たまには、ためになるかも?

〈情念〉はものを感じさせるもので、見させるものではない……
      (モンテスキュー 『ローマ盛衰原因論』より、〈〉は筆者の強調)

たしかにな。

感情に浸って観ていれば、

ゲームの良し悪しと帰結は、プレイヤーの心持ち(熱心と不熱心や怠慢)次第と、平気でいい出すわけだ。

なかなかに、考えさせられる言葉を残したモンテスキューは、

1689年生れで、1756年に 66歳で没した。

バロック音楽の作曲家 ヨハン セバスティアン バッハ(独)は、
1685年に生まれて、1750年に他界しているので、この二人は、まったくの同時代人。

はたして。

モンテスキューは、バッハの音楽を聴いていたんだろうか?

さて。

モンテスキューは、また、ボルドー(仏)で、ワイン農場を経営していた領主(男爵)であった。

さて、さて。

そのボルドー(人口は松本市とほぼ同じ) を本拠とするサッカーチームが、

FCジロンダン ボルドー

クラブ創設は 1881年。

日本は当時、 時代が明治になって14年目、まだ日清戦争もやっていない頃。

長い歴史の中、

2021/2022シーズンに、20年間とどまったリーグ アン(仏1部リーグ)から降格。

その後 2シーズンを、リーグ ドゥ(2部)で戦っていたけれど、

一向に財政問題(4,000万ユーロ☞ 72億円!!の大赤字)が好転せず、

ついに、昨年7月、ボルドー商業裁判所に破産申請をおこなう。

結局は、仏サッカー連盟の裁定によって、

2024/2025季から、フランス全国選手権2 (4部リーグ相当)に降格となる。

クラブの解散は回避したものの、

プロ球団の看板はおろさざるを得なかった。

フィールドマネジメント(戦績)がどうのこうの以前に、そもそも、

クラブ経営がマトモでないと、企業としての望む地位など得られないのは世界共通のこと。

ネイビーブルー(濃紺)のクラブカラーの地に、

胸元に、キリスト者の衣装(スカプラリオ)を象徴するV字を染め抜いたユニフォーム。

せっかく42,000人収容の専用スタジアムもあるんだから、

いつか、トップリーグに戻ってもらいたいクラブだが、

そのいつかは、何時なのか?

では。