勝利の方程式 その序章❶

― この頃、ブログにサッカーの記事あげてませんね。

と、ジョー氏に指摘されてしまった。

いやなに、リーグの開幕直前に、

〈勝利の方程式〉を、数回連続でやって沼津戦に突入、のつもりでいたのです。

〈順位予想〉といいながら、

なんだよ、贔屓のチームがしゃあしゃあと優勝(準優勝)にいるような、そんな厚顔なマネはしたくないし、
(そういうのは、順位切望、とでも名乗るべき)

参戦する他チームの戦力俯瞰、

といったところで、我がチームほどに、ロクに知らないし、関心もないのだから、

要は、移籍してきた新戦力を上っ面に紹介する程度のことで、

リーグが始まって、数(2~7)ゲームも消化してご覧なさい。

見えてくる自他ともの現実の前には、

所詮、ひまつぶしの与太話に過ぎない。

なので、今は、無理して話題をつくる必要もなく、

クラブが発信してくれるSNS上のチームの顔を、すなおにフォローしていれば、よろしい。

……ところが。

この前、職場のクレ君が、

― アーセナルが、やりましたね、マンチェスターシティをボコボコに!!

と呼び止めてくれたので、

どれどれと、3分間のゲームハイライトだけのチラ見なんですが、

これが、我が山雅にとっては、示唆に満ち満ちていて、観入ってしまった。

その理由は、明日の、序章❷で。

では。

ひと月前に,覚悟しておく。

山雅にとってのリーグ開幕、アウェイ沼津戦(第2節)は、2月23日。

だから、ちょうどひと月後。

その今、再度、ダメを押しておきたい。

つまり、スタメンクラスが大半居残ってくれたことに安堵してばかりいると、泣きをみるだろうことを。

そのあたりは、新監督の早川氏から、

進化(エボリューション)がなければ、目標達成はできない……という発言もあったので、

チーム自体はわかっているに違いないが、

取り巻き(ファンサ&ポーター)の呑気、これが厄介で、心配。

なぜなら、

こういった根拠なき安心感(ですよ)は、チームが逆境にハマった時に、果たして、支援する側に立てるのだろうか?、と。

……さて、チームに対しては。

各個の技量、そこは、より〈上手くなる〉ことで究めていくとして。

もうひとつ。

ゲームを〈巧く〉手繰り寄せる、握る、この点でこそ、進化、深化をしなくては。

たとえば。

終盤10分を切ったら、俄然守りに入ってしまって連携できない、とか、

無意味な蹴り出しやクリア、がカイゼンされることが、それ。

僕が思うに、

飽くことなく攻撃するためにこそ守るといった基底の戦略が在って、

その上に、攻撃力が乗っからないと、3部リーグはしのげない。

数年かけてようやくのこと、

(たとえ3部であろうと)得点力を身にまとうチームが出来上がってきているのだから、攻撃が売り、のチーム像がもっと鮮明になってほしい。

その矢先、

UEFAチャンピオンズリーグ(欧州各国リーグの上位クラブによる欧州王者選び)の、

ベンフィカ(ポルトガル) vs バルセロナ(スペイン)のゲームハイライト(3分)を観て、

なんとまぁ、サッカーゲームの魅力が満載なのかと、恐れ入ってしまった。

結果は、バルセロナが、敵地で 5 – 4 と逆転による勝利。

計9ゴールの中身は、

ゴールキーパーのミス 2点、ペナルティキック 3点、サイドをえぐって 2点、デザインしたコーナーキックから(ヘッドで) 1点、ロングカウンターの個人技で 1点。

あまりにも濃過ぎる、とは言え、

山雅がこれから闘う全38戦の、サッカー固有のむづかしさが示唆されているから、どうぞご覧あれ。

実際、簡単なゲームなどないはずで、ジリジリと、堪える場面が多いだろう。

しかし!!

僕が強調したいのは ひとつ。

つまり、相手より多く得点しないと勝ちは決して獲られず、

結局は、攻撃力、攻撃的な姿勢が、動画のゲームを決めた、そのこと。

では。

山雅のおかげの シェークスピア。

新体制発表会の折、

60周年コラボウオッチが発表されると、

― ねぇ、○○さん(僕のファーストネーム)、あの腕時計ほしい?、と家人。

それも、2度も訊くので、

思うに、― あぁ、いいねぇ、と答えたら、きっと注文許可が下りただろう。

あの自動巻きは、EPSONの子会社 オリエント時計の、

〈オリエントスター〉をベースにした製品。

オリエント社は、リーズナブルな価格(143,000円もそこそこに安い!!)で、魅力的なラインナップを有しますが、

スケルトンのクロノグラフタイプではなくて、もしも、

ヴィンテージ風のシンプルな文字盤に、ソッと、グリーンをあしらってくれたならば、僕の食指が動いたかも知れない。

が、今回は、まぁ、やめとくか。

大貴よ、大貴。

次回は、スウォッチあたりとコラボしたらいかがかな?

70周年記念、あるいは、トップリーグ殴り込み記念の際には。

ところで。

新体制発表会では、あとひとつ。

60yearsアニバーサリーの、金糸をふんだんに?織り込んだタオルマフラーを狙っていた家人。

ところが、本数限定で、入手がむづかしいことを悟ると、

― なにも、あれでなくて結構、金をありがたがるのも、陳腐だわ。

あぁ。このセリフ。

〈ヴェニスの商人〉(1596年頃に初演)第2幕7場。

資産家の貴婦人ポーシャが、求婚者を試すために示す言葉 !! すなわち、

― 光り輝く者 悉(ことごと)く黄金にあらずとは。
 汝 嘗て(かつて) 幾たびか 聞きたるならん。  (坪内 逍遥 訳)

光輝くもの かならずしも 金(=価値あるもの) ならず……か。

さすが、シェークスピア(1564~1616)、とっておきの古来の格言を引用なさるとは。

では。

見る者は, 悟れ。(トレーニングマッチ vs甲府)

21日、静岡県清水区で、

〈外国籍使いまわしの達人〉ヴァンフォーレ先輩と、トレーニングマッチをおこなった、との公式ニュース。

果たして、なにを試し、なにを検証したいチャンスだったのか?

ゲームを観ていないのでわかりませんが、

掲載フォトをみると、安藤 翼をのぞけば、

あとは、ディフェンダーと、ディフェンシヴな機能を負うプレイヤー。

ここから、読者は、

― ははぁん、これは、守備面をフューチャーしたところにゲームの狙いが在ったのか、と理解していいのかいな、と思う。

発信者が、そんな意図をもって画像を選んだ、と勝手に推断しておきましょう。

おぉ、新たなる褐色の壁 チアゴ サンタナも出場しているではないか!!

で。

昨日からは、松本よりかはずっと温暖な和歌山県串本キャンプに突入。

試行錯誤してのチーム作り、楽しみです。

では。

山雅の価値が増減する人々へ (その❷)

この前の日曜日。

家に来た息子の曰く、

― 企業としての〈ビジョン〉がロクなものでなかったから、山雅はいつの間にか、他クラブの後塵を拝するに至った、たとえば、レノファ山口とか。
特に、中小な会社にとって、ビジョン(戦略)や組織風土は生命線だ。

なるほどね。

では。

山雅が落ちぶれた、との根拠は何か?と問うと、これが、いまや 3部リーグに在るから、というのが答え。

たしかに、経営マネジメントは結果責任こそ問われる、という意味では的外れでもないが、

参戦リーグをもって、クラブ運営企業の評価とすることはいかがなものか、と僕は思う。

ましてや、組織内部の意思決定構造や、企業風土や士気について知らない者であれば。

それこそが、(参戦)リーグ至上主義の裏返しの議論ではあるまいか?

……と、こんなたわ言を交わしているのは、

なんだかっていっても、山雅の魅力に衝かれた者

闘うリーグがどこであれ、流行り病の苦難を経ても、

現状、この街の8,000人そこそこの人々は、

その日常生活に山雅観戦が織り込まれているのだから、彼等の中では、山雅の価値は不変なわけ。

売上金額(クラブ収入) 14億円(現在)、今後も、この枠組みを踏襲していく運営を図るのもひとつの手、とは思うが、(組織が大きいことが必ずしも良くはない)

成長を目指すところには、やはり、なんらかの活性化(=ハツラツ)があるだろう。

となれば、山雅が目を向けるべきは、

収益3本柱のひとつ、入場料収入の増大(つまり復旧)にある。

そのためには……、

❶アウェイ観客によっては1,000人単位の集客が見込める、2部リーグ以上への昇格。(対戦クラブの動員力をあてにする)

❷上位リーグへの関心と、対戦相手の知名度などによって、
それじゃあ、アルウィンに行ってみようか、と足をむけてもらえる、いわば、
状況次第で〈山雅の価値が増減する人々〉の来場を増やす。

このふたつが、常道、かつ王道。

それは、昨季だと、

ホーム金沢(9,002人)と大宮戦(11,169人)、プレイオフ福島戦(12,604人)が証明する。
(☞長野戦の 14,411人、あれは、オマケ)

入場者数が回復基調に乗れば、営業にはずみがつくから、いちばんの売上、スポンサー(パートナー)収入も伸長するだろう。

それがため、

クラブとチームは、好戦績を獲るために活動することは当然として、

日頃、山雅界隈に在る者は、まづは、

山雅にココロを向けてもらえるチャンスをつぶすことがないよう、

山雅への好意や厚意をそこねるような行為を控えること。
(たとえば、駐車場違反、不適切発言、良俗に違背するSNS発信)

こういう観点からすれば、

その信条/信念がなんたるかは存じませぬが、
山雅に法廷闘争を仕掛け、しかも、それを世に向かって発信するとはどうもねぇ、というのが、僕の思い。

では。