
やめて数年を経ても、なお。
ありがたいことに、小生宛て、
年賀状をくださる友誼に篤い方がいらっしゃり、
10枚ほどの便りを楽しんだ、この新春。
……今年の特徴は、なんといっても、
僕の娘息子たちの世代において、
2通と、伝聞によればあと 1通で、計3つの家族が、
― 失礼ながら、来年からは年賀状を控えさせていただきます、とアナウンスをしたこと。
僕みたいな、現役を退いた感ありの者(所帯)ならばともかく、
現役、働き盛り、育児ざかりの年代が、すでに、
年賀状のやりとりを因習とみなし、これを、廃そうとしているのが、
いまや潮流であるのですよ。
こうなると、約100年ほどは続いた、年中行事としての年賀状の風習は、
これから、またたく間に消失することは間違いない。
家庭から、固定電話がなくなる速度と、おそらく期を一にして。
もともとが年賀状なるもの、
ほんらいならば年始伺いに参上すべきところを、葉書一枚で済ませるのだから、
それを廃するのは、べつの、もっと簡単、迅速な手段が日常化している昨今、
特筆すべきことでもないか。
では。

