新緑の中の 美学。(対ヴァンフォーレ戦)

あれだけ プレスしまくられ、

あれほどに ロングスロウやコーナーキックを浴び続け、

たとえ、シュートを、十数本撃たれても、

結局は、

シュート3本 (枠内 1本) 、

先制したら、卑屈さも感じさせずに守りに徹すると、

ウノゼロ(1 – 0) で勝ち切ってしまう……。

しかも、その流儀を、嬉々と受け入れるファン&サポーター。

これだと。

2部リーグでは、おそらくは、中位以下の戦績しか獲れなくとも、

これは、もう、

サッカースタイルにおける、ひとつの美学でありましょう。

プレビュウで指摘したとおりの、手強さ、したたかさ、器用さの表出そのものの。

したがって。

きのうのアルウインの主役は、白いはくばくの彼らであって、

新緑をまとった我等は、ミゴトなサッカー(ベンチマーク)実践の、

引き立て役に過ぎなかった。

だから。

決して悪い出来でもなかった山雅だったが、いまひとつ、パッとしない印象だったのは、

脇役であったからの地味であり、主役を喰うことができなかった、と諦めたほうがいい。

だから、ヴァンフォーレのようなサッカーに敗れたとしても、

あれは、レアなケースと考えて、あまり深刻視したくないのが、ホンネです。

……さて。

サッと左サイドを深くえぐられると、そこから二手間で、あっさりと失点。

 

我がチームの課題は、このところ思いつくまま言い散らかしていて、すこし食傷気味。

あれこれと繰り返しませんが、ひとつだけ。

個の技量を目一杯要求するサッカーをやっている山雅だから、

自然と、プレイヤーと、その持ち味(=強み) が強調されていて、

ありがたいことに、僕らは、共闘しやすい。

ただし、そのぶん、

プレイにおける逡巡、決心のなさ、発想の貧困も、シーンごとにわかってしまう。

小田 逸希が敢闘賞であったのは、至極当然ですが、

その影の部分、

逆サイドで、なかなか侵入ができずに攻撃が組み立たらない事情も、浮き彫りになる。

― ハーフタイムで(後半から) あそこは、カードを切ったほうがいい、と、隣で観戦する息子には洩らしていたんですが、

そんなことが痛感されたゲームであった、としておきましょうか。

では。

連戦の 意外な愉しみ (甲府戦をひかえて)

前節 磐田戦は、

けっこう思い切った先発メンバーの入れ替えで臨戦した山雅。

そのメンツが、あれほどキビキビしたゲームをやって、楽しませてくれた。

まるで、ゲーム前に聴いていた、

モーツァルトの交響曲第41番『ジュピター』の第4楽章の波状的な高揚を感じさせた。(決して、大げさでなく)

……ならば、連戦がつづく、甲府戦は、どんな先発でいくんだろう?

この後、中二日で、アウェイの岐阜戦。

移動があるから、実質、中一日と考えていい。

岐阜さんとは、秋以降にいやでも再戦するのだから、

戦力の底上げ、新たなタレント発掘のため、思い切った入れ替えをしたら、どうか?(と期待する)

……となれば、ヴァンフォーレ先輩には、

村越をのぞいて、

従来のレギュラーメンバーでいく可能性が高い (と思いたい)。

他方。

その甲府は、

前節の大宮戦を、レギュラーメンバーに近いメンツで戦った模様(結果は、2 – 1 の勝利)、

その結果、リーグ首位に躍り出た。

で、今節山雅戦のあとは、磐田戦。

大宮、松本、磐田、と続けば、

真ん中の松本では、かなりなターンオーヴァーでやるのでは?(と望みたい)

攻撃の立役者 #7 は、出場停止のようでもあるから。

……と、妄想は頭の中を駆けめぐるのであります。

   蹴球病みの 夢は緑を かけめぐる     

お粗末。

では。

鮮烈なサッカーを求む (ジュビロ磐田戦プレビュウ)

さて、磐田戦。

2戦連続で、監督が交代したばかりのチームとやるのだ。

こちらは、ヘッドコーチの内部昇格なので、

そのサッカーに、コペルニクス的な転回はないだろうなぁ、と推断する。

育ちが良くて、テクニックは、相当に有するチーム。

けれど、かつての迫力にはかなり遠く、

胸のみっつの☆、あれって、なんだったっけ?

申し訳ありません、

特段の魅力を感じない、というのが、外部からみた今季の印象。

(もちろん、ピアノから、発動機、産業ロボットまであつかうYAMAHAさんは凄いのだ)

そして、おそらくは。

我がチームに対しては、ほとんど〈対処的〉サッカーは、採らないだろう。

すくなくとも、札幌や長野がやったほどには。

やるとしたら、

日程が詰まっているゆえの、ターンオーヴァーか。

ルヴァン杯ほどに割り切る、とも思えないが。

といっても、誰が出て来たところで、

どの程度のターンオーヴァーなのかも全然と判らないのが、正直なところ。

……他方。

山雅のやり方は、ほぼ不動だろうけれど、

ひょっとしたら、若干のメンツは入れ替えるやも知れん。

春の宵に、新鮮なトーンにはなろう。

いちばんの希みは、

容貌のハッキリした、勤勉と強烈さが際立つサッカー ならば、OK。

磐田が、山雅標的の、スカしたような空中ボール多用式で来なければ、

〈方法論的な〉対処は差し置き、

こっちの時間帯でゴールを決め切る〈技術論〉は追求しましょう。

では、ペンライも忘れずに、アルウィンで。

ためしてガッテン (長野戦レビュウ❶)

0 – 1 の敗戦。

昨季の、ホーム対長野戦よりも、

ちょうど4,000人増の、13,000人超な舞台装置アルウィン。

おかげで、リーグ通算の平均は、10,000人を超えた、その中で、

あまりすがすがしい負け方ではなかったように思う。

〈整理されていたパルセイロの手法〉

山雅の強烈なハイプレスを無効化し、かつ、自分の最終ラインで守備をしないための、徹底したロングボールの多用。

パスを3本以上続けることを禁じ、山雅の中盤(ボランチ)の頭越しに、それも、サイドを活かして前進するやり方。

特に、長野がミゴトだったのは、先制点を守り切りたいからこそ、決して自陣にひきこもらなかったこと。

ラフな捨て球を承知で、ボールを前方に蹴り出し、山雅の基底ラインに向かってプレッシングを敢行した。

なるほど、その手なのか……。

小林監督からすると、試して合点、だったわけだ。

……これだって、〈組織的な守備〉であって、

洗練されていない頃の、FC大阪のサッカーが想起された。

となると。

これが、対山雅向けにデザインした長野式サッカーなのかどうかは不明ですが、

8月以降のレギュラーシーズンでは、大いに、起こり得るゲーム様相に違いない。

〈熱い、粗い、荒い〉山雅。

宮部 大己の負傷交代がかなり影を落としていたと思うけれど、

プレーがそこここで、雑に、つまり、粗くなった。

(サイドチェンジにおける)パスのずれ、

(主に守備陣による) 単なるキックミスの連続、

攻め急ぎるためか、淡泊に撃ってしまうシュートや、クロス投入、などなど。

こういうところに、個の資質と技量に頼るサッカーの、悪しき部分が顔を出してしまう。

先制されるものの、残り30分もあるのだから

後半になって、存在感を回復した澤﨑らの巧さがあって、

しかも、ボール保持そのものは、容易であったのだから、

バタバタと相手のサッカーにつき合ったり、合わせることをせずに

自分たちの攻撃リズムとペースをしっかり取り戻せばいいのに。

へんに熱く気負っていた(熱い、荒い)、とは思いたくないが、

結果として、イエローカード 3枚、はいただけない。

相手のセットプレイによって、せっかくのこっちの時間帯が、途切れてしまう。

初期布陣から、ツーボランチ(3トップ)、さらには、4バックへと工夫は凝らしたんですが、

急いてばかりで、意識あわせ、呼吸あわせに希薄だったのでは?

……26/27シーズンの、我がチームの課題が先見できた、ということにしておきましょう。

では。