てんとう虫のように (VFK戦までを終えて)

草の 一本橋

あお空 高い

太鼓 たたいて

てんとうむし 渡れ。     

(by 都築 益世 つづく ますよ 1898~1983年)

アマチュア農作業者の気づきのひとつは、

てんとう虫は、葉の先端まで行ってその先がなくなると、そこから飛翔する、という習性。

いつもお天道様(=太陽)に向かって飛び立つから、てんとう虫。

(これを実感するのが、人生のこの時期になるとは)

押し込まれても、いったん下げてやり直すときも、常に前に向かおうとする今の山雅は、どこか、てんとう虫にも似ている、と思う。

一本橋を元に戻ることなく、前へ前へと向かうだけ。

だから、観ているこっちに、

一筋の道をたどり、やがては!!! 飛び立ってくれよ、との期待は高まる。

❶守備(主にセンターバック3人体制)の安定。

❷3 – 3 – 2 – 2、5 – 2 – 3、 3 – 3 – 4、と局面で変容(=修正)しながら、守功を全うさせようとするシステム採用。

❸それを実現するための交代カードの投入に説得性がある。

❹やられたら、獲れらたら、すかさず獲り返す厳しい執着心。

❺鼓舞しあう気風が、チームから発散されている(リーダーシップ)。

たとえば、VFK戦では。

#23高麗(GK)を、後半風上にまわったのを機に投入、その鋭い弾道のロングフィードが活かされた。

#30 澤崎は、今季お初に左ウィングに配され、すると、ボールがもっと手に入る。
かつ、プレイスキッカーとして働きを魅せた。

ここまでチームの輪郭が露わになれば……あとは、

獲ったボールをどうやってペナルティエリアに入れて、ゴールとして仕留めるか、というストーリイが、

おおかたのファン&サポーターの、主要な関心となる。

だから、観ている僕らに、集中と、良い意味での緊張が絶えない。

守功の策が、ぼやけてしまう傾向にあった昨季とのおおきな違いは、そこ。

現状。
後半へばった相手が、苦し紛れに、せめてはカウンターをと、蹴り出した長いボールを回収し、さて、それから?……との繰り返しが多い(相手がリードしていると特に)が、

……ひとつだけ。

つまり、左サイドバックのカード不足と沈滞を、どうやって克服するか

サイドバック樋口は、数値的にはゴール期待値がチームトップ。なぜなら、

反対サイドから投入されたボールをシュートするアクションによるから。

ならば、次は、
樋口が、みづからのサイドから、どうやってボールを送るのか。

澤崎を使うようになったから、樋口、宮部、澤崎間で連携のアイデアを開発するのが、まづは優先。

田中 想来を、左サイドで活かそうとする布陣をやってるが、

または、宮部をサイドバックへ出して、松村をセンターバック(左)とする?

あるいは、佐相を、思い切って左にコンバートするのか。

両サイドが活性化されていればこそ、相手の守備間を〈疎〉にできるから、

真ん中のスペースを自由に使え、

そうなれば、相手との距離に余裕が生まれ、

詰められる窮屈さも減って、バタバタとせずにシュートまでいける。

……が、萬年式妄想でござる。

では。