ありがとう,これからもよろしく。 (こだわりの #9へ)

去る1日づけで、高崎 寛之が、現役引退を発表した。

追いかけて、山雅公式(ツイッター)が、その労をねぎらう報をリリースしたのは、これはもう、当たり前。

鹿島在籍当時、ACLのゲームで得点した男が松本に来てくれるのか、と思ったものだ。

強力なセンターフォワードとして、我がチームで一時代を築いて魅せた。

あのころの高崎ほどに、チームメイトに要求するくらいのエゴイストでなければ、シーズン二桁得点は、到底おぼつかないよ、と榎本 樹あたりにはハッパをかけたい。

聞けば、今後は、松本の街を拠点に、いろいろと事業に取り組むとのこと。

あいかわらずご多忙、というのが、人生、いちばんいいことだ。

機会がゆるせば、サインを入れてもらうことで、このゲートフラッグを完成させたいなぁ、とか思っているのです。

では。

これぞ! 感服の 順位予想(J3★2022)

あたかも客観的なフリをして、ご贔屓チームちゃっかり1位の順位予想にはウンザリ、と以前にも書いた。

そういうのはやってもいいが、切望的予想、とあらかじめ断るのが礼儀だと思う。

文字数制限のあるSNSが流行っていることもあってか、断りもなく、浅く無定見な言い切り型コメントが多過ぎるから、厄介なご時勢。

そんな中、たまたまYou Tubeで観た或る順位予想に、ひどく感服してしまったので、すこし触れておきます。

おもうに、この御方、京都サンガの熱烈シンパシーであられるようで、そのため、3部リーグに関しては、今季、きわめて中立的な立場とお見受けした。

さらに加え、昨季の2部リーグをかなり観ているはずなので、降格したチームの事情には詳しそう。

その予想の、おもな美点は……、

❶18チームをズラリと並べることは止めて、6位までを評価していること。
知りもしないのに、無理に当てはめない、という潔さ。

❷今冬の出入りを丁寧に追いかけていて、チーム力における新旧ギャップ(加算/減算) を抑えてあること。

❸順位づけの根拠がわかりやすく、あくまで自分の知見の限界を承知した上で、その根拠を明快に語っていること。

❹したがって、順位付けにおける各チームの課題が、リーグ参戦において克服すべき事がらとして腑に落ちること。 ……だ。

要は、順位をめざすには、クリアすべき課題(チャレンジ)はここだ、ということが飲み込めるよう仕立ててある。

古都にお住まいなのかは存じ申し上げないけれど、貴重な存在です。

で、お待ちかねの順位です。

第1位  相模原
第2位  愛媛
第3位  岐阜
第4位  富山
第5位  今治
第6位  松本

ランキングのポイントは、昨年2部リーグでの戦績、チーム編成(有効なタレント)、チーム戦術の継続性。

けっこういい視点で衝いているよなぁ、というのが、萬年式の感想。

たしかに、山雅、ここでの指摘内容を越えていかないと、これくらいが関の山かも、とは思います。

自分のチーム推しはともかく、こういうご意見も受け止めるのが、ファン&サポーターの度量というもの。

興味がお有りならば、You Tube で、原画をご覧あれ。

では。

薩摩隼人の ココロ配り。

松本山雅の社長が、10年来キャンプ地としてお世話になっているとして、鹿児島市長を表敬訪問した、というニュースを読んだ。

一緒に写り込んでいらっしゃる市長氏、なんと、山雅のネクタイを締めているではありませんか。

職務柄、お通夜用のブラックタイ、それに、このダークグリンのふたつが、いつも執務室のロッカーに置かれてあるんだろうか?

そう思わせるくらいの、気配りとセンスを感じますね。

地元には鹿児島ユナイテッドを擁すにもかかわらず、これだけのご厚意を表明される姿勢、これには頭が下がります。

鹿児島(出身)の男性には、薩摩隼人(サツマハヤト)、という美称があるんですが、もともとは、南九州に住んでいた人々を、大和政権側から呼んだコトバであったらしい。

気風、行動が(獣のように)素早い者と、名に怖れを込めたんでしょうかねぇ。

ただし、この呼称が使用されたのは、8世紀を中心とした120年くらいの間のようです。

最終的には大和朝廷に服属するけれど、時として、反抗した記録が残る。

720(養老4)年には、大規模な、隼斗の反乱が起きていて、これを鎮圧するために、朝廷から派遣された〈征隼人将軍〉が、大伴 旅人(おおとも の たびと 665~731年)。

反乱鎮圧の功もあったのだろう、旅人は、最終的に、大納言従二位の官位まで上り詰めた

役人としては最高位に就き、天皇には、いつでも接見できる殿上人だ。

その息子が、歌人として名高い、大伴 家持(おおとも の やかもち 718~785年)。

隼人と旅人、かぁ。

1,200年の時が過ぎても、〈ハヤト〉のほうは、コトバとしていまだ現役。

使われる漢字は多様だけれども、男性の名として、一般的。

対し、旅人(タビト)のほうは忘れ去られている。

これも、なにかの因縁でしょうか。

では。

雪と ツツジと トレーニングマッチ。

けっこうな積雪となった、今朝。

日頃のおこないが良いのか、今年は、何度かの雪の朝が非番であることが多い。

井の中の蛙を自認するならばとにかく、この程度の降雪を〈大雪〉と呼んだとしたら、雪国の人々に対して申し訳ないだろう。

先日、青森県在の親戚と、電話でやりとりした際、
積雪が、遂に、物干し台のてっぺんまでになった、と聞いた。

青森では、9年ぶりの大雪だそうで、車庫の雪下ろしを業者に頼まざるを得なくなり、その費用は、70,000円ほど、とか。

たしか、自家用車が2台入る、フラットな作りなんだが、えらい出費だよなぁ。

というわけで、たいしたことのない雪の日、ソファーにひっくり返って、山雅公式サイトを開く。

トレーニングマッチを匂わせておいて、シラっと、FC今治さんとやったのか。

許される環境では、最上級のご相手であること、それと、FW登録のプレイヤーが得点していること、そんなところが収穫。

こうなったら、キャンプの仕上げあたりで、愛媛さんとはマッチメイキングできないかしらん?、とか欲にはキリがありません。

ところで、画像をみるに、エンジの上下に、グリーンの3本線のユニフォームがなかなか渋いではありませんか。

なんだか、ヨーロッパ風のたたずまいで。

上胸部に入った背番号も、お洒落。

練習試合専用には、少々もったいない気もします。

ところで、あのエンジ色、レンゲツツジ (松本市花) に由来するんでしょうけれど、たまたま先日、ジャガー氏から、レンゲツツジは有毒植物であることを教わった。

― 花をむしって、根元の密を吸っていたんじゃあないですか?、子供の頃は。

とか言われて、いやぁ、図星ですわ。

ゆえに、今夏忘れずに、幼児に、その遊びを禁ずるようにしなければ。

では。

ソネさんの期待 (2022トップリーグ開幕)

同じように、2部リーグも本日からスタート。

発足してから、満30年目のプロサッカーなのだな、今季は。

それまで、スタジアムには閑古鳥が鳴いていた実業団サッカーリーグ。

そいつに、新しい衣装を着させるためには、地名(ホームタウン)にプラスして、ヘンチクリンで面妖な、和製造語のスパニッシュやら、フレンチやらが続くクラブ名でなけりゃダメだったのかしらん?

なにかにつけて西欧の後追いをしてきた日本が、ここにもあったわけです。

それからワンジェネレーション分の時間が経過してみて、フト、立ち止まってみると、まるでよそよそしく、不思議に思えるクラブ名の数々。

見直しを、なんて議論は起きていなさそうです。

ま、わけもわからん球団名が地域に定着したのかどうか?なんてのは、うちらのチームと街にとっては他人事か。

職場でソネさん (アルウィン南ゴール裏の中旗紳士、レッズサポーター兼任) とすれ違いざま、

― レッズ、今季は、けっこうやりそうだよね。

― はぁ。3年くらい前のフロンターレは、メンツが良すぎましたからね。

と、今の川崎ならばそれほど怖れるに足りず、と言外にいってみせるこのが、ソネさんらしいや。(註:そのフロンターレは昨夜、元東京ガスに勝利)

監督交代(昨季)あたりから、チーム創りに、なにか明確な意思が感じられるようになっていて、強化(チーム編成)と、現場におけるサッカースタイルの創造といったものが、巧く噛みあっているのを感じます、トップリーグにおいてはもっとも。

2年をかけて、色を根本から変えてきた、という印象。
もちろん、完成形は承知していませんが。

色、とは言い得ていて、クラブなりチームに他とは一線を画す特長、そんなものが不動であればあるほど、サッカーチームは活きが良い。

それがどんな色であろうとも、3部リーグから抬頭を図るのならば、思いっきり自分カラーに染め上げよ、山雅。

では。