【個人嗜好でやる】戦力の棚卸し。

サマーブレイク前の、ホーム福島戦。

萬年的には、今月下旬がメドの、

山本 康裕、J400ゲーム達成メモリアルグッズ入荷の連絡を待っているんだが、

クラブからは、第23節の煽りメールが入っていて、ゲームを盛り上げよう、との仕事ぶりには感謝している。

さて。

リーグ後半戦に突入して、ここまで 3節を消化で、戦績は、1勝 1分 1負。

同じチームとの再戦、として診た時、

3戦すべて、前回よりも、内容的に、工夫と進化の跡が在ることが素晴らしい。

この観点は、福島戦のプレビュウの伏線でもありまして、プレビュウでは、そこを強調するつもり)

ところで。

安藤 翼と、短い会話をすることがあって、

― ハイなボールを、相手に身体を当てるなどしておさめる技術には感服してます、と言うと、

それが、自分の強みだと思う、と返してもらった。

ゴール数は、今季 いまだ 1得点といえど、

前線へボールを運ぶ、前線でボールを保つ、さらには、後方へ下がってボールをさばく。

広範囲に及ぶ、彼の貢献は大きい。

福島ユナイテッドとやる際には、ボールに絡む回数の多さ、という点で、安藤がキープレイヤーの可能性は、高い。

では。

得点王の現実味。

― 浅川さん、得点王も、いよいよ現実的になっちゃいましたね、と話しかけたら、

そのために、ここ(松本山雅)へ来ましたから、と応えてもらった。

なぜ、現実味を帯びるのか?

彼自身の得点能力は、もちろんのこと

このチームには、アシストを担えるタレントが多い、というのが、その根拠。

となれば。

得点王、アシストキングを擁しながらも、パッとしない順位に甘んじた昨年の二の舞は、ダメですよ、山雅。

ゲーム終了時、相手より多く得点していなければ、勝ちをモノにできない。

いくら(ゴールを)獲っても、それ以上に失点するのは論外。

けれど、やはり〈得点〉できなきゃあ、話にならない。

ここへ来て、

ゴールが生まれる在り方の、〈輪郭〉のようなものが、そこそこ浮き上がってきていて、

これをもっとキッチリとした形にしたい。

8月はじめの 2週間(お休み)が過ぎる頃には、

高井 和馬の合流もありそうな予感もあるから、

ますます、得点力の増大には、期待がかかる。

こうなったら、さらに。

橋内 優也を、フォワードで活かしてみたらどうか、などと調子づいて、妄想してしまう萬年ではあります。

では。

お疲れ様でした (2024.7.20 ギラヴァンツ戦レビュウ)

0 – 0 の、スコアレスドロー。

勝てりゃあよかったが、ちっとも悲観的になるゲームでもない。

酷暑の中、最後までよく闘い切った、と思います。

それにしても、800人のファン&サポーターの皆様が、小倉の地に終結とは、

チームともども、まことに、お疲れ様でした。

総評として。

❶いろんな武器が、それ相当に身に着いてきた感じ。

ロングスロウも、セットプレイも。

北九州のファールが多かった(20個)こともあって、セットプレイの機会が多く、

ただし。

セットプレイ時の、北九州の守備ラインが、山雅のそれよりかは 5mくらい後方、つまりゴールに近いので、蹴り込んだボールのセカンドを活かすスペースがなかった。

なので、菊井は、ダイレクトシュートを放ったりして対応しようとしてましたが、

パスで中央にボールを流して、もう一度サイドからえぐる、とかのアイデアを入れてもよかったか。

ロングボールを使う時間帯、その次には、パスワークで崩す。

その都度、いろいろと工夫していて、ゲームの流れを持って来ようとの意欲はよし。

終盤に入って、北九州はロングなボールで、山雅の陣形を前後に拡げようとしてきた。

が、それほど破綻なく、永井のところは抑えられた。

こうなったら、カウンター攻撃に活路、とプレイヤー達が指針を持ってやっていたように観えたけれど、

このような、自分たち自身による意思統一は大切ですよね。

……ゲームが70分を過ぎると、先発組には、さすがに疲れがみえて、

守備陣形を保持するのがやっと、っていう姿。

特に、北九州の右サイドには自由にやらせてしまったが、それでも、中を締める集中力は切れなかったし、

ゴールキーパーがめだつのは、あまり歓迎しないけれど、

大内 一生が、相手シュートに落ち着いて反応したのは、グッジョブ!!

で。

こういう表現が妥当かどうか?、はわかりませんが、

でも、随所に、〈強くなっている〉感じを受けるゲームでした。
(☞ この点は、別の機会にまた)

では。

やはり,中盤でしょう (北Q戦プレビュウ)

寝苦しい夜のならわしで、おかしな夢をみた。

― 安永さん、FC大阪戦前半の、ノンステップシュート、あれ、わざと外したの?

― わかりました?

つき合いなど、もちろんないが、ご本人、洒落のわかる豪胆さを持ち合わせているのかな?

4 – 3 – 3 システムの妙味は、

たとえば、安永が、ペナルティエリアに度々侵入することだと、僕は思っていて、

FC大阪戦ではそういったシーンが多かったので、戦術的にだいぶんこなれてきた感があった。

あとは。

山本がサイドへ出て行って、サイドバックや、スリートップの一員とのワンツーで崩していくとか。

さて。

リーグ前半、ホーム北Q戦では、ゲームが進むにつれて、相手に中盤を思うように使われた(苦い) 記憶があって、

しばしば中盤まで降りて来ては、ボールを捌くと、前へと向かう永井 龍の献身的な姿が印象深い。

よって、あのチームと、今回やるにあたり取るべき態度は、

❶中盤を締めることで自在にやらせないか、

または、❷中盤を省略して(スッとばして)しまう、のいづれかではあるまいか。

ならば、❶の場合は、前述したような、安永、米原の、物事に動じない大胆不敵が求められるだろうし、

❷にするなら、相手をすかすようなロングボール、あるいは、ファーストディフェンスで追い込むことで苦し紛れの前蹴りへ誘う、そんな戦法だろう。

失点数は、前節のFC大阪レベルで、

ボール保持にはこだわらないが、パス使用度合は、リーグ6位(山雅☞ 11位) のギラヴァンツであることから、

山雅は、前節と似かよった戦術を濃厚に織り交ぜてくることを予想する

 

……などと考えながら、前節対宮崎戦のハイライト動画を観ると、

永井がコーナーキックから、相手ゾーンディフェンスの前方でハイジャンプ。
ヘディングを、それはそれは見事に、後方へと叩き込んだ得点で勝利している。

なんだよ、アルウィン、後半アディショナルタイムの、そのままデジャヴとは……。

思わず失笑してしまった!!

そうか。

北Qは、全得点の 35%をセットプレイから獲っているのだ。

だとすれば、こっちの方こそ、セットプレイ、ロングスロウを大切にしなければならない。

そのためには、

相手守備が、ゴールライン、タッチライン奧へとクリアせざるるを得ない状況を創りだそう、ぜひ。

では。

三つめの勝因 (FC大阪戦レビュウ❸おしまい)

(おさらい) 勝因のひとつめ、ふたつめは、

❶終始攻撃的な姿勢、ファイティングポーズを保って戦ったことで、苦しい時間を凌ぎつつ、ゲームの趨勢を、こっちへと繋ぎ止められたこと。

❷リスタートとその時間を、丁寧、狡知に(アタマを)使うことで、やはり、ゲームの流れを渡さずに済んだ。

さらに、みっつめ。

ナイトゲーム、涼感、といったことに助けられもしたんでしょうが、

❸それは、山本 康裕が、フルタイムでピッチに在り続けられたこと、だと診ます。

彼、初期的には、2列目の右に配されている。

が、適時。

左サイドへ貼り出すと、サイドバックとの連携をしたり、相手のサイド侵入を寸断する、など攻守に効いていて、

これが、チームの攻撃的姿勢におおいに貢献。

相手がパワーを強めるゲーム終盤にあって、

交代したフレッシュなメンツら(滝、佐相、前田) による追い込みと同じくらいに、相手の勢いを阻止した。

終わってみれば、ボール保持は、 山雅 42、大阪 58。

たとえ大阪がボールを欲しがった事情があったにせよ、ほぼ、こっちの注文とおりにゲームを進められたのではないか。

前半のアウェイが、山雅 48、大阪 52 のどっこいどっこいだったのを考えると、

今節のサッカーには、相当に〈工夫の跡〉が感じられる。

最後に。

FC大阪のプレイヤーたちの、ジャッジに対するアピールには、板についた執拗さが在った。

相手ファールを求める、採られたファールへの不満、あるいは、オフサイドの訴え等々。

こういうのは、ゲーム帰趨や勝敗とは紐づけできないだろうが、どうなんだろう?

僕など、ファールが多い方から4番目が、少ないほうから3番目に対し、よく言うよ、と思って観ていた。

ゲーム自体は、ファールは少なくクリーンだったが、

これは、大阪にかなりボール保持が傾いたためであって、

イエローカード 3枚は、確信犯的。

かつ、貰ってシャァシャアしているところは、ジャッジの心象を悪くする、と思う。

山雅のプレイヤーには、あまりやってもらいたくはない、アタマの使い方ですな。

では。