特定のチームをして、
相性が悪いだの、山雅キラー(天敵?) だのとお呼びするのは、
メディアに染まって、陳腐な表現をくりかえしているに過ぎない。
これだけ監督が使いまわされ、かつ、プレイヤーの流動性が高いリーグだと、
その都度(=当時)の戦績だけがデータとして残っているだけ、の話。
だから、マジメに勝敗予想を試みるならば、
せいぜい、今季前半戦の内容と、直近のチームスタイル、好低調の程度で考察せざるを得ないはず。
……で、我が山雅は、どうなのか?
❶田中 隼磨氏の引退(2022季限り) が、良くも悪くもひとつの区切りになって、
そこへ持ってきて、(宮崎戦レビュウでみたとおり) 21世紀生れの世代が抬頭、ゲームをリードするチームへと変容しつつある。
❷まだまだ磐石、鉄壁とは言い切れないけれど、節を重ねるごと、霜田イズムが浸透して、
〈守功一体型の、手数をかけずに、前へ、速い〉サッカーが、板について来た。
……、琉球、宮崎戦と、2つ続けてモノにできたのは、
相手の不調を差っ引くにせよ、個とチームの成長がそこに在るからこそ、と診るのが適切。
上の❶❷が、今の山雅が享受できる内容であり、少なくとも12月までは、ご破算にならない達成地、と言えましょう。
ゆえに、岐阜戦の、チーム戦い方の基軸は、あくまで、追い続けてきたこれらに、厚い選手層を上乗せして、更なる高みへと追求すること。
で、僕らにできるのは、アルウィンを、山雅のグリーンで、埋め尽くすこと。
では。