Don’t Let Me Down !!

来たる7/22 八戸戦に際し、グラム スパンキーが公演を打ってくれる、とのこと。

公式サイトでは、バンドメンバーが登場の、お楽しみ動画が見られるけれど、

ギター担当の彼は、2022年ユニフォームを着ていて、趣味の良さを感じさせる。

どうみたって、ユニフォームは、昨季用が、断然、美しかった。

職場のABEちゃんには、

― 次々節、アルウィンには、グリム スパンキーが登場するよ、と煽っているけれど、

彼の場合は、〈キングヌー〉(バンド名) のほうに、ぞっこんのようだから、

どうも、そのこころは、アルウィンには向かないようだ。

さて。

Don’t Let Me Down〉は、69年4月に発表された。

表が〈Get Back〉のシングルアルバムの、裏面の曲として。

極めてクラシカルな時代の、ロックンロール。

ビートルズが演っている原曲は、ビリー プレストンのエレクトリックピアノが絶品で、それだけでも聴く価値がある、と僕は思っている。

今回はカヴァーで、ブラスによるセッション。

各パート持ち回りのソロと、全体が揃うパートが、自在に絡み合って進行する様が、洒落ている。

……がっかりさせるゲームだけはご免だよ、というファン&サポーター心の叫びをこの曲に、乗せよう……。

では。

母さんなら知っている。

〈Your Mother Should Know〉は、1967年に放送されたテレビ映画(ビートルズ主演) の挿入歌として作られた。

ポール マッカートニーの作詞作曲。

……さあ、起き上がったら、曲に合わせて踊ろうか。

ずっとずっと昔に流行った曲さ、君の母さんが生まれる もっと前に。

でも、母さんなら、きっとしているはず。

君が思う以上のことをね……。

半世紀前のちょうど今頃って、どんな曲が流行ってたんだろう?

では。

それでも,公平を期す。

公平、という言葉を使おうとして、

いざ考えてみるに、もろもろの事象に向かった際、なにをもって公平、公正、平等とすべきか?、

このことでは、

僕の中で、価値の揺らぎが大きいことに、今さら驚いている。

齢を加えるにつれて、ジャッジがますます難しくなっているのは、マヅイなぁ。

でも、いいや。

ポール マッカートニーの曲を取り上げたんだから、相棒だった、

ジョン レノンにも言い及ばなければ、公平を欠く、とでもしておこう。

実は、この曲〈ジェラスガイ〉が、アルバム『Imajine』(1971年)に収められていたことさえ、忘れていた。

申し訳のないことです。

60年代の終わりころに、すでに出来上がっていたのに手を加えたらしいが、僕の評価は、かなり高い。

今回は、ジャズピアノによるカヴァーで。

どこぞのジャズ喫茶なんかで、どっぷりとこんな曲に浸っていたい!!

では。

今さら,今でさえも。

アルベール カミュ(1913~1960年) の小説『ペスト』(1947年刊) 。

ペストとは、自分たちの所業とは、まったくおかまいなしに襲ってくる厄災の象徴。

それに立ち向かうための人間の連帯が、多様な人物が絡んで描かれている……。

登場人物のひとりに、小説家志望の公務員がいて、

彼は、帰宅すると毎晩、小説を書き進めているらしく、ひとつの文章をいくども推敲していることを友人に熱心に語る場面が挟み込まれる。

独白に近いような会話が、人物の名前も、具体的なセリフも忘れてしまったのに、読後何十年も経って、ふと頭の中に蘇ってきた。

文学作品の不思議、あるいは、現実のなにかに触発されて起動する記憶の不思議さ。

そんな折、1970年代の楽曲をカヴァーしている動画を見つけ、ずいぶん懐かしくもあり、その上質さに驚いている。

もともとポール マッカートニーのアルバム『RAM』(1971年)、あれは、かなりの名盤だろう、と思っているので、それをこんな素敵なカヴァーで聴けるなんて、嬉しい限り。

それにしても、『ペスト』の発表から、『RAM』までに流れた歳月が、たったの20年とすこし……なのか。

今さらながら、でも、今でさえ、価値あるものは、僕の周りにけっこう多い。

では。

追悼 ティナ ターナー。

1960年代から70年代にかけて、世にその存在を知らしめ、

その後も、80年代を経て、21世紀に入ってもなお、フロントラインで仕事を続けたシンガーたち。

その訃報が、このところ相次ぐものだから、けっこうメランコリックに効いてくる。
(これからも、ますます、そうだろうし)

ゴードン ライトフット (1938~2023.5.1)は、84歳。

ティナ ターナー (1939~2023.5.24)は、83歳で、次の世に旅立った。

言葉多く、あれこれと称賛するのはやめて、今はただ、在りし日の演奏に浸りたい。

ウエンブリースタジアム(@イングランド)でのコンサート(2000年)。

ティナは、当時おんとし61歳。

歌唱やダンスの衰えを補って余りある、抑えどころを熟知したパフォーマンス。

こんだけ演るんだから、やっぱ、真正ロックンローラーだよね

では。