ジョー氏、旅立つ。

一昨々日、ジョー氏はひとり、旅立った。

かなり長い休暇を取って、生まれ故郷の、北九州(小倉)へと。

少々気ままな、自動車での行き帰り、と聞いた。

ご亡母の墓参、という名目らしいけれど、

きっと。

小倉の街角を経巡っては、いまはもう廃れ、消失してしまった光景を懐かしんでいるのではなかろうか。

資さんうどんからは消えたメニュー。

もとは、だだっぴろい駐車場であった場所に立つ、ミクスタの容姿、

仕舞ったお好み屋の跡地、そんなものばかりを……。

空ではつながっているのに、長く思いを馳せながらも、なかなか辿りつけない場所は、誰にでもあるものだ。

では。

岳都よ。

ある筋から……、

上高地は、老舗山小屋の、嘉門次小屋。

ここで、いままで所有していた、嘉門次が愛用した猟銃一丁、ウエストンから贈られたピッケル等を、

新装なった松本市博物館に、その寄贈を申し出た。

が、しかし、お断りされたので、

大町市山岳博物館に贈った……との話を聞いた。

僕らは、昨年小屋に立ち寄った折に、手に取らせていただいた。

ただ、それだけのこと。

でも、ただそれだけのこととして、書き留めておきたい。

あぁ、そして、しみじみと。

Autumn In New York を聴こう。

あぁ、チェット ベイカー。

では。

不善を.なさないために。

,

秋の好天には。

ポール デズモンド (1924~1977) のサックスで、

グリーンスリーブス、など聴いていたい、と思う。

が、しかし、それではあまりに心地好すぎて、なんだかふやけてしまい、

僕のような者は、結局は、

小人閑居して不善を為す(『大学』)おこないに走ることは、目に見えている。

だから、大して変わり映えもしないが、

すこしは、身の裡に、凛とした気概を満たすべく、

ジェームス テイラー(1948~ ) の『That Lonesome Road』(1981年発表)を聴こう。

そこで、チトこの曲について調べようと、ウェブ上、これ面白そうだ、と入ってみたら、

あらま、2016年7月の、自分のブログ記事だったとは!!

こういうの書き棄て、っていうんでしょうね。

7年も経つと、なにかと未熟なことも語っていて赤面ですが、

当時、日本語訳を試みているので、多少改訂して、記載します。

That Lonesome Road (ひとりで辿る道)

その道を ひとりきりで 歩いて行く
肩越しに後ろを振り返ることもなく
樹々の上高く、銀の月が輝く夜に

聴くために立ち止まることができたなら
黙して目を見開くことができたなら
智について、なおも 情に寄り添うことをしていたら
今宵、この道を辿ることはなかったろう

持ちこたえよ、私のこころ

弱い自分がそこにいても 気にかけはしまい
自分を不憫に思ったところで 悩みは 僕から消えはしない

つねに ひとりきりでその道を歩いて行く
肩越しに後ろを振り返ることもなく
樹々の上高く、銀の月が輝く夜も

で、楽曲は、ジェームスが、タバナクル合唱団と共演しているものを。

では。

古風な ラブソングを。

ポール ウイリアムズ (1940~ )に、

オールドファッションド ラブソング(An Old Fashioned Love Song、1971年発表)、という曲がある。

ポール自身の歌唱よりも、むしろ、スリードッグナイトが取り上げて有名にした。

古風な恋歌か……。

僕にとっては、いまのところ、こんなのがそれに当てはまる。

 

『More Than I Can Say』(1960年、クリケッツ名義で発表)。

歌詞は、このタイトルの前に、I Love You と綴られるので、

言葉にできないほど、好きなんだ、となりますかね。

作詞作曲に、バディ ホリイ (1936~1959.2.3)がどのくらいかかわっていたのか、詳細は知りませんが、

彼の事故死まもなくしてリリースされているから、バディの曲のように思ってしまえ。

柳ジョージによる、ソウルフルなカヴァーも、捨てがたいけれど、ここでは、オリジナルヴァージョンで。

では。

今を 楽しむために。(いざ,宮崎へ)

内容と結果、といった、不毛な議論に立ち入ろうとも思わないが、

このところ、

(鹿児島戦をのぞけば) スタッツでは相手を圧倒しまくっているけれど、勝ちをモノにできないゲームが、けっこうあった。

後で振り返った時、琉球戦がポイントのひとつになるとすれば、

あのゲームでは、ひとつの割り切りに徹したことが、大きい。

実はこの傾向、FC大阪戦でもあって、要は、できるだけ手数をかけずに、相手ゴールへ向かう、という決め事の徹底。

この辺は、相手の出て来かたにも左右される事象とは思いますが、

冒頭に戻れば、

ようやく、取り組み内容を結果へと持っていけるようになった、が正確な言い方なのかも知れない。

その意味では、霜田さんは、けっこう正直な人で、

やってる内容を継続して、もっと強いチームになる(決意)、がだんだんと姿を現しつつあるのだろうか。

(チームが強くなる、その根底は、各個の技量があがってきていることに尽きる)

今季ずっと言ってきたけれど、

なけなしの得点力を、守備の破綻を防ぐことでやりくりする数年来のサッカーには、もう飽いているから、

たとえ失点しても、その倍のゴールを獲って勝つ、これでいい。

だから、次節宮崎戦も、そんなサッカーをしよう。

で、自分流に、どこかに微調整を加えて、対宮崎初勝利を。

では。