半世紀後の セルフカヴァー〈America〉

東京に住む友人と、アンドリュー ワイエス展(@東京都美術館) 観覧の日程をつめていたら、

いつしか、話題が、川島 芳子に及んでしまう。

この名を知る人は、特に、春秋に富む若い世代には、ほとんどいないだろう。

― 川島芳子って、松本に縁があるんですか。知りませんでした。

― 松本の寺には墓があって、旧宅跡には、看板だけ。現在の松本蟻ケ崎高校、かつての松本高等女学校に在籍、馬で通学していたエピソードがあるよ。

その昔。

日本が、米国に対して戦争をふっかけた1941年に。

ポール サイモンは、生まれた。

1968年 (ポール26歳)。

母国アメリカを、恋人とふたりして長距離バスで探しに出かけるんだ、という歌詞の曲を、

タイトルもそのまま〈アメリカ〉として発表。(サイモン&ガーファンクルとして)

時は経って。

それを、御年 75歳のポールが歌っている動画を見つけた。

生みだしてから、半世紀しての歌唱。

これが、なかなか聴かせるんですねぇ。

飾り気のない、絞り出される〈肉声〉の切実、というのか。

年齢をかさねることの重み、なのか。

このところ、なにかとうるさく立ち回っているU.S.A。

いったいアメリカという国がみせる自信とは、どこからくるんだろう?

そんなことも思いながら……。

では。