悪あがき上等……。

栃木SC戦の引き分けで、

PO圏内への突入確率が、2%程度に低下したように思え、

チャンスをつぶしながら、これからを辿るんだろうけれど、

たとえ。

わづかな可能性であっても、99%無理でも、追求するのが、お楽しみ。

Don’t Quit !!! (止めるな)

ま、辞めるわけにもいきませんがね。

昔、阪神の投手 下柳は、

自分が、打者を内野ゴロに打ち取って、

それを内野手がエラーをして封殺が成立しなかった時、

マウンドにグラブを叩きつけて、怒りを露わにした。

山雅の不調を探すならば、これはもう、攻撃力の不足にある。

これだけはやる、といったチーム内意思(決め事)は、セットプレイには診て取れるけれど、あとは希薄。

攻撃が完遂しなかった、シュート未遂に終わった。

そんな時、チームからは、できなかった仕事に対する無念さがあまり感じられない。

仲間を非難せよ、とは言わないが、

仕事を仕損じたことへの厳しい指摘は、それなりにあっていい、と思いますね。

だから、僕など観ていて、

攻撃における定番化したい手法や、約束事の樹立がなく、

ただただ、自分たちの、その都度のアイデアでしのいでいるような感じ。

あまり味方に要求するような態度も発せられない。

ただ、前田 陸王がくやしがる。

キャプテンならば、審判に要求する以上に、チームメイトに要求する、ってもんでしょう。

さて。

残り 10ゲーム。

土壇場まで、せいぜい悪あがきをするのみ。

せっかく。

3年ぶりに、前線で執拗にボールを追いかけ、

パスコースを切るために走り、

足を伸ばしてはボール奪取を試みる、林 誠道というフォワードらしいタレントを獲たのですから。

では。

抬頭の愉しみと不安と (栃木SC戦レビュウ❷おしまい)

(あらためて、DAZNで観返しましたが)

前半20分の、負傷による慌ただしい交代(村越☞滝)によって、

やはり、こっちの攻撃にノッキングが生じた。(滝、急かされて、ユニフォームを着ながらのピッチインの様相)

チームメイトからすれば、いつもその動きを見ている菊井の位置が不鮮明になったのではないか?

前方への推進力が減じると、ボランチの位置が低くなり、

すると、相対的に相手に勢いが増す。(セカンドボールも向こうへ多く渡る)

前半の残りと、それから目覚めが悪かったのか、後半10分あたりまでは、栃木がゲームを握った。

そこをのぞけば、ゲーム潮流の基調は、山雅側にあったと思う。

栃木プレイヤーのトラップの粗さもあって、

相手への寄せと奪取では、山雅のほうに分があったのかも知れません。

本数で倍近く打たれたシュートですが、大石のグッジョブでのぞいた他は、
ペナルティエリアが見えたら、とりあえず打っておけ、というやつでしたしね。

……ということで、

右アウトサイドハーフ(シャドウ)にあって、横走りでボールを運び、中に絞れるプレイで存在感著しい、村越 凱光が、

不在によって、その価値を魅せつける結果となった。

さらに、もうひとりが、大内 一生。

敢闘賞は、妥当。

昨季よりかなり〈上手く〉なった。(by チノ氏)

シュートストップ直前の出る出ないの判断は良き。

また。

栃木ゴールキーパーとの対比で鮮やかだったのは、フィードの正確さ。

タッチラインぎりぎりで、サイドバックの頭にミートしてた。

左足によるフィードも遜色がない。

成長している反面、他方、心配もあるわけでして。

チノ氏は、村越にオファーが届くのでは?、とのご説。

ま、そういう時季に入ってきましたね。

さらに、レンタル組の去就も……。

安定的に仕事をする、林 誠道は、残ってくれるのだろうか

59分の得点シーンは、コーナーキックから。

デザインどおりに、キッカーは、ファーの樋口 大輝を狙い、それを樋口が頭で折り返す。

(野々村がいなければ、樋口がターゲットになるのはすぐわかるのに、それにキチンと対応しなかったのは、栃木の指示ミスか、現場落とし込みの不足 ― 福島さんには内緒!!で)

そのボールを、ゴールラインぎりぎりまで追いかけて中へ供給したのが、林でした。こういうのは実に、いい仕事。

そして、その後を受けて、

コーナーキックで上がっていたセンターバック陣が、

杉田、宮部、高橋の順に、執念深くシュートを撃ち続けたのが、奏功。

攻撃的なセンターバック達を、称賛します!!

では。

もしも監督だったなら (栃木SC戦レビュウ❶)

60分を過ぎて、田中 想来を投入。

5 – 3 – 2、いや、より攻撃的に、3 – 5 – 2 へと布陣変更をおこなったのは、

疲れが出て、オープンなゲーム展開となる頃合いを狙った、

満を持しての作戦であった、と好意的にみるとしても、

登録のメンツからだと、林 誠道は 90分間使うのがミエミエなのですし、田中は(おそらく)エナジー満タンなんだから、

そして、僕からすれば、

今季の山雅は〈先行逃げ切り〉が現実的な選択肢なんだから、

ゲーム冒頭から、(ツートップで)やったらどうか?、とふたたび愚痴の繰り返し、ですわ。

事実。

栃木ディフェンスの疲労はともかく、

布陣の変更によって相手を振り回すことで、

攻撃のギヤアップと、ボール動かしの自在度は、あきらかに、高まったわけです。

……以上が、萬年のもしも、ですが、

北ゴール裏同志の、チノ氏の見解は、

(僕が監督だったなら、との前置きで)、

菊井は、(陣形が間延びしやすい?)後半になってから、投入する

来季も、早川氏がやるつもりならば、そこを見据えてもらって、

ゲーム前半は、

走って走って、ピッチをかき回せられるタレント。

つまり、佐相 壱明、前田 陸王を運用すべき。(その手法を定番化する)

まぁ、#10には、絶対的な価値を置いてるんでしょうけれどね。

……ゲーム後評価会は、こんな、ふたりの仮想指揮官としての談義となりました。

ツートップでやる利点は、フォワードの連携によって、相手ディフェンダーに背走と、マークにおける混乱を惹起できること。

さらに、左サイドを田中が走ることで、

菊井が、そのひとつ内側で、ボールを捌くことができること。

チームのクロス王とはいえ、菊井がサイドに出っ張ったら、中央での組立てができません。

さて。

……動画は、兄上のご冥福を祈りつつ、僕からのサーヴィスの気持ち。

あぁ、オーセンティックに、生成りで過ごしたい……。

では。

ゲーム終了の笛に間に合わず (栃木SC戦レビュウ 速報値)

後半早々に先制されるも、

早い時間で取り返した。

が、スコアはそのまま動かずに、ゲームオーヴァー。

1 – 1 のドロー

(先制点を献上すると勝てない山雅のマイブームは、継続中)

寄せが速く、しつこい。

相手ゴール前30m以内まで、サイドにボールを持ち込んだら、かならずクロスでやり遂げる。

……こういうのは予想どおりの栃木。

で。

失点も、クロスをクリアし切れず押し込まれたもの。(なだれ込んでくるのは栃木の鉄則ゆえに)

前半は、強風下(アゲインスト)に回ったこともあって、栃木は、ひたすらリスクテイキングを避けて、蹴り出しと、サイド侵食のサッカーに専念。

山雅も、それなりに対応するも、

不運にも、前半20分台に村越 凱光が負傷でピッチを去り、滝 裕太が投入される。

想定外のカードを切らされることで、

左にやらせたい滝と、やはり、左で仕事をしたい菊井 悠介のところのアレンジメントが曖昧になって、攻撃に、停滞感が生じた。

互いにサイドを替えるなどの工夫はしてたが、チームとしての連動に手詰まり感がでましたね。

それと。

攻撃の発火点となる菊井のところはつぶせ!、の至上命令でしょうから、

3人がかりでまとわりつかれれば、やはり、動きがなにかと厄介になります。

……速報的な総括としては、

前半はなんとか凌げた。

後半、セットプレイから同点にした後は、

配置の変更もかまして、こっちに流れを掴んだはいいけれど

あと一押し、それと、ゴールネットを揺らす完遂の不足。

惜しまれる勝ち点 1 になりました。

では。

パスひとつにも意思/意図を込めよ (栃木SC戦プレビュウ❷)

季節の覚え☞ 9/26 キンモクセイ開花、窓開けて楽しむ。

まづは、対戦相手の粗描から。

❶ディフェンダー(3バック)は、わりあいと固定的に運用。
対し、フォワードは(在籍も多いが) 2名がゲーム常連のほかは、ゲーム毎に、多人数を投入していて、競争下で、育成を狙っていそう。
☞ 守備の安定を図ったうえで、攻撃面(の連携)を常にリフレッシュする思想か

❷陣形の保持よりかは、攻守におけるボールへの寄せを重んずる

後方への素早い帰陣、
前方へは、手数少なく相手ゴールへと、ひた走っては、なだれ込む、そんな印象。

ドリブル回数は、リーグ第3位。

もちろん、前線プレイヤーが圧倒的多くを稼ぐ。

……ざっくりと、こんなだ。

小林氏(監督)=長嶋氏(ヘッドコーチ)の鉄板コンビだから

こちらがつけ入るスキなど、やすやすと与えてくれやしない。

ただ、リーグ戦を折り返してようやくフルスロットルの感じで、本来なら既にプレイオフ圏内入りしてる。(いまや目前です)

となれば、

こっちに楽観的な内容は少ないものの、

向こうが、格段に上質なサッカーでもないので、上手く(巧く)立ち回るだけ。

❶寄せの速さを逆手に取れ。(守備のこと)
自然の流れとして、こっちが繰り出すパス本数は、相手の 2倍になりそう(400本超)(=ボール保持がこっちに傾く)だが、

大前提は、縦にリジットな陣形を保持して、相手のロングパスを無効化。

リジットにすれば、それだけ、ディフェンスラインの後方は空くが、

だらだら下がったところで、処理しにくく、競走を強いるロングボールを見舞われるだけ、

相手はそれを狙っているのだから、

前線から連動して追い詰め、苦し紛れに打たせることで、ロングフィードの精度を奪えれば。

で、ドリブル対策。

サイドからおおく侵入されるはず。

だから、できるだけサイドへ追い払いたいが、必ず、ドリブラーの外か内側に、もうひとりが入って来て、ボールを受けるのが、栃木。

ここから、クロスなり、カットインに向かう。

ゆえに。

相手のドルブルが始まったら、横に 2つの守備ラインを形成して、サイドサイドへと押し出して、対処。

☞ こっちの頭越し、あるいは裏狙い、そういうボールと攻勢は、ストレスが溜まるでしょうが、ひたすら我慢。

ペナルティエリアの外でつぶしたい。

きっちりと陣形を固持するのは、栃木の間延び戦法に惑わされずに、

中盤のスペースを使わせず、山雅のプレイヤーが適切な距離を保つため
(でないと、効果的にパスを活かせない)

❷織り交ぜて、前を向かすな。(攻撃のこと)
パスは、相手を揺さぶるためにも、長短を織り交ぜたい(はず)。

その際、そのひとつひとつに、

前へ、左右に振れ、隙を衝け、裏を獲れ、時間を取れ、などの強い〈メッセージ〉を込めよう。

攻撃のビジョンが乏しいゆえの、とりあえずのパスは、相手の寄せにひっかかる。

逡巡とスキは、禁物ですぞ。

……以上、なかなか楽観的になれず困ったものです。

とにかく。

自分とチームメイトを信頼し、たとえミスが起こってもカヴァーしあえば、なんとかなりそう。

……と無責任で、ごめんなさい。

では。