忘恩の見苦しさを超えて。(宮崎戦プレビュウに代えて)

あれ?

今晩対戦する宮崎って、ヴァンラーレじゃあないし、グルージャでもないし。

それからやっと、テゲバジャーロが出て来て、大変に失礼なことをしているのだが、

すぐに思い出せないネーミングは、

やはり、どうにかならないものかね、と八つあたり。

ともかく。

こんな形容で申し訳ないが、我がチームには、悔いの残らないゲームを、と願うばかり。

この場合、ファン&サポーターにとっての悔いかどうか? は、ニの次の話でいい。

公式サイトの鹿児島戦の〈フォトギャラリー〉をみたら、

ゲーム後の挨拶の中で、ゴール裏観客から糾弾があったのか、

それに応えている大内や、黙して聞いている選手数人の姿が写っている。

だいたいが、2度は(ゴールの)歓喜を味わわせてもらっておきながら、

その恩義も忘れ、

頭を下げにきているチームに向かい、

こともあろうに、穏やかな会話もままならぬ場で、

負けた腹いせをぶつけている者は、一体、何様のつもりか。

だあれも、君らを、ファン&サポーターの代表に任じていないのだよ。

遠征費用の金返せ、とでも言っているなら、少しは、同情するがね。

 

山雅の公式サイトの責任者に申し上げたいのは、

言われっ放しの選手を見せるリアリズムをおこないたいのならば、

同時に、文句言ってる輩の、ヨシヨシしてもらいたい賎ましい姿をも、あからさまにすべき。

見せる価値もないのはわかるけど、なにごとも、フェアにいきましょうや。

 

……好きで、甲府くんだりまで参戦するファン&サポーターへの義理は差し置いてもいいから、

くれぐれも、自分(の価値)と、家族のために戦おう。

松本山雅の選ばれた戦士たちよ。

ひと言だけ。

ゲームラストの25分間で、ピッチに、インフォーマルなリーダーシップ(実質的キャプテンシー) をどう残すのか?、がポイント。

そこからさかのぼって、スタメンを編成でしょうね。

では、小瀬で。

惰弱を演ずる力。

惰弱(だじゃく)。

辞書をひくと、

〈意気地がないこと〉〈決心がつかず意思が弱いこと〉〈体力が弱いこと〉。

ま、好印象の文脈中では、決して使われないけれど、

一般的に流通している価値や評価について、うじうじと

まづは疑ってかかる僕にとっては、それほど嫌な言葉でもない。

80数年前、日本人全体が惰弱であったならば、あのように大風呂敷をひろげた戦いには没入しなかったろう。

その民に、敵への投降を禁じ、死ぬ決意を強要するような国家は、百害あって一利なしであるから、

いっそ滅びてしまうほうがよい。

事実、1945年8月15日に、それまでの日本は、ある部分で滅びた。

けれど、その滅び方が、他者、すなわち、主に米国都合だったがゆえに、

その滅亡をキチンと評価できず、いまもその後遺症で悩んでいる。

いや、その悩みを感じていないことのほうが、たちが悪い。

……横道に逸れた。

ジョー氏に、ポール ニューマンの出演作で、お薦めはある?、と訊かれた。

彼、〈ハスラー〉を観て、この男優に開眼したらしい。

― そうねぇ、〈評決〉〈明日に向かって撃て〉あたりかな、と応えたが、

翌日になって、〈スラップショット〉を追加した。

ほんらいならば、〈スティング〉を推すべきだったか。

どれを観ても、それほどハズレはないだろう。

彼は、逞しさ、と同時に、〈惰弱〉を、いとも自然に、スマートに演じられる役者なので、僕は好きだ。

秋(あるいは冬?)の陽光が差し込む法廷で、

陪審員に向かっておこなう、弁護士としての最終弁論の場面は、秀逸。(評決)

そうだ。

あの作品は、やはり、この季節に観ないといけない。

と、我ながら、わけのわからんことを言っている。

では。

良いファイトだった (2025.11.2 鹿児島戦レビュウ)

2点先行したものの、

ゲーム終盤に、三つ被弾して、2 – 3 の敗戦。

こういう負け方が続くと堪えるけれど、

たとえば、ルーレットの目が、

27、28と出て、次に、まさかの 29にきた、くらいなことで、

物事の継起になんらかの因果を求めるのは、間違っている。

 

村越、滝の、鋭敏なプレイによる複数得点は、グッジョブだったし、

スタッツのファールが、鹿児島とほぼ拮抗したのは、球際に強く迫る意識がチームに徹底されていた証拠。

さらに、安藤 翼のプレイの、安定した〈懐かしさ〉があったりで、

現在3位、リーグトップクラスの攻撃的チームとほぼほぼ互角にできていたから、

今季、上等クラス、かなり見ごたえのある好ゲームだった。

ただ。

鹿児島には、

ゲームを、同点にしてひっくり返す仕事を、必然のことのように行える、チームとしての根拠(方法論)のようなものがあって、

その部分が、両者の差であり、現状の山雅には、みられないが、

でも、そういう方式、格率は、手に入れたいね。

交代カードを切る時間設定はあるが、

残念ながら、ゲーム進行の時間管理はないとしたら、

唯一、チームに求めるべきは、

勝つためには、保険として、3点は先行しよう、ということに尽きる。

では。

一にも二にもセットプレイ (鹿児島戦プレビュウ)

冒頭。
息抜きに、朗報をひとつ

10/25 関西大学リーグ1部の、桃山学院大 vs 大阪学院大 戦において、

来季加入内定の、藤枝 康佑君が、

ハットトリックを達成 (ゲームは 4 – 1で勝利)。
それも、先発で出場した 75分間で。

ここまで 18戦(先発 17) 出て、16ゴール。

ゲーム当り ほぼ1得点をゲットしつつ、現在、得点王 (2位は 12ゴール)。

……かように、山雅のスカウトは優秀、良質なタレントを見い出す。

 

さて、対鹿児島戦。

これだけ、蓄積されたスタッツで圧倒的に不利な立場だと、

勝ちにこだわるのなら、

対戦コンセプトは、相手の裏をかいて、勢いを削ぐような〈奇策〉でしかないはず。

我がチームが、採用するかどうか?

坦々とやる未来が見えてしようがない。

が、けれど、念のためにご提案。

スローガン❶〈一にも二にもセットプレイ、三四がなくて、五にセットプレイ〉

鹿児島は 4バックシステムを採用し、

ピッチにプレイヤーを均等に配して、横幅を広く使うことで、

両サイドからの切り込みを武器にして(リーグ随一に強力)、

ボール保持には執着せず、カウンター的な攻撃を発動する。

であるならば、

サイドプレイヤーのところで、

スローガン❷〈戦わずして、優位を獲る〉

つまりは、デュエルで勝負なんて考えは棄て(いまのサイドバックの守備力では勝てない)、

駆け上がろうとする鹿児島サイドプレイヤーの裏を狙う。

頭越しのスカしたようなボールを入れ、

俊敏性に優れた滝、佐相、村越を、ひたすら相手陣内の奧へと走らせ、

ボールとスペースを握り、そこを起点に中をうかがう。

たとえ、

良質なクロスが入らず、中とミートせず、ただちに得点が生まれなくとも、

相手ゴールラインまで迫れば、コーナーキックを得るチャンスはあるし、

深い位置で被ファールとなれば、高い位置でフリーキックを獲られよう。

スローガン❸〈センターバックは高い位置に居残れ〉

出来る限り、彼らの攻撃参加の時間を増すこと。
セットプレイこそ、その貴重な根源。

それと。

相馬さんは、採用システムを几帳面に保持することもしないのでは?

ならば、こっちは、割り切って

5 – 4 – 1の律義なラインを緩めてしまっても、オープンな展開をおそれず、

攻撃のためには、たとえ、みづからの攻守バランスを緩めてでも、前へ進もうか。

では。

みづからを信頼して (アウェイ3連戦に向けて)

11月のスケジュールをおさらいしたら、

僕の現地参戦は、ホーム宮崎戦のひとつのみ。

久しぶりの、中銀スタ(僕にとっては)か。

クラブには、

最終節を、29日14:00~ で催行できる可能性を、ひたすら求める事案が残り、

(アルウィンが無理ならば) 小瀬を使わせてもらうのが、いちばん現実的。

 

さて。

明日からの8日間、中二日、中三日で、アウェイ3連戦が始まる。(2日、5日、9日)

今季、山雅は、(数字上) ホームでアウェイの 2倍勝ち、アウェイでホームの 2倍負けている。

〈いつもとは違う芝〉と〈遠征疲れ〉のためかどうかは知らんが、元気がなくなるデータだ。

が、アルウィン使用不可は、敗戦の免罪符にもならないので、

チームには、みづからとチームメイトを信頼して闘え、と言葉をかけよう。

一般的に、仕事は、自己の技量を信じ、使命感を持てれば、なんとかなるさ。

順位をひたすら下げていることをもって、我がチームは危機に瀕すとする向きもおおかろうが、

その本質は、自己のサッカーを見失ったから、と診る。
(チーム自身は、そう思わないフシがある)

いままで刀で戦うはずだったのに、なぜか今は、槍で戦っているような山雅サッカーを、僕は信用しない。

また、自分のドメインを忘れた者は、同時に、

相手の弱点を衝くような〈画策〉にも手がつかないだろうから、

この訴えは、きっと、チームに届きそうもないが、

❶活きの良い時間帯に、シュートを多く稼いでゴールを決め切る。

❷こっちの連携がほぼ消失する、前後半のラスト10分間。
ここを、どうやってしのぐのかを工夫する。(讃岐戦は、そこでトドメを刺された)

❸活路は、セットプレイしか思い浮かばないから、出来る限りデザインと工夫を凝らす。

……注文はこのくらい。

おそらくは。

勝っても負けても、

ルヴァン杯や天皇杯で魅せたメンツで戦ったほうが、

ゲーム後の爽快感と光明感は高いだろう。

つまり、思い切って、出場平均年齢を、23~24歳台にまで下げてしまうのはいかが?

……かように、ココロには醒めはあるが、応援するのは、もちろんのことです。

では。