 安永、野澤はすでに、戦力化されている。

〈FC今治〉
3週間前、監督交代があって、コーチだった工藤 直人氏が、正式に就任(8/16)。

阪野 豊史(ヴェルディより完全移籍)、千葉 寛太(清水より期限付き) のフォワードふたりが加入。
ドゥドゥ(ジェフへ完全)と、中川 風希(藤枝へ完全) がチームを去る。

☞ 千葉は、加入後、2ゴールを挙げた。

……、とこんな具合。

山雅は流出にガードをかけることができて、

今治のほうは、流出をなんとか、行って来いにした、という感じ。
ただし、チャラにできるか?、は今後の課題。

新監督就任後、2連敗と足踏みが続く今治、順位は四つ離れてはいるものの、山雅とは勝ち点で、たったの 1 差。

となれば、これはもう、双方、気合いが相当入るに違いないから、ファン&サポーターも覚悟を決めて参戦です。

夏をとおして、チームがより、#10 マルクス ヴィ二シウス色を強くした(であろう) 今治。

対し、新加入プレイヤーの上昇願望を上手く使いながら、同じ清水ユース出身である千葉への競争心を燃やしたい滝 裕太も忘れずに、

前節に到達した、より硬質で、高インテンシティなゲームをしたい(であろう) 山雅。

ボールポゼッションを今治に傾けるように立ち回れれば、勝機はより増す、と考えます。

では。

戻っておいで 俺のもとへ。

職場の某課長が、

帰省した折に持って来た、といって、

『SUPER BEST MARI AMACHI』のタイトルがついたCDを、貸して下さった。

天地真理のベスト版で、16曲が収まっております。

― 9曲目まではわかるんだけれど、それから後の曲はピンとこないよなぁ、と課長。

貸していただければ、とにかく幸い。
だから、僕は、選曲に文句をつけるはずもない。

先頭のやつは『水色の恋』……。

高校生の頃だった。

友人のKと、ポップアート調に人間の死を暗示させる立体作品を一緒にこさえて、それに『水色の恋』と題して出品したのを想い出す。

まったく、暢気で無邪気な時代、でした。

当時、僕はむしろ、8時だよ全員集合で、
たとえ不得意であっても、仲本 工事に文句を言われながらも、器械体操に取り組んでいるキャンディーズのほうに、よっぽどプロフェッショナル精神を感じていて、彼らを好んでましたがね。

さて。

日々が、とめどなく過去に繰り込まれている世界に生きているのだから、

かつての或る時代に向かって、僕は、

戻っておいで、俺のもとへ (☞ Bring it On Home to Me、サムクック作、1962年発表)、とかは、到底言わないし、言いたくもない。

ところが、今の世、浜松あたりには、殊勝なお方もいらしゃって、カヴァーでもオリジナルでも、

’60 を、ガッチリ、カッキリと見事に醸した音楽道をまっしぐら、の仕事をしている。

これはこれで、吹っ切れていて、称賛に値します。

今回は、上に書いた、サムクックのカヴァーを、アカペラで挑戦。

二重唱を、わざとずらしているとこなんかは、憎い憎い。

こういうのが、’60 のソウルフルテイスト。

して、相当に巧いイングリッシュの発音は、つくづくと脱帽もの。

なお、原曲で、

戻ってこいよ、と呼びかけている相手は、かつて自分を棄てて出ていった恋人のことです。

では。

無念。けれど,ありがとう。

ブラインドサッカー男子 日本代表は、

世界選手権(@イングランド) の、準々決勝で、シナ代表と対戦、

残念ながら、0 – 1で敗戦、

ベスト8 進出、という結果で大会を終えた。

これで、2024パリパラリンピック(初採用種目) への出場はなくなった(と思う)。

無念。

予選リーグの3戦すべてでゴールを決めた 平林 太一 (松本山雅BFC) であったが、

このゲームではゴールはならず。

でも、君の若さからすれば、今後、世界を獲れるチャンスは多い、に違いない。

僕にしてみると、平林が山雅に在籍してくれたおかげで、

ブラインドサッカー(5人制)というものを、はじめて我が事のように応援したわけだ。

そして、ブラインドサッカーについては、いろいろと知った。
(要するに、いままでは、ほとんど知らなかった!!)

たとえば……、

個のプレイヤーには、ボールが足につくようなドリブルのクオリティ(スピードも)、それに、コンパクトな振りで撃つショット技術が、求められること。

組織としてパスワークが優れていれば、絶対的に有利であること(シナ代表がお手本)。

ゴールマウスは狭く、かつ、ゴールキーパーは目が見えるので、

ゴールから6m離れて蹴るペナルティキックは、ゴールすることがむしろ〈稀〉であること、等々。

つまりは……、

ブラインドサッカーにいくらか親しくなった2023 晩夏よ、太一よ、ありがとう。

では。